タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2017-11-09 (Thu) 00:01

29年の活躍に終止符!ニセコエクスプレスのラストラン【2】



引き続き函館本線蘭越~札幌間で運行された、ニセコエクスプレスのラストランについて書きましょう。
ニセコ駅で9222D(札幌7:57始発・蘭越行き臨時快速)を見送った後、折り返し列車の9223D(蘭越12:24始発・倶知安行き臨時快速)が入線するまで1時間以上も待つ事に。
せっかくニセコ駅に来たのだからこの店で昼食を取らずにはいられない、という訳で出札窓口の隣にある「茶房ヌプリ」にお邪魔します。
ここのカレーが美味しいんですよね。





中小規模の駅舎に入居する喫茶店・・・というシチュエーションも個人的に大好物です。
インテリアもレトロ調に設えてあり、駅舎の外装とよく調和しています。
結婚してから10年後の1991年に「茶房ヌプリ」を開業し、以来26年に渡りスキーリゾートの玄関口の顔として営業を続けています。
入店時は11時半を廻ったばかり、昼食にはやや早い時間帯だったものですから先客は1組だけ。
しかし注文して暫くすると徐々に客が集まり、11:45頃には満席御礼、コンコースで空席を待つ客も現れるようになりました。
まもなく冬を迎えると更に大賑わい、例年通り大勢の外国人スキーヤーが来訪する事でしょう。

JR北海道 国鉄 ニセコリゾート観光協会 駅ナカ 簡易委託駅
臨時列車 JR北海道 臨時特急 臨時快速 函館本線 山線


今回はベーコンエッグカレーを頂きました。
このお店の自慢である黒々としたほろ苦いカレーソースに、目玉焼きの膜に穴を開けて卵黄を少しずつ流して味変を楽しみます。
自家製ベーコンも良い香りです。


キハ183系5000番台 キハ150系 キハ40系




12時を廻る頃に食事を終え、待合室の「ニセコエクスプレス思い出写真展」を見物。
折りしもUHB(北海道文化放送)の取材陣と鉢合わせしました。
それにしてもこの待合室は暖房が効き過ぎて暑い!
コンコースとは壁一つ隔てただけで別世界です。
去年の秋に来た時もむわっとした熱気でしたが、寒冷地とは無縁な東南アジアなど熱帯気候の国からの観光客に配慮しているのでしょうか?
ならば仕方ないにしても、こんな道民には暑苦しい待合室で次の列車を待つ気にはなれず、しばらく駅前を散策する事にしました。







駅前には12:02、ニセコバスの札幌200か2623(日野レインボーⅡ/2010年式)がやって来ました。
時間帯を見るに小樽線の厚生病院前11:30始発、ニセコ駅前止まりの便ですね。
終点で下車した客は結構多めで、見たところ倶知安市街で用を済ませて帰ってきた地元住民ばかりのようでした。
ニセコバスは白塗りのバンパーが多いイメージですが、黒いバンパーの車両も案外少なくありません。







ニセコ駅の道路向かいには「ニセコ駅前温泉 綺羅の湯」という日帰り入浴施設がありまして・・・







館内では秋の恒例行事「コロボウシとカボチャの物語」に合わせ、ニセコ町中央連合町内会の主催による「黄色かぼちゃ落書きコンテスト」の作品が展示されていました。
多彩なイラストが描かれたカボチャ達を見るのは楽しいですね。
ついでに一風呂浸かりたい気分にもなりましたが、ニセコエクスプレスの再入線まで微妙な空き時間だったので断念。

蒸気機関車
日曹炭鉱天塩砿業所専用鉄道 亀山機関区 JR西日本 関西本線 SL


「綺羅の湯」を出たら再び転車台の9600形9643号機を見物。
サッポロビール園にいた頃は塗装の劣化が目立ちましたが、ニセコに移ってから綺麗に塗り直されました。
ついでにランボードの白線も塗り潰されています。
なお、日曹炭鉱天塩砿業所専用鉄道で運行されていた頃の写真を見てもランボードは白く塗られておらず、どうやらサッポロビール園での静態保存が始まってから白塗りになったようです。





転車台の近くでは何やら建設工事が行われていました。
一体何の施設だろうと気になって覗いていた訳ですが・・・





LEE不動産」と書かれた懸垂幕を見てすぐさま理解。
『財界さっぽろ』や日本経済新聞で建設計画が報じられた「LEE SPACE ニセコ駅前」ですね、これは。
虻田郡倶知安町、虻田郡ニセコ町、磯谷郡蘭越町の3町から成るニセコ観光圏は訪日観光客が年々増加し、地価も15年以上に渡って上昇が続いています。
外国人富裕層をターゲットにした高級ホテルや別荘の建設が進む一方、賃貸物件が少なくホテル・飲食店の従業員が暮らせる住居の不足が深刻化してきました。
虻田郡京極町や余市郡余市町から通勤する従業員が依然として多く、不便を強いられているのだとか。
そこでLEE不動産はニセコ町と連携し、ニセコ駅前で全102戸の従業員用賃貸マンションの建設を進めているのです。
職場の休憩室で読んだ『財界さっぽろ』は確か2017年1月号か2月号でしたが、同誌によると2017年11月にオープンする模様。
ニセコエクスプレスのラストラン当日、建設工事は佳境に入っていたようですね。


キハ183系5000番台


そして12:45、蘭越からニセコエクスプレスが9223Dとして戻ってきました。

【下り9223D 蘭越始発・倶知安行き快速列車】
蘭越12:24始発→昆布12:32着/12:34発→ニセコ12:45着/12:52発→倶知安13:06終着
※全車自由席


ニセコエクスプレス


黄色いニセコ大橋の下を潜り、ニセコ駅2番線に滑り込んでいきます。
橋の上から撮影するファンもチラホラ見られますね。
この時は影に悩まされない程度に曇ってきたので、私も橋に上ろうかなと考えたのですが、9223Dの入線後に列車移動するつもりだったので諦める事に。
橋の上からニセコ駅は徒歩10分、これでは乗り遅れてしまうため無難な道を選びました。


函館本線9223D


ここからは遂にニセコエクスプレスに乗車・・・


助役 倶知安駅 当直助役 駅員


・・・はしません、まだ。
楽しみは最後にとっておき、12:52発の2938D(倶知安12:35始発・長万部行き普通列車)に乗って上り方向へ移動します。
2938Dは1935D(蘭越11:04始発・倶知安行き普通列車)の折り返し列車で、1時間半前にも見たキハ150-13とキハ40-817の2連が1番線に入線しました。





次に向かったのは昆布駅
ここもニセコエクスプレスの停車駅に設定されていたので、撮影してから乗り込もうと考えました。
13:03に到着し、ホームに降りると乗車する客の行列が出来ていました。
登下校の時間帯だとそこそこ乗降があるそうですが、祝日に他所の人間ばかり列を成してワンマン列車に乗り込む光景は滅多に無いでしょう。
それだけニセコエクスプレスのラストランを目当てに来た人が多かった訳ですね。





2938Dは定刻通り13:03に昆布駅を出発しました。





こじんまりした簡易駅舎と近代的な跨線橋のギャップが面白いですね。
山間部のひっそりとした集落という印象の昆布町ですが、国道5号線(羊蹄国道)沿いには銘菓「渓流焼き」を作る和菓子屋「渓流堂」がありますし、駅の北にはスナックもあります。





14:33、定刻より5分遅れで2943D(長万部13:18始発・倶知安行き普通列車)が入線。
これまた乗車の行列が出来ましたが、入れ替わりに下車する客もまた多かったですね。
見たところ降りてきたのは全員、ニセコエクスプレス目当ての同業者。
そのまま昆布駅に留まる人もいれば、駅を出て目的の撮影地へと歩いていく人も。







更に遅延して6分遅れの14:35、キハ150系2連が出発。


函館本線9224D

昆布駅 ニセコエクスプレス キハ183系5000番台 函館本線 山線


そんな訳でニセコエクスプレスも遅延しまして・・・


車掌 ニセコエクスプレス


定刻より4分遅れの14:55、昆布駅に停車しました。

【上り9224D 倶知安始発・蘭越行き快速列車】
倶知安14:19始発→ニセコ14:33着/14:41発→昆布14:51着/14:53発→蘭越15:01終着
※全車自由席





山村の無人駅に降り立ち、ホーム上を注視する車掌。
降りる客は何れも撮影のために一旦下車する人ばかりで、車掌も集札をせず出発の時を待っていました。

私もようやくニセコエクスプレスに乗車し、まずは9224Dの終点である蘭越駅へと向かいました。
14:57に昆布駅を出発。
次回に続きます。


※写真は全て2017年11月3日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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最終更新日 : 2019-07-02

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