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2017-08-12 (Sat) 06:00

2017/7山陽旅行【7】 長門本山から防府へ、宿を目指して移動



長門本山駅で20分間の停車を経て、折り返し本線直通の1240M(長門本山18:37始発・宇部新川行き普通列車)に充当されるクモハ123-5。
前々回の記事でも書きましたが下関総合車両所運用検修センターには5両の123系が在籍しており、そのうちクモハ123-2~クモハ123-4の3両は可部線で使われていました。
このクモハ123-5とクモハ123-6の2両はクモニ143-7・クモニ143-8の2両を改造したもので、1987年に103系とバトンタッチして阪和線羽衣支線へ投入されました。
暫くは羽衣支線を走り続けましたが1995年、宇野線茶屋町~宇野間で使用されていたクモハ84形を置き換えるべく岡山電車区に転属し、羽衣支線には再び103系が充当される事になりました。
更に2002年には下関地域鉄道部下関車両管理室(現・下関総合車両所運用検修センター)に転属し、以降は宇部線・小野田線で運行されています。
元可部線の3両とは見た目が異なり、内傾式の側面窓と片開きドアを持つ元可部線車に対し、元阪和線車は2段上下式の側面窓と両開きドアを有しています。
更に言えばドアの配置も、元可部線車は乗務員室の傍にありますが、元阪和線車は乗務員室から大きく離れています。
側面方向幕は元阪和線車に装備されておらず、代わりに前面種別幕を行先表示器として使っています。

JR西日本 国鉄 宇部線 小野田線 本山支線 山陽本線
JR西日本 国鉄 宇部線 小野田線 本山支線 山陽本線


車内の様子。
座席配置はオールロングシートで、優先席を除き薄茶色のモケットを使用しています。
2ドア車だからロングシートが非常に長いですね・・・まるで711系モハ711-112や札沼線キハ40系330番台のよう。
全体的な配色は105系広セキ車と似ていますね。





乗務員室仕切り。
113系や115系の如く、運転士側は助士側に比べて大きく客室側に突き出しており、小さな窓も付いています。
宇部新川方は手前に優先席を設けています。
モケットはもちろん、JR西日本特有のカラフルな柄です。
105系広セキ車(ワンマン対応車)は乗務員室から乗降口手前まで、ラッチのような柵を増設してその先端に運賃箱を設けていますが、123系は控えめ。
運賃箱の隣には整理券発行機も設置されています。
しかし乗降口から離れているので、無人駅では乗降ともに面倒くさそうな配置ですね。
運転士の目を盗んで無賃下車する輩もいそう・・・。
山口乗務員センターがワンマン列車に車掌の特改行路を設けているのも頷けます。





縦軸式の運転台。
左手には自動放送装置や運賃箱音声スイッチ、戸閉メ選択スイッチ(併結時の開閉を自車のみとするか編成全車とするか切り替える)といったワンマン機器が設置されています。
右手には広セキ車にしては珍しく、受話器型の車内放送装置を残しています。
広セキの国鉄型車両は大抵、この受話器を乗務員間連絡用の車内電話に交換しており、運転士側・車掌側の背面に車内放送マイクを増設しているんですよね。

ここからは今日の宿泊先である防府に向けて、新山口経由で移動します。
折り返し列車に乗車したのは私を含めて8人。
見るからに全員が鉄道ファンでありました。
途中、浜河内駅で1人乗車。
あら、1325M(雀田18:12始発・長門本山行き普通列車)に乗っていた同業者だ!
そうか、長門本山駅から歩いてきたんですね。
浜河内~長門本山間は徒歩14分で移動できる距離。
それなら俺も歩いて浜河内駅を訪問しとけば良かったなあ、と少し後悔しました。





18:42、雀田駅の0番線に戻って参りました。
ここで1240Mは49分間も停車する事に。
すると同業者達はぞくぞくと1番線へ移動していき、車内に残る乗客は0になりました。
何故なら18:48発の1238M(小野田18:33始発・新山口行き普通列車)が先行するからです。
もちろん私も1238Mに乗り換えるべく1240Mから降ります。
入れ替わりに地元の客が1240Mに乗り込んでいきました。
こんな長時間の停車になるにも拘らず乗車したのは、1238Mの混雑を敬遠しての事でしょう。
しかし流石に49分間は長すぎるな!
せっかちな私には「1240Mの発車を待ち続ける」という選択肢はありませんでした。





18:48、乗り換え列車の1238Mが入線しました。
充当車両は元宇部線のクモハ123-2。
せっかくなので123系のツーショットを仕掛けました。





「小野田線・宇部線経由 新山口」の方向幕。
本山支線を含め上下合わせて1日26本が走る小野田線において、宇部線新山口~宇部新川間を走る列車は1238Mただ1本となっています。
この方向幕を見られるのはなかなか貴重です。

車内は結構な混雑で立ちんぼの客も多く見られました。
客層は部活帰りの高校生が多め。
私も座席にありつく事は出来ず、終点の新山口駅まで1時間4分もの間、最後尾の乗務員室手前に立ち続けるはめに。





昼間は水面が高かった厚東川ですが、夕方になると見事な引き潮に。





周防灘も引き潮でありました。





立ちんぼの長丁場を耐えて19:52、終点の新山口駅に到着しました。





混み合わないうちに大急ぎで車内を撮影。
元可部線車の座席はバケットシートになっており、袖仕切りも設置されています。
荷棚は元阪和線車の網棚に対し、こちらはパイプ。
スタンションポールも直線的で、元阪和線車との違いが明白です。





乗務員室仕切りも見事に違います。
運転士側には大きな仕切り窓を設けていますが、鏡の如き光沢を帯びており近づかないと乗務員室の様子が見えません。





これは日没前に撮った写真ですが、運転台はこんな感じです。
やはり左手には自動放送装置、運賃箱音声スイッチ、戸閉メ選択スイッチ(併結時の開閉を自車のみとするか編成全車とするか切り替える)等のワンマン機器を設けています。
右上にはチラっと黒い受話器が見えます。
先述した広セキの113系・115系などが導入している車内電話に似ていますが、他に放送装置が見られない様子からして、おそらくこれは車内放送にも使える物でしょう。
なお、左下に見えるマイクは列車無線です。





これにて小野田線・宇部線の乗り回しは終了。
防府駅に向かう前に一旦改札口を出て、新山口駅南口で晩飯を取ります。





夜の南北自由通路
昼間は薄暗かった垂直庭園は一転、煌々とした照明で眩し過ぎるほどにライトアップされていました。





新幹線駅舎1階の商業施設「アイスタ新山口」に入居している居酒屋「三代目網元 魚鮮水産 アイスタ新山口店」へ。





旅先では地場の物が食べたいので、「山口名物」の表記に釣られて店内に。


のどぐろ


まずはビール片手に地元・山口県で獲れた地ダコノドグロ(アカムツ)の刺身を頂きました。
地ダコは固めの食感ですが、噛めば噛むほど甘味が出て良いですね。
ノドグロは新潟でも水揚げされている魚ですが、不肖この私、新潟に住んでいたのに実際に食べるのはこれが初めてでした。
脂がよく乗っており、とろけるような柔らかさ!
しかも芳醇な香り高さでクセが全くない!
こんなに美味しい白身魚は今まで食べた事がないですね。
これまた地元・山口県の「いちまる醤油」が手がけた甘い刺身醤油とよくマッチします。
そういえば山口は再仕込み醤油の本場でしたね。





〆鯖の棒寿司も美味しく頂きました。
カラシを付けて食べるのもオツなものです。





食後はまっすぐにホームへ。
4番線の電光掲示板は「通過 21:03」と表示していました。
ちゃんと通過列車の時刻を表示してもらえるのは有り難いですよね。
JR北海道ではこんな対応はしていません。





通過したのは1064レ(福岡貨物ターミナル16:57始発・名古屋貨物ターミナル行き貨物列車)。
EF210形の牽引でしたが車番はよく分からず。





1064レの通過後、電光掲示板は5番線を指し「普通 2両 21:15 岩国」と表示。
これが防府駅までの移動に使う3366M(新山口21:15始発・岩国行き普通列車)です。







3366Mが入線するまでの間、真向かいの6番線に停車中の3361M(岩国18:48始発・下関行き普通列車)を撮影して過ごします。
充当車両は115系広セキN-01編成でした。





21:07、3366Mに充当される2両固定編成の115系広セキT-13編成が入線。
新山口周辺で3ドアの115系に出くわすのはあまり無い事かも。





しかもこの編成の面白いところは、前後で顔立ちが違うという事。
下関方のクモハ114-1625は先頭車化改造車で、115系にあるまじき平たい顔をしています。

閑散時間帯に合わせて2連にしているのかと思いきや、車内は帰宅する会社員を中心に結構な乗車率。
定刻どおり21:15に新山口駅を出発し、暫く走ると灯りの少ない暗闇の中に身を投じていきます。
佐波川を越えると防府の住宅街に入ります。





21:31、防府(ほうふ)駅で下車。
乗客がぞろぞろと降りていきます。







高架化されている防府駅。
改札口前には「Welcome to Hofu, city of Good Fortune」と書かれた濃いピンクの看板が掲げられています。

この日の宿はインターネットカフェのコミックバスター防府店。
しかし、いざ店舗に着くと何だか暗い。
これはおかしいと思いつつ玄関の貼り紙を見ると、「2017年7月13日で閉店しました」とあり驚愕!
まさか旅立つ2日前に閉店していようとは・・・。
すぐ近くには快活CLUB防府店があるものの、こちらは事前調査でシャワーが無い事が分かっていたため泊まる気にはならず。
仕方ない、多少高くつくがホテルを探そう・・・と県道187号線を東へ移動。
まずはアパホテルに飛び込むも、ロビーに中国人の集団がいる様子からお察しの状況。
それでもフロントに尋ねてみると、やはり満室でありました。
しかし諦めては宿無しになってしまうため、更に東へ移動しホテルサン防府へ。
恐る恐る「泊まりたい」と告げると・・・空室がありました!
フロントの方から「暑かったでしょう。宜しければミネラルウォーターをどうぞ」と嬉しい心遣いも頂き、一安心して部屋に入るのでした。


これにて1日目は終了です。
徳山まで行けばネカフェにありつけただろうに・・・と思われるかも知れませんが、実はある物が目的で防府に泊まりたかったのです。
それは一体何なのか、次回記事で明かしましょう。


※写真は全て2017年7月15日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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最終更新日 : 2019-07-02

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