タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2017-06-03 (Sat) 23:56

函館本線苗穂駅の移転工事現場を見る



私事ですが今月で人事異動になりまして、今までのシフト制勤務から土日祝定休の平日勤務に変わりました。
とはいえ勤務地は札幌市内のままですし、年間の休日日数も変わりません。
ただ、個人的には平日に休みがある方がありがたくはありますけどね。
土日祝だと観光地は混雑するわ、ホテルによっては宿泊代が跳ね上がるわで旅行をする分には大変だったりします。
それにローカル線の通勤通学輸送を味わえなくなるという寂しさもありますね・・・根室本線などで実施されている車掌の補助乗務も当分は見れないでしょう。
まあ趣味は二の次ですから、これからも仕事を精一杯頑張っていきましょう。

さて、今日は久々に苗穂工場構内の北海道鉄道技術館に行ってきました。
最寄りの苗穂駅は2018年度に札幌方へ約300m移転する事が決まっており、せっかくなので移転工事の現場も覗いてみる事に。
苗穂駅周辺の再開発構想は15年以上前からあったそうで、「札幌LRTの会」の編著による書籍『札幌市電が走った街 今昔』(2003年/JTB)では苗穂工場の移転を含めた計画について少し触れられています。
現在の駅舎は1935年10月に改築された木造の平屋で、その手前に札幌市電苗穂線の終点・苗穂駅前電停が設けられていました。
長年に渡って地域と共に歩んできたこの駅舎も、そろそろ役目を終えるのだと実感し哀しくなりますね。

JR北海道 国鉄 札幌市交通局 路面電車 千歳線 函館本線
JR北海道 国鉄 札幌市交通局 路面電車 千歳線 函館本線


市電苗穂線の廃線跡である北3条通を歩き、木造駅舎の西方にある工事現場へ。
以前はこの場所に北海道日立の本社事務所があったのですが、苗穂駅の移転工事に伴い社屋が解体され、北海道ガスの天然ガススタンドがある北5条東5丁目に2016年2月付で移転しました。
北海道日立本社跡地の脇には道路があり、函館本線を跨ぐ歩道橋に通じていましたが現在はご覧の通り封鎖されてしまいました。
その手前には「歩道橋へ行く方は西側の入口をご利用ください」と明記された看板が立っています。





北3条通に面して立てられている「苗穂駅移転橋上化4(自由通路橋脚建方他)」の工事標識。
キハ281系の写真が貼られていますね。
この工事標識によると橋脚は2017年7月20日の竣工になる予定で、その後に橋梁や駅舎を建設していくようです。
施工管理はJR北海道の子会社であるジェイアール北海道エンジニアリングが担当し、実際の施工は札建工業と伊藤組土建の2社から成る「札建・伊藤苗穂駅移転橋上化工事JV」が担っています。
札建工業は青函トンネルの建設や北海道新幹線の軌道敷設・レール面整正に携わり、伊藤組土建も札幌駅の4代目駅舎建設や高架化工事に携わるなど、北海道の鉄道史に重要な足跡を残してきました。





青い掲示板に貼られた建設業許可票の数々。
右の「労災保険関係成立票」を見ると、事業の期間は「自平成28年9月21日 至平成29年3月14日」とあります。
少なくとも2017年3月15日以降に橋上駅舎の共用が開始するようです。





工事現場は結構広め。
駅前ロータリーも整備するんでしょうね。





単管バリケードは何とガチャピン。
本当にガチャピンは仕事を選ばないなあw
スキージャンプとかにチャレンジしていた頃が懐かしいです。





バリケードの向こう、歩道橋の隣には建設中の橋脚が。
新駅舎は白石駅のように自由通路を兼ねるので、供用開始の暁には従来の歩道橋も役目を終えるでしょうね。





更に西へ進み北海道中央バスの北3条東10丁目停留所に至ると、工事に伴い移設された歩道橋の入口があります。





新設された歩行者専用道路は一時的な措置によるものでありながら、ご丁寧にアスファルト舗装が為されています。
左右の柵は何処かから流用された中古品らしく、大分錆び付き塗装が剥げています。







途中、駅舎の建設現場から線路まで鉄板が敷かれている箇所がありました。
鉄板の上にはゲートが設けられており、どうやらプラットホームの建設などに用いる資材を運搬する作業通路のようです。





少し歩くと歩道橋が近づいてきました。





元々は真っ直ぐに線路を跨いでいた歩道橋ですが、苗穂駅の移転工事に伴い南側の階段が付け替えられました。





上ってみるとこんな感じです。
なんだかすっきりしないですよね。





しかも階段前に置かれた注意書きによると、6月17日にも再び階段を付け替えるそうです。
工事中は0:30~5:30に通行止めとなる予定ですが、その時間帯だと通行人は滅多にいないでしょうね。





歩道橋の手前から新駅舎の橋脚を眺めます。
橋脚が完成する予定の7月20日にもまた足を運んでみたいですね。







歩道橋から苗穂駅南口(仮)を俯瞰してみます。
こうして見るとだだっ広さがよく分かりますね。
流石は北海道日立の本社が所在しただけの事はあります。





一方、歩道の北側は階段が付け替わっていません。





北側にも但し書きや建設業許可票が設置されており、こちらには下請けのとび土工業者の許可票が多数掲示されています。





解体が進行しているJR北海道社員研修センター(旧・北海道鉄道学園)を歩道橋から俯瞰します。
以前は天心寮やテニスコートも併設されていましたが、跡形も無くなりました。
に残る社屋(校舎?)も近いうちに消滅するでしょう。
札幌市役所の「JR苗穂駅周辺地区まちづくりガイドライン」によると、苗穂駅北口は研修センターの跡地に設けられる訳ですが南側と比べても広すぎますね。
余った土地はマンション建設にでも活用するのでしょうか?
何はともあれ、新駅舎の完成によって線路北側からの鉄道利用が便利になる事は間違いありません。
北側にはアリオ札幌もありますから、買物客のアクセスも容易になりますね。







町の発展と引き換えに姿を消す事になるJR北海道社員研修センター。
残された社屋も既に解体が始まっています。





そんな研修センターを尻目に苗穂駅北口の開発を担うショベルカー。
E5系・H5系新幹線の如き青緑色のボディです。


※写真は全て2017年6月3日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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最終更新日 : 2019-07-02

No title * by らんちゃん
デナさん、こんにちは😄

ああ、苗穂のあの階段の降り口にあったテニスコートも、亡き物となったのですね。撮りに行った時、使っていた人がいました。

工事中ガチャピン、初見です・・・。

No title * by 札学鉄研OB会
>らんちゃんさん

JR北海道にもテニス部があり、研修センターのテニスコートは練習に活用されていたようですね。
私もたまに通りかかるとテニスに興じる社員の姿を見ましたが、あの光景も見られなくなってしまい寂しいものです。

ガチャピンは気になって「モノタロウ」を見たのですが、通販には出回っていないようですね。
大学時代にカエルやウサギ、タヌキ等を象った単管バリケードを初めて見た時は驚いたものですが、今ではキャラ物も増えてきていますね。
ムックのバリケードもデビューしているそうですよw

(叡電デナ22@札幌市在住)

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No title

デナさん、こんにちは😄

ああ、苗穂のあの階段の降り口にあったテニスコートも、亡き物となったのですね。撮りに行った時、使っていた人がいました。

工事中ガチャピン、初見です・・・。
2017-06-05-16:32 * らんちゃん [ 編集 * 投稿 ]

No title

>らんちゃんさん

JR北海道にもテニス部があり、研修センターのテニスコートは練習に活用されていたようですね。
私もたまに通りかかるとテニスに興じる社員の姿を見ましたが、あの光景も見られなくなってしまい寂しいものです。

ガチャピンは気になって「モノタロウ」を見たのですが、通販には出回っていないようですね。
大学時代にカエルやウサギ、タヌキ等を象った単管バリケードを初めて見た時は驚いたものですが、今ではキャラ物も増えてきていますね。
ムックのバリケードもデビューしているそうですよw

(叡電デナ22@札幌市在住)
2017-06-06-23:12 * 札学鉄研OB会 [ 編集 * 投稿 ]