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2017-03-15 (Wed) 22:12

ライラック、サロベツ、大雪・・・改正後の道北特急を撮る【3】



新旭川駅、旭川四条駅での撮影を経て戻ってきた旭川駅
3番線に停車中の特急大雪1号を撮影していると、向かいの4番線に下り3013M(札幌11:00始発・旭川行き特急ライラック13号)が入線。
まずはホーム前方で待機していた運転士と絡めて撮影してみました。





続いて対岸の5番線からも789系基本番台6連を撮影。
清掃・点検を終えた後、折り返し列車の上り3024M(旭川13:00始発・札幌行き特急ライラック24号)として運行されます。
乗客の下車が済んだ後はドア点検が実施され、線路側のドアが開け放たれました。





青函時代は幕式だったヘッドマークですが、札幌運転所への転属に伴いフルカラーLEDに変更されました。
花びらの薄紫色が鮮明に表現されていますね。
そういえばキハ261系1000番台も最近になって、一部編成がフルカラーLED化されました。
そちらの現物は未確認ですが近々、見る機会があるかも知れません。

JR北海道 国鉄 宗谷本線 石北本線 函館本線
JR北海道 国鉄 宗谷本線 石北本線 函館本線


一方、側面方向幕は3色LEDのまま。
しかもライラックの運行開始から早々にバグっているというw
キハ281系も側面方向幕がフルカラーLED化されたのだから、789系0番台もフルカラーにすれば良いのに・・・。
それだけ予算が無いという事なんでしょうけどね。

JR北海道 国鉄 宗谷本線 石北本線 函館本線 特急カムイ
JR北海道 国鉄 宗谷本線 石北本線 函館本線 特急カムイ


せっかくなのでキハ183系と789系0番台のツーショットも。





ライラック13号から大雪1号への乗り換え時間は16分。
車内販売が実施されていないため、ホーム上のキヨスクで買い物をする乗換え客も少なからず見受けられます。
そうした便宜を考えると妥当な時間設定かも知れませんね。
特急大雪1号は定刻どおり12:41に旭川駅を出発しました。





特急ライラック24号も定刻どおり13:00に発車しました。





13:10、旭川運転所から3番線にキハ261系基本番台4連が入線。
下り61D(旭川13:35始発・稚内行き特急サロベツ1号)に充当される車両ですね。





到着して早々、作業着姿の輸送係駅員が運転士に、宗谷本線永山~南稚内間の特殊自動閉塞(電子符号照査式)で使用するRPCアンテナの車載器を渡しました。





新生サロベツのヘッドマークは、何と特急宗谷の物と全く同じ絵柄!
前々回の記事でも触れましたが、このヘッドマークは特急スーパー宗谷のイラストから列車愛称を省いただけという代物ですね。
列車愛称を記さない事によって、まさか2つの列車に使い回せるようにしてあるとは・・・。
色鮮やかなエゾカンゾウと利尻富士を描いた、キハ183系時代のヘッドマークを継承しなかったのが何とも残念。
宗谷本線とは無縁なキハ261系1000番台だって、キハ183系と同じサロベツのヘッドマークを装備しているのに。

ちなみに目撃情報によると、この新生サロベツのヘッドマークを左右逆転にした幕も存在するようですね。
でも逆転したら利尻島と礼文島の位置が、実際の地理にそぐわない・・・。
ついでに言うとサロマ湖の位置まで鏡写しになってしまいますねw





ヘッドマークを見るだけでは特急サロベツという実感がイマイチ湧かないので、ホーム上の電光掲示板と一緒にキハ261系を撮影。





定刻より3分遅れの13:28、向かいの4番線に下り3015M(札幌12:00始発・旭川行き特急ライラック15号)が入線。
ホーム上は再び対面乗り換えで賑わいます。





ダイヤ改正前は見られなかった、キハ261系0番台と789系0番台の顔合わせ。





ライラック15号の遅延に係らず、特急サロベツは定刻通りの発車となります。
発車1分前の13:34、3番線の出発反応標識(レピーター)が点灯しました。
「宗谷線出発現示よし!」





車掌が滞りなく閉扉を終えました。
「車側灯(しゃがわとう)滅灯、よし!」

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13:35、特急サロベツ1号は稚内を目指し去っていきました。





ホームには789系0番台が残された状態に。
こちらの6連は折り返し3026M(旭川14:00始発・札幌行き特急ライラック26号)に充当されます。





次のお目当ては特急カムイですが、ここで一旦昼食へ。
駅舎と連絡しているイオンモール旭川駅前の1階フードコートにて、ペッパーランチの行列に並んで「お肉たっぷりビーフペッパーライス」の大盛りと「サラダ&ドリンクセット」を注文。
ペッパーランチなんて久々だなあ。
都内在住の頃は秋葉原店や錦糸町南口店によく通ったものでした。
お隣の青森県でも2店舗あるのに、北海道だとこの1店舗しか無いんですよね・・・。
一応、同じペッパーフードサービスが運営する「いきなり!ステーキ」なら札幌市内にありますけど、なかなか価格が高いもので気軽に行ける感じではないですね。
熱々の鉄板に盛られた牛肉とご飯をガッツリ平らげました。





昼食を終えて旭川駅に戻ると、3番線・4番線の発車時刻案内が特急カムイだらけに。





3番線には見慣れた白銀ボディが停車中。
上り2028M(旭川14:30始発・札幌行き特急カムイ28号)に充当される789系1000番台ですね。
6連のライラックが運行を開始した一方、こちらは相変わらずグリーン車なしの5連で運転されています。





ヘッドマークはご覧の通り、ダイヤ改正前のスーパーカムイから“スーパー”の2文字を抜き取っただけ。
それだけなら大して変わり映えしないように思えますが、いくら時間が経っても表示が変わる気配がありません。
スーパーカムイ時代は「日本語表記→英語表記→JRマーク」の順に交互に表示されていたんですけどね。





14:25には4番線に2017M(札幌13:00始発・特急カムイ17号)が入線し、789系1000番台同士が並びました。
カムイとは「神」を意味するアイヌ語ですから、「スーパーカムイは和訳すると“超神”、何だか中二病っぽい列車愛称だよなあ」と鉄研関係者の間で話し合ったものですw
そんなスーパーカムイはライラックとスーパーホワイトアローを統合するかたちでデビューし、2017年3月4日のダイヤ改正に伴い9年半の歴史を閉じる事になりました。
ついでにJR北海道ではL特急の呼称も消滅しています。





特急カムイのツーショットを撮っていると、7番線にラッセル車(DE15形2511号機)がやって来ました。
ホームの手前で停車したので、すぐさま移動してこちらも撮影。
降りてくる運転士がRPCアンテナの車載器を持っているだけで、宗谷本線永山以北で除雪をしてきた事が窺えますね。





運転士が反対側の運転台に乗り込んでからも、ラッセル車は暫く停車したままでした。





その後は2336M(旭川16:12始発・岩見沢行き普通列車)、3238M(岩見沢18:05始発・手稲行き区間快速いしかりライナー)と乗り継いで札幌に帰りました。
充当車両は2336Mが721系F-3020編成、3238Mが733系B-111編成でした。


※写真は全て2017年3月10日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)

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最終更新日 : 2019-07-02

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