タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › 交通ニュース(非実地活動) › 相鉄から遂に白服が消滅 2016年11月の制服リニューアルで
2016-09-30 (Fri) 14:18

相鉄から遂に白服が消滅 2016年11月の制服リニューアルで



2017年12月に創立100周年を迎え、JR横須賀線・湘南新宿ライン、東急東横線との相互直通運転による東京都心乗り入れを予定している相模鉄道。
この節目に相鉄グループでは、ブランドイメージと認知度の向上を図る「デザインブランドアッププロジェクト」を推進しています。
プロジェクトの取り組みは2015年11月から開始されており、ネイビーブルーのメタリック塗装となった9000系はイメージ刷新の象徴として、沿線住民や鉄道ファンに特に大きな衝撃を与えました。
一方、駅舎はグレーを基調とした新デザインへの更新が進められており、既に平沼橋駅がモデル駅として着工済み、続いて和田町駅も工事が進行している状況のようです。
駅舎に隣接する商業施設についても、順次リニューアルが為される事になります。

もちろん、これだけ大掛かりなプロジェクトですから、制服のデザインもリニューアルされます。
従来の制服は1987年に導入されてから30年近く使用されてきた物で、紫がかった青色の接客制服が個性的。
ただし、駅長や電車区・車掌区の区長、助役といった管理職用については、夏服に限り白を基調としています。
グループ会社の相鉄バスについても、ほぼ同様の制服を使用してきました。

新制服のデザインは「くまモン」の生みの親として知られ、「デザインブランドアッププロジェクト」の総合監修を務める水野学さんと、数多くの広告・雑誌・映画・演劇などの衣装を手がけるスタイリストの伊賀大介さんが担当。
既に2016年3月10日に新デザインの9000系と共にお披露目された新型接客制服は、従来の明るい青とは打って変わり、落ち着いた濃紺となりました。
しかし、この時点では具体的なプレスリリースが公開されておらず、モデルが着用していた制帽も金線が1本入っているものの説明が無く、ヒラが被るのか助役が被るのかさえよく分かりませんでした。
JR東日本やJR東海、琴電のようにヒラの制帽に金線が入る会社もありますからね。

正式なプレスリリースが出たのはつい昨日、2016年9月29日。
新制服は2016年11月1日の導入を予定しており、相鉄バスについても同様に制服がリニューアルされる事になります。
本文中にはデザインコンセプトに関する説明があり、「横浜をイメージし、清潔感があり普遍的で流行に左右されることがない濃紺色をベースに、お客様に安心と信頼を感じていただけるデザイン」としています。
掲載されている写真によると、平社員は男女ともに2つボタンのシングルスーツで、駅長・所長などの管理職は4つボタンのダブルスーツとしています。
袖のボタンは廃して代わりに金線を付けており、役職によって金線の本数は代わるようです。
平社員の制帽に金線が付くのか気になりますが、写真ではアゴ紐で隠れている可能性があるため、導入後に確認する必要がありそうです。
ただ、3月のお披露目でモデルが着用していたジャケットは袖の金線が1本だったので、ヒラの制帽は金線1本入りの可能性が高いですね。

そして、気になるのは夏服。
お披露目会は開催された時期が時期だったため、冬服しか公開されませんでした。
足掛け半年でようやく夏服も発表された訳です。
新型の男性用盛夏シャツを見ると、このご時勢に珍しく肩章を付けています。
肩章は分割民営化から1年後の1988年、JR各社がこぞって盛夏シャツのアクセントとして導入しており、それが民鉄にも波及した時期がありました。
それこそ、JR北海道や京王電鉄はジャケットにも肩章を付けていましたね。
2000年代以降の制服リニューアルで、各社に波及していた肩章は次々と消滅していったのですが、此度の相鉄はやや旧世代に回帰するかたちになっています。
相鉄で新たに導入する肩章はジャケットの袖帯と同様、役職によって装飾が異なるようです。
肩章で階級を示すとは、まるで軍服ですね・・・先述した各鉄道会社の肩章では役職までは示されていませんでした。
女性用盛夏シャツについてはベストを羽織っているので分かりませんが、男性用と同様に肩章が付いているのかも知れません。

しかし、駅長の夏服を見ると・・・盛夏シャツはともかくとして、制帽・ズボンは平社員と同じ紺色。
これはつまり、新制服では管理職用の白服が継承されない事を表しています。
青い制服を導入する前から相鉄に存在していた白い盛夏服。
新デザインの白服がどのような物になるか、期待を寄せていただけに残念でなりません。
思えば最近は、白に限らず明るい色は汚れが目立つ事から、制服への使用を避けている鉄道会社が多いですよね。
同じ神奈川県内の京急は既に駅長用の白服が全廃されていますし。
東京臨海高速鉄道りんかい線でも、開業当初から使用してきたライトグレーの制服を紺色の新デザインに一新しています。
JR西日本も一昔前は全運輸系社員の夏服がクリーム色だったのですが、現行制服では駅長であろうと年中真っ黒。
JR東日本やJR四国は在来線のカレチ用白服が廃止されて久しいですし、駅長の白服も夏服として着用される事はなく、イベント時のみ着用する礼服と化しています。
相鉄の夏服期間は10月31日までだった筈なので、今年の10月は白服が見られる最後のチャンス。
皆さんも駅や電車の車内で、白服姿の管理職を探してみて下さい。


《外部リンク》


※写真は2013年5月4日、相模鉄道本線かしわ台駅にて撮影
   部下の運転士と共に歩くかしわ台電車区の区長
相鉄 相模鉄道 京王電鉄 JR西日本 JR四国 JR東日本 JR北海道 京急 京浜急行電鉄
相鉄 相模鉄道 京王電鉄 JR西日本 JR四国 JR東日本 JR北海道 京急 京浜急行電鉄
(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)

http://images.tetsudo.com/banner/banner_88_31_2.png 鉄道コムのブログランキングに参加中!バナーのクリックをお願い致します。
スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-07-02

Comment







管理者にだけ表示を許可