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2016-09-26 (Mon) 21:57

苗穂工場一般公開 2016年9月24日【3】



敷地内の北海道鉄道技術館前では、今年もC62形3号機を連結した体験乗車が催されました。
一応は「C62-3 牽引運転」と銘打たれたイベントではありますが、技術館前で静態保存されているシロクニが自走できる訳もなく、実際は構内入換用の黄釜が牽引しています。
しかも急行はまなすの引退により14系客車が廃車された現在、客車として連結されるのはJR北海道色のキハ40系。
尚更、一般公開に通い慣れたファンの中からは「乗るよりも外で見た方が楽しい」と言われるようになってしまいました。
体験乗車の列に並んで待つ来場者も、見るからに非鉄といった感じの家族連ればかりです。
そんな3両編成が陸橋の手前から折り返し、ゆっくりと技術館前に折り返してくる様子を撮影。

JR北海道 国鉄 JR貨物
JR北海道 国鉄 JR貨物


中間の気動車は苫小牧運転所に所属するキハ40-1705。
休憩所として開放されていたキハ40-1787もそうですが、苗穂工場に検査入場したついでに一般公開に借り出されたのでしょう。

JR北海道 国鉄 JR貨物 浜松工場 JR東海
JR北海道 国鉄 JR貨物 浜松工場 JR東海


先頭の黄釜はDE15形2516号機でした。





鉄道技術館前の留置線には、去年も見られたDD51形1150号機とDE10形1125号機が留置されていました。
廃車されてから1年以上も重連を組んだままのようですが、留置場所は北側に遠ざかっています。

JR北海道 国鉄 JR貨物 浜松工場 JR東海
JR北海道 国鉄 JR貨物 浜松工場 JR東海


JR貨物色のDD51形1150号機。
北海道内で最後まで活躍したJR貨物のDD51形でした。
最後は札幌貨物ターミナルでの入換作業に使用され、2014年11月を以って廃車されています。





共に重連を組んでいるDE10形1125号機。
JR東日本の宇都宮運転所からJR貨物の鷲別機関区に転属した変り種で、旋回窓が無く、ワイパーを付けた前面窓が如何にも本州の車両といった感じです。
2014年8月の鷲別機関区廃止に伴い役目を終え、以降は苗穂工場に留置されたままとなっています。





苗穂工場の敷地内にあるJR貨物苗穂車両所の機関車検修場(赤レンガ)では、去年に続いて今年も札幌貨物ターミナルのHD300形503号機が展示されました。





ハイブリッド機関車はボンネットの蓋が開けられ、内部の様子が見られるようになっていました。





機関車検修場の中に入ります。
苗穂工場では分割民営化に伴い機関車職場がJR貨物に継承されており、JR北海道が所有している機関車についてもJR貨物が解体、艤装、整備の一部、出場検査を請け負っています。





この時まさにJR北海道の機関車が入場している最中で、DE15形1524号機が展示されていました。
旭川運転所の所属で現在は主に、冬場にラッセル車を連結して除雪作業に充当されています。





JR貨物のDF200形2両も入場していました。





更に奥へ進むと、ラッセル車2両の姿も見られました。
ラッセル車は毎年、同じ場所に置かれていますね。





ラッセル車の真向かいには2016年9月12日に苗穂工場へ陸送されてきた、釧路運輸車両所のC11形171号機が置かれていました。
「SL冬の湿原号」の運行開始に向けた検査が実施されています。





機関車検修場に掲示されている安全標語。
「労働災害防止 触車、感電、墜落、交通の重大な労働災害の絶滅」、「運転事故防止 列車事故、物損事故、インシデント、6つの特定事故の絶滅」との2文が記されています。
このうち「6つの特定事故」についてはJR貨物が毎年編纂している安全報告書に具体的な記載があり、居眠り運転、信号違反、手ブレーキ扱い不良、軸受発熱故障、コンテナ開扉、危険品漏洩を指しています。





こちらはJR北海道の組立科第1旅客車検修場の真向かいにあるトラバーサー。
国鉄浜松工場で1969年5月に製造されたものです。
苗穂工場には第1旅客車検修場を挟んで2台のトラバーサーがあり、案内図によると西側はトラバーサーA、東側はトラバーサーBと呼ばれているようです。
トラバーサーAについては2016年9月時点で使用休止の札が出されていました。





トラバーサーの近くに掲示されている「はっきり しっかり 合図・確認」の垂れ幕。





トラバーサーの南側には山小屋のような建物があります。
「○○科××検修場」といった名称の札も特にありません。





テープ越しに中を覗いてみると、どうやらドアの点検を行う作業場のようです。
乗降口ドアや乗務員室扉が手前に置かれており、乗務員室扉は落とし窓が全て開けられた状態になっていました。
観察していると背後から人当たりの良さそうな初老の検修員さんが現れ、軽く会釈して室内に入っていきました。





乗降口ドアの窓にはマジックペンで、「下レール座・ステップ間シール不良」「戸・下レール案内マモウ」「ステップスベリ止メマモウ」等と所見が明記され、さながらドアのカルテです。
そして窓のてっぺんに大きく「エンキリ」と書かれているのですが、この語感から個人的に思い浮かんだ単語は「縁切り」。
「点検して不具合のあった箇所は廃棄して、予備品に交換する」という意味でしょうか?


ドアの点検作業場を見た後も構内を探検します。
次回に続きます。


※写真は全て2016年9月24日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)

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最終更新日 : 2019-07-02

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