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2016-09-17 (Sat) 05:47

石北本線愛し野駅 高校生で溢れ返る単式ホームと「東武」の屋号



オホーツク管内は北見市端野町三区にある、JR北海道の愛し野駅。
周辺は住宅地と畑が広がっているほか、サッポロウエシマコーヒー北見支店、北見ヤクルト販売、カナモト(建機リース業)北見営業所などの企業も点在しています。
北見市中心部は普通列車で7分と近く、駅前を国道39号線(北見国道)が通る事もあって利便性は高めです。
愛し野駅は国鉄末期の1986年11月、臨時乗降場として開業しました。
当時、端野町三区の宅地化が進められていた事から、住民の交通手段を確保するべく新駅が設置されたようです。
1987年4月の分割民営化に伴い駅に昇格しました。
開業から一貫して無人駅で、1面1線の単式ホームを有しています。
ホームの有効長は20m車4両分です。
停車する列車は普通列車のみで、特急オホーツクと特別快速きたみは通過します。

JR北海道 国鉄 東武鉄道
JR北海道 国鉄 東武鉄道


「愛し野」の駅名ですが地名との直接的な関係はなく、駅周辺に広がるニュータウンの愛称という訳でもありません。
一般公募で旧端野町役場に寄せられた命名案が由来だと聞いた事がありますが、詳細は不明です。

JR北海道 国鉄 東武鉄道
JR北海道 国鉄 東武鉄道


ホーム通用口の近くには、小さなログハウス駅舎が建っています。
ノッチには「白線までさがってお待ち下さい。」と青文字で書かれた看板が付いています。
構内には自動放送装置が無いため、近くにある踏切の警報音が接近放送代わりになります。





待合室には横長のベンチが設置されており、近隣の北見商業高校が制作したマナー啓発のポスターが貼られています。
訪問当時はベンチに忘れ物の鞄が寂しく置かれていました。





上り列車(北見・遠軽方面)の停止位置目標は、駅舎前の1箇所に統一されています。
ワンマン運転用のバックミラーも付属します。





下り列車(美幌・網走方面)の停止位置目標は、1両単行用、2両編成用、3・4両編成用の3本が設置されています。
そのうち3・4両編成用は車掌が補助乗務を行うため、ワンマン運転用のバックミラーが付属しません。
北見近郊では平日朝ラッシュ時に普通列車が最長4連で運行されており、7:25発の上り4652D(網走6:30始発・西留辺蘂行き)が3連、8:17発の下り4653D(遠軽6:36始発・網走行き)が4連となります。





網走方の床面は1両分だけ、後年になって増床された物のようです。
北見方の3両分はコンクリートの床ですが、こちらは板張りとなっており、手すりも簡易的な物です。





駅から徒歩6分ほどの場所に北見商業高校があるため、多くの高校生が通学・下校に利用します。
特に平日朝ラッシュ時の4653Dは混雑が凄まじく、ドアが開くとホームは降車する高校生でいっぱいになります。
所定では8:15に入線し、2分間の停車を経て8:17に発車する事になっている4653D。
ある程度は降車にゆとりを持たせたダイヤになっています。
ところが、訪問当日は台風の影響で車両基地へのアクセスが絶たれて車両不足になり、通常なら4連のところ、1両減車の3連で運転されたため、なかなかスムーズに事が進まず・・・。
結局、4分間も停車するはめになり、定刻より2分遅れの8:19に発車しました。





無人駅なので通常のワンマン列車なら1番前のドアしか開きません。
ただし、朝ラッシュ時の4652D、4653Dは全てのドアが開き、補助乗務の車掌が運転士に代わって改札業務を実施します。
降車する客は高校生ばかりなので基本的には定期券の確認になりますが、時には上の写真のように運賃精算を行う事もあります。
なお、通常のツーマン運転とは異なり、ドア操作・車内放送は運転士が担当するため、車掌が乗務してもワンマン運転の扱いになります。

また、車掌が補助乗務を行わない場合でも、下校時間帯であれば全てのドアが開くようです。
部活帰りの生徒にも配慮しているのか、夜間18:37発の4674D(網走17:39始発・遠軽行き普通列車)ですら2連で全ドア開扉になっていました。






最寄バス停は国道39号線にあり、コンクリート造りの立派な待合所を有しています。
北海道北見バスの停留所です。





女満別空港線、常呂線、美幌・津別線の3路線が発着するこのバス停。
名前はまさかの「東武」です!





何で「東武」なのかといいますと、すぐ近くに東武イーストモール端野店があるから。
しかもこんな思わせぶりな店名のくせに、東武鉄道とは全くの無関係ですw
このお店は根室管内の中標津町に本社を構える株式会社東武が運営するスーパーセンターで、食品売り場、服売り場、クリーニング屋、100円ショップ、フードコート等が集約されています。





(株)東武は1969年2月の創業で、中標津にも東武サウスヒルズ中標津店を構えていますが、社名の由来は全くの謎です。
会社の公式HPにすら社名に関する説明が無い訳ですが、やはり大手私鉄の東武鉄道にあやかったのでしょうか?
ロゴは全然似ていないのでセーフですねw
ちなみに札幌にも全く同名の企業が営業所を構えているのですが、こちらは仙台に本社を置く別会社で、ビルの設備管理や給食業務などを請け負っています。
後者の東武は道新の求人欄でたまに名前を見かけるイメージがありますね。


※写真は全て2016年9月8日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)

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最終更新日 : 2019-07-02

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