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2016-09-09 (Fri) 23:22

宗谷本線旭川四条駅 少しリフォームされた古参の高架駅



上川管内の中心都市・旭川市の4条通18丁目にある、JR北海道の旭川四条駅。
道内のJR線において、室蘭本線崎守駅に次いで古い高架駅です。
実は以前にも旭川四条駅を取り上げているのですが、先日の再訪では駅構内に変化が見られたので再び紹介させて頂きます。
当駅は国鉄時代の1957年2月に旭川四条仮乗降場として、旭川電気軌道の旭川四条駅(1927年10月開業)に隣接して開業しました。
この頃、旭川電軌は既に旭川~旭川四条間に貨物線を有しており、東川線(旭川四条~東川間)との直通運転による国鉄連絡の貨物輸送を担っていました。
駅前の四条通には併用軌道が敷かれ、機関車の代わりに旅客電車が貨車を牽引して乗用車と並走する光景は独特でした。
併用軌道を貨物列車が走る例としては他に北九州市営軌道が挙げられますが、あちらは貨物専業で牽引機は電気機関車でしたね。

JR北海道 国鉄 北九州市営軌道 路面電車 北九州市交通局 筑豊本線 JR九州
JR北海道 国鉄 北九州市営軌道 路面電車 北九州市交通局 筑豊本線 JR九州


しかし、モータリゼーションが進むと軌道撤去を求める住民運動が起こり、1973年の元旦を以って旭川電気軌道の軌道線は全廃されてしまいました。
旭川電軌が廃止に向かっていく最中、国鉄宗谷本線では旭川四条周辺の高架化工事が行われ、1973年9月に高架線が完成。
同時に旭川四条仮乗降場は旅客駅に昇格されました。
駅舎は高架の真下にあり、待合室とトイレが設けられています。
当駅に停車するのは快速なよろと普通列車。
宗谷本線旭川~新旭川間は石北本線も乗り入れるため、旭川四条駅には上川方面の列車も停車します。

JR北海道 国鉄 北九州市営軌道 路面電車 北九州市交通局 筑豊本線 JR九州
JR北海道 国鉄 北九州市営軌道 路面電車 北九州市交通局 筑豊本線 JR九州


旭川四条駅は表通りから逸れた、ひなびた商店街に位置します。
四条通の歩道上には駅の場所を示す電飾看板が設置されています。





かつては簡易委託駅だったそうで、待合室に面してシャッターの下りた出札窓口があります。
窓口を塞ぐかのように時刻表が設置され、何とも寂しい雰囲気。
具体的な時期は不明ですが1999年に簡易委託が廃止されたらしいですね。
現在は旭川駅が管理する無人駅です。





待合室は割と広めです。
4人掛けの椅子が4脚置かれています。





室内の掲示物は相変わらず、ワンマン列車の利用に関する注意書きが目立ちます。
左下には簡易委託時代の名残でしょう、駅での改札業務を行わない旨を記した札が貼られています。





冒頭で触れた変化とはこれの事。
封鎖された出札窓口からホームに上がる階段が、改修されて綺麗になりました。
少し前は錆付いて、如何にも老朽化している感じだったのですが、今ではすっかり見違えるほどに。
1段ずつ滑り止めの舗装が為され、左右の手すりも交換されました。





駅舎には特に変化が見られないのですが、階段が更新されただけで構内が新鮮に映ります。





踊り場から左右に分かれる階段も、見事に一新されています。







2面2線の相対式ホーム。
全長は20m車4両分にギリギリ届きそうですが、実際に発着する列車は最長3連となっています。
階段はリフレッシュされましたが、ホーム上は特に変わりません。
ホームは方面別となっており、1番線は上り列車(旭川方面)、2番線は下り列車(名寄・上川方面)が発着します。





階段の手前には雨除けの屋根が設けられています。
構内自動放送装置も設置されており、列車の入線時には接近放送が流れます。





2番線は停止位置が階段前の一箇所に統一されていますが、1番線は編成長により3箇所に分けられています。
1両・2両編成の停止位置目標にはワンマン運転用のバックミラーも付属します。





3両編成の停止位置目標はバックミラーが付属せず、赤い外枠が付きます。
旭川支社管内ではワンマン運転区間であっても、ラッシュ時の普通列車3~4連(締切回送なし)において車掌を補助乗務に当たらせています。
ドア操作は通常どおり運転士が担当する訳ですが、車掌からの合図なしに勝手に閉扉を行わないよう、注意を喚起するべく赤枠を付けているのだと思います。





旭川四条駅に入線する列車の中で、車掌が補助乗務を行うのは7:30発の宗谷本線320D(名寄5:50始発・旭川行き普通列車)。
7:29に停車すると全てのドアが開き、車掌がホームに出て改札業務に当たります。
平日朝ラッシュ時のみの対応で、列車も3連で運転されます。





発車時刻の7:30、乗務員室に乗り込むと合図ブザー(電鈴)を2回押し、運転士に閉扉するよう促します。





宗谷本線旭川~北旭川間は旭川運転所の出入庫に伴う回送運転を行う都合上、交流電化されています。
この区間では721系や785系、789系の回送運転を見る事ができますが、何れも営業運転を行うのは旭川駅より先の話で、専ら気動車が架線下での旅客輸送に当たっています。
ちなみに2009年10月に711系が団体臨時列車として当駅に停車しており、これが旭川四条駅において初めて電車が停車した瞬間でした。





駅前には鉄道部品・用品や中古鉄道模型などを販売する「てつどう雑貨の店 ぽっぽや」があります。
しばしば鉄道イベントの企画に携わったり、他所での出店を行っている精力的なお店です。
「おかえり沼牛駅」の折には、士別軌道の日野RCによる貸切バスツアーも主導しました。





今回の訪問では何故か鉄道趣味とは無縁そうなお店の真ん前にも、信号機や手動転轍機などの鉄道用品が置かれていました。
「ぽっぽや」と何かしら関わっているのでしょうか?


※写真は全て2016年9月2日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)

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最終更新日 : 2019-07-02

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