タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › 北海道 › 釧網本線川湯温泉駅 山小屋風駅舎のカフェと足湯【後編】
2016-08-19 (Fri) 19:15

釧網本線川湯温泉駅 山小屋風駅舎のカフェと足湯【後編】



引き続き、川湯温泉駅について執筆して参りましょう。
駅舎には離れがあり、母屋に合わせた山小屋風のエクステリアになっています。





その中は足湯です。
全国各地の温泉地には、鉄道駅に足湯を設けている場所も複数あります。
京福電鉄嵐山線(嵐電)の嵐山駅やJR九州・久大本線の由布院駅など、駅構内の足湯を有料としている所もありますが、川湯温泉駅の足湯は無料。
無人駅なので上諏訪駅(JR東日本・中央本線)のように乗車券・入場券が無ければ入浴できない訳でもなく、開放されている間は誰でも自由に利用できます。
案内板によると足湯の開放時間は、夏季期間(5月~10月)は22時まで、冬季期間(11月~4月)は18時まで。
ただし、朝は何時から開放されているのか、一切明記されていませんでした。
観光シーズンには観光客の多い普通列車を「摩周&川湯温泉 足湯めぐり号」として運行し、足湯を楽しめるよう川湯温泉駅での停車時間を長く設定する事もあります。

JR北海道 国鉄 JR東日本 JR九州 京福電鉄 阪急電鉄 信越
JR北海道 国鉄 JR東日本 JR九州 京福電鉄 阪急電鉄 信越




足湯と母屋の間は改札口になっており、丸太で組まれたラッチが置かれています。
ラッチは割と新しく、分割民営化後に設置された物と思われます。
前回記事でも触れたとおり、多客期には摩周駅から駅員が派遣されて出札業務を行う川湯温泉駅。
この個性的なラッチを使って、臨時改札をする事もあるのでしょうか?

JR北海道 国鉄 JR東日本 JR九州 京福電鉄 阪急電鉄 信越
JR北海道 国鉄 JR東日本 JR九州 京福電鉄 阪急電鉄 信越




2面2線の相対式ホーム。
駅舎側が1番線、反対側が2番線です。
1番線は基本的に上り列車(緑・知床斜里・網走方面)が使用し、当駅始発の下り列車(摩周・標茶・釧路方面)も使用します。
2番線は下り列車のみの発着です。
両ホームとも全長は20m車3両分といったところですが、2番線の方が若干長いような気がします。
構内放送装置が設けられており、列車が近づくと接近放送が流れます。





ホーム上から駅舎を望む。





1番線と2番線を繋ぐ構内踏切。





構内踏切の警報機。
列車が近づくと頂上のLEDランプが「列車が」「きます」の文言を交互に表示します。
その下にある4つのランプは点滅するのではなく、列車が入線するホームを赤い矢印で示すようになっています。





2番線から、真正面に構内踏切を見た様子。





1番線から踏切を見据える木彫りのヒグマ。
鮭を持って直立しています。





ヒグマの右隣には待合室の出入口。
こちらも丸太のラッチが置かれています。





駅事務室・貴賓室の外側に設置された駅名板。





駅名板の下には、硫黄山のイラストが描かれた水色の円形看板があります。
古い気象告知板か何かを再利用しているのでしょうか?





1番線に設置された、上り列車(緑・知床斜里・網走方面)の停止位置目標。
1両単行用は貴賓室の傍にあり、2両編成用は駅舎から離れています。





ところが実際の旅客列車は、1両用の停止位置目標よりも更に後退した場所に停車します。
構内踏切の手前ですね。
運転士のミスではなく、こちらが正規の停止位置となっているようです。





実際の停止位置の様子。
青枠が付いた長方形の看板をよく見ると、かなり色あせた字で「ワンマン乗降口」と記されています。
ワンマン運転用のバックミラーも、1両停止位置目標よりも手前に設置されていますね。
混乱を避けるために停止位置目標を移設するべきでは・・・と思うのですが、特に運転士からの要望が無いのかも知れません。





1番線における下り列車(摩周・標茶・釧路方面)の停止位置。
当駅6:19始発の4723D(釧路行き普通列車)
また、それとは別に3727D(網走10:30始発・釧路行き快速しれとこ)の列車番号が柱に表記されていますが、訪問当日は2番線に入線していました。





ホームからはみ出した場所にはノロッコ号の停止位置目標もあります。
「くしろ湿原ノロッコ号」は釧路~塘路間での運転が主で、川湯温泉まで乗り入れるのはごく稀です。





2番線の停止位置目標は、構内踏切そばの1箇所に集約されています。





床面に書かれた黄色い矢印。
ワンマン列車の乗車位置を示しています。





2番線に入線する快速しれとこ。
乗客は黄色い矢印に合わせて並び、列車を待っていました。





駅の南側には車庫があり、黄色いモーターカーが留置されていました。





1・2番線の線路は車庫を越えた先で1本の単線になるのですが、車庫の手前で2番線に合流する1本の留置線があります。





2番線ホームの裏手に延びる、草生した留置線。
この留置線はかつての貨物線で、これに並行して更にもう1本の貨物線も敷かれていたそうです。





以上、2回に渡って川湯温泉駅を取り上げました。


※写真は全て2016年8月11日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)

http://images.tetsudo.com/banner/banner_88_31_2.png 鉄道コムのブログランキングに参加中!バナーのクリックをお願い致します。
スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-07-02

Comment







管理者にだけ表示を許可