北海道新聞の2016年7月13日付き朝刊第32面にて、珍事件が取り上げられていましたので紹介します。
同紙によると事件があったのは昨日の7月12日16:50頃、札幌駅での事。
16:52発の3両編成の函館本線3447M(小樽16:10始発・江別行き区間快速いしかりライナー)が停車中、江別方クハ車のトイレから水が溢れ出したそうです。
客室内の床に水が漏れ出てきた様子を乗客が見つけ、車掌に報告。
結果、清掃作業を行うため札幌~江別間が部分運休となりました。
JR北海道の見解によると逆流したのは便器の洗浄水(あの青い液体)で、幸いにも汚物は含まれていなかったそうです。
便器と汚物などを溜めるタンクを繋ぐパイプが詰まった事が原因と見られています。
このようなトイレのトラブルによる運休に関して、JR北海道の広報担当は「あまり聞いた事がない」との事。
でも何かしら前例があるのではないか、そう思って調べて見ると・・・ありました。
2014年1月15日、筑肥線の唐津発・福岡空港行き普通列車において、トイレの洗浄水が逆流。
相互乗り入れ先の福岡市営地下鉄空港線・箱崎線と合わせて2本が運休、10本が最大13分遅れになったそうです。
しかも、こちらは乗客が逆流に直撃したらしく、ズボンや鞄などがびしょ濡れになったのだとか・・・。
この時はトイレを封鎖して列車の運行を続け、終点の福岡空港駅で点検を行っております。
福岡市交通局によると、当該車両はJR九州の車両だったそうです。
老朽化の進んでいた103系1500番台でしょうか?
どちらの事件も汚物は漏れ出なかった訳ですが、衛生面を考えると運休して対応に当たるのも止むを得ないと思います。
垂れ流し便所も今やほとんど残っていませんし、鉄道事業者が清潔さに細心の注意を払っている事は間違いないでしょう。
そう考えると、去年11月に京葉線で起きた脱糞事件は相当迷惑な話だったよなあ・・・と思い返したりもしますね。
※写真は2015年9月16日、函館本線白石駅にて撮影 721系6連運用
京葉線 JR東日本 JR九州 福岡市交通局 福岡市営地下鉄 JR北海道
(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)
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最終更新日 : 2019-07-02