タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2016-02-24 (Wed) 22:41

五稜郭のキハ56とデビュー目前の「はこだてライナー」など



前回記事の続きです。
平日朝ラッシュ終盤、大中山駅から函館本線4852D(大沼公園8:11始発・函館行き普通列車)に乗り込み、8:43に五稜郭駅で下車。
隣接するJR北海道函館支社の車両工場・五稜郭車両所に目を向けると、昔懐かしい急行形気動車・キハ56系の姿を確認できました。
国鉄時代に全国での大量増備が進められたキハ58系の北海道仕様として、1961年に登場した派生形式のキハ56系。
保温性を高めるためキハ58系に比べて側面窓が100mm小さくなっており、キハ22系譲りの二重窓を採用しております。
1968年までに計256両が製造されたキハ56系は、道内の長距離列車におけるスピードアップに貢献しました。
しかし、国鉄末期の1980年代には急行列車の廃止や赤字ローカル線の廃止が相次ぎ、余剰廃車が発生。
残った車両がJR北海道に継承され、各種改造が施されたものの老朽化が進行し、2002年を以って全車が引退しました。
現在、五稜郭車両所に残る車両はキハ56-211で、2009年に同所で催された一般公開時には塗装が直されたそうですが、7年近く経った今ではすっかり汚れております・・・。
北海道の鉄道史に残る名車の周りでは、検修員の方々がせっせと雪かきに励んでいました。

JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電
JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電


キハ56系の撮影後は江差線1153D(上磯8:33始発・函館行き普通列車)に乗車。
キハ40系2連での運転で、五稜郭を8:49に発車しました。
五稜郭の次は終点の函館ですが、こんな短い区間だけを利用するという乗客が多いですね。

JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電
JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電


定刻より2分送れの8:55、終点の函館駅に到着。

JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電
JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電


ホームから函館運輸所を眺めます。
2016年3月26日の北海道新幹線開業に伴い、函館本線函館~新函館北斗(渡島大野)間の「はこだてライナー」に充当される733系1000番台が留置されていました。
現役生のクモハ785君は札幌圏での撮影に成功していましたが、私が実物を見るのはこれが初めて。

JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電
JR北海道 北海道エリア 国鉄 東北新幹線 北海道新幹線 JR東日本 函館市電


トップナンバーのB-1001編成。
側面窓には緑色のフィルムが貼られていますね。
その昔、青函トンネルの営業列車に721系を投入しようと試運転までしてポシャったものでした。
まさかこんなかたちで、函館近郊の普通列車に電車が投入されようとは予想だにしなかったですね。





代わりに青函を去る789系0番台とのツーショットが撮れないものかと粘ってはみたものの、ホーム全長の都合でこんな写真しか撮れませんでした・・・。





更に函館運輸所を見渡します。
廃車されたものと思しき青釜のDD51形3両が事務所前に留置されていました。
いずれもナンバープレートは撤去されていますが、少なくとも手前の1両は白い塗料で「1142」の車番が書かれていました。





DD51形1142号機の更に手前には、救援車のワキ5000形貨車(ワキ5233)と防災代用車両の50系客車(オハフ51-5003)が留置。
オハフ51-5003は快速海峡時代の青色塗装から白帯を抜いた姿で、一昔前の津軽海峡線の雰囲気を今に伝えているかのようです。





その傍らに6両が留置されている、ホッパ車のホキ800形貨車。
いずれも既に除籍されていますが、割と綺麗な姿を保っています。
かつて、函館運輸所には計14両のホッパ車が在籍していたそうです。


函館運輸所の留置車両を眺めた後は、函館市電の撮影に向かいました。
次回に続きます。


※写真は全て2016年2月16日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住) JR北海道 北海道エリア

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最終更新日 : 2019-07-02

No title * by 風旅記
こんばんは。
五稜郭にあるキハ56、車窓に見るたびに気になっていました。そうたくさん渡道している訳ではないのですが、その分、見るごとに錆が酷くなり、朽ちていくように見えていました。
保存してあるのかと思いますが、北海道の鉄道を支えてきた名車ゆえに後世に残すことができたら、と願っています。
函館にも電車が走るようになり、駅の雰囲気も変わったことでしょうね。またいつか訪ねることができればと思っています。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

No title * by 札学鉄研OB会
>風旅記さん

一応はお色直しを施された事もあるキハ56ですが、JR北海道の経営状況からして保存を続けるのは厳しいものと思います。
苗穂工場に残っていたトマムサホロエクスプレスやフラノエクスプレスも、車体が朽ち果てたまま放置された末に解体されてしまいましたし…。
今となってはJR北海道が保有を続けるよりも、有志に譲渡された方が末永く保存される可能性が高いのでは…と思いますね。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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No title

こんばんは。
五稜郭にあるキハ56、車窓に見るたびに気になっていました。そうたくさん渡道している訳ではないのですが、その分、見るごとに錆が酷くなり、朽ちていくように見えていました。
保存してあるのかと思いますが、北海道の鉄道を支えてきた名車ゆえに後世に残すことができたら、と願っています。
函館にも電車が走るようになり、駅の雰囲気も変わったことでしょうね。またいつか訪ねることができればと思っています。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
2016-08-25-21:43 * 風旅記 [ 編集 * 投稿 ]

No title

>風旅記さん

一応はお色直しを施された事もあるキハ56ですが、JR北海道の経営状況からして保存を続けるのは厳しいものと思います。
苗穂工場に残っていたトマムサホロエクスプレスやフラノエクスプレスも、車体が朽ち果てたまま放置された末に解体されてしまいましたし…。
今となってはJR北海道が保有を続けるよりも、有志に譲渡された方が末永く保存される可能性が高いのでは…と思いますね。

(叡電デナ22@札幌市在住)
2016-08-28-19:03 * 札学鉄研OB会 [ 編集 * 投稿 ]