タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2015-12-10 (Thu) 12:05

旧・国鉄広尾線幸福駅 2015年夏



今年の8月に十勝管内へ帰省した折、3年ぶりに帯広市幸福町の幸福交通公園(旧・幸福駅)へと行ってきました。
1970年代に「愛国から幸福ゆき」の切符が一大ブームとなり、1987年2月に広尾線帯広~広尾間が廃止になった後も、観光地として多くの人々が訪れる幸福駅。
1956年に建てられた旧駅舎が老朽化したため、2013年秋に駅舎を建て替えました。
個人的に、リニューアル後に足を運ぶのはこれが初。
せっかくなので観察に行こうと決め、実家からクルマを走らせ現地入りしたのでした。





園内の線路と駐車場を分断する段差は相変わらず。





駐車場には広尾線の廃線跡を示すタイルが敷かれております。
これも昔から変わらないですね。

JR北海道 北海道エリア 国鉄 JR東日本 関東エリア 東北エリア 信越エリア
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建て替えられた新駅舎。
旧駅舎に準じた作りになっていますが、周囲にはタイルが敷かれ、分割民営化を前に廃止された国鉄ローカル線を偲ぶには小奇麗になり過ぎた感があります。
以前の基礎を再利用しても良かったような・・・。
帯広市内でも指折りの観光地ゆえ、綺麗に整備しようとしたんでしょうけどね。
駅名看板は、元からあった物を再利用しているようです。

JR北海道 北海道エリア 国鉄 JR東日本 関東エリア 東北エリア 信越エリア
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建て替え前の如く、駅舎の内外には無数の記念ハガキや名刺、写真などが貼られています。
壁や天井もすっかり埋め尽くされており、「2年でこれほどまでになるんだなぁ」と感服しました。
ここ数年は台湾からの観光客も多く訪れていますからね。
最近では幸福駅と、台湾鉄路管理局内湾線の合興駅(別名:愛情駅)で姉妹駅提携を結ぼうという動きも双方で起きていますし、更に台湾の人達を呼び込む事になりそうです。





駅舎の隣には、これまた新たに建てられた小さなログハウス。
4月下旬~11月下旬に催されているウェディング体験イベント「幸福駅ハッピーセレモニー」に関係しているようです。
新郎新婦の控え室でしょうか?

JR北海道 北海道エリア 国鉄 JR東日本 関東エリア 東北エリア 信越エリア
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駅前に昔から並ぶ3軒の平屋。
左から幸福駅願いごと館、幸福駅民芸センター、幸福駅売店。
願いごと館は基本的に閉館しており、ごく稀に開館した際に幸福駅を訪れた人はまさに幸運、と帯広市役所が述べております。
真ん中の幸福駅民芸センターは「幸福おじさんの店」とも呼ばれ、25年間無休のお店である筈なのですが・・・この日は商いをしていませんでした。

JR北海道 北海道エリア JR東日本 関東エリア 東北エリア 信越エリア 国鉄
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幸福駅売店は通常通りに営業。
久々に店内を見物しました。

JR北海道 北海道エリア JR東日本 関東エリア 東北エリア 信越エリア 国鉄
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店内には記念撮影用の制服・制帽が置かれており、無料で借りる事ができます。

JR北海道 北海道エリア 国鉄
JR北海道 北海道エリア 国鉄


その中に何故か紛れ込んでいる、JR東日本の旧型制帽。
黄土色の鉢巻が異彩を放ちます。
1988年4月から使用されていた物で、2002年12月に駅員・車掌用制服、2003年9月に運転士用制服が現行モデルにリニューアルされた際に廃止されました。
カバーが着脱可能で、冬服期間は紺色のカバー、合服期間は青のカバーを付け、盛夏服期間はカバー無しのメッシュ(駅長・首席助役・優等列車車掌は白カバー着用)としたのが特徴です。
この機能は現行制服でも受け継がれていますね。





隣に置かれたJR北海道の助役・輸送主任用旧型制帽と共に。
JR北海道の旧型制帽(1988年4月~2009年3月使用)は、帽章が国鉄譲りの動輪マークです。
それにしても、状態が悪いですね・・・色あせ過ぎですし、ツバもテープで補強してあります。





2008年、同じ広尾線の愛国駅と共に「恋人の聖地」に選定された幸福駅。
ウェディング体験で鳴らされる「幸福の鐘」は、その頃に作られたものだったと思います。
リニューアル前は鐘の周辺も未舗装だったのですが、現在は新駅舎からタイル舗装が続いております。





個人的にショッキングだったのがこれ。
何と、構内踏切までタイル舗装が施されております・・・しかもレールの隙間が綺麗に埋められているw
以前の板張りの方が良かったのに・・・廃線後も駅が残っているのは有難いですが、段々と国鉄時代の雰囲気が薄れつつあります。





3両の保存車両(キハ22系2両・モーターカー1両)は相変わらずか・・・と思いきや、駐車場側のキハ22-238にウッドデッキが設けられ、車内に入れるようになっていました。
現在は「幸福ふれあい広場 展示ホール」として、8:00~18:00に開放されているそうです。
以前は開かずの車両だったキハ22-238、少しワクワクしながら中へ。





客室内はすっかりリフォームされており、幸福駅ハッピーセレモニー」を体験したカップル・夫婦の記念写真が展示されていました。
見違えるようになりましたが、国鉄型一般気動車の雰囲気は天井の扇風機やスピーカー、帽子掛け、座席番号票等に見る事ができます。





デッキ寄りに残されたベンチシートも、モケットが剥がされ木のベンチと化しています。





それでも、デッキは手付かずの状態。
国鉄型車両の雰囲気がしっかりと味わえます。





運転台もこの通り。





駅舎周辺は様変わりしましたが、ホームは未整備のままでした。





ホームにて展示されているキハ22-221。
こちらはあまり観光客が寄り付かなくなってきています。





リフォームされたキハ22-238に対し、こちらの車内は現役時代そのままです。





開け放たれていた乗務員室扉。
この車両の乗務員室は封鎖されていたはずでは・・・?
誰かがイタズラしていったんでしょうか。





何年も草に侵食されたままのモーターカー。
いい加減、除草しないとマズイ気がしますが・・・。





スノープラウの錆も目立ちます。





ホームの端にある構内踏切。
昔から線路を塞ぐ角材が敷かれています。


※写真は全て2015年8月7日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住) JR北海道 北海道エリア

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最終更新日 : 2019-07-02

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