タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › 関東 › 有楽町線沿線で味わう鳥取牛骨ラーメン「香味徳銀座店」
2023-09-20 (Wed) 22:47

有楽町線沿線で味わう鳥取牛骨ラーメン「香味徳銀座店」

香味徳銀座店a01

2023年9月16日~18日の3連休は首都圏に行ってきました。
初日は全日空のNH50便で羽田空港に着陸した後、鶴見線・南武支線を周遊。
その後は「久しぶりにあの店で昼食を取ろうか」と思い立ち、南武線、京浜東北線、東京メトロ有楽町線を乗り継いで、銀座一丁目駅に向かいました。
地下鉄の僅か0.5kmで乗車したのは10000系11021Fでした。



香味徳銀座店a05

構内東端の10番出口より地上に出ます。
それから銀座柳通を約60m南東に進み、ファミマ前の交差点で左折し中京430号に移ります。



香味徳銀座店a02

そして約80m北東に進むと、お目当ての「香味徳銀座店」に辿り着きました。
「香味徳(かみとく)」は鳥取県東伯郡琴浦町赤碕に本店を構えるラーメン屋で、同県中西部の名物である「鳥取牛骨ラーメン」の老舗です。
初代が元祖牛骨ラーメン店「松月」で修行を積んだ後、1949年に独立し赤碕で創業しました。

店名は創業者の姓である「紙徳」に由来し、現在は息子の紙徳武男さんが2代目店主として本店を切り盛りしています。
ちなみに紙徳姓は全国でも僅か20人ほどしかいないそうです。

一方、銀座店は創業者の孫に当たる紙徳真一さんが2010年7月に開業しました。
本店の味を守りつつアレンジを加えた牛骨ラーメンは根強い人気があります。
私も都内で働いていた頃は、あまりの美味しさにしょっちゅう通ったものです。



香味徳銀座店a03

今回の再訪では特にお気に入りの「香味徳」を注文。
薄口醤油味の牛骨清湯で、74年の歴史が詰まった一杯です。
スープの表面には牛脂の膜が張ってあり、最後まで熱々の状態で味わえます。
すっきりとしたのどごしの中に、香ばしい牛のコクを感じますね。
鼻に抜ける香りも心地良いです。

特に油膜を張っての保温は札幌ラーメンと相通じるように思います。
道外の方々には意外に思われるかも知れませんが、札幌は牛骨ラーメン不毛の地です。
これまで「どんころ牛こつラーメン」「ら組」「彦一」など、牛骨ラーメンの店が開業しては短命に終わっています。
しかし香味徳のラーメンは油膜の塩梅といい、味わいといい、もし札幌に進出したら流行るんじゃないか・・・と希望的観測をしてしまいますね。



香味徳銀座店a04

こちらはサービスの自家製キムチ。
ラーメンの味変に使うのがオススメだといいますが、牛骨ラーメンの具とするには流石に味が濃すぎますね。
でも私は辛い物も好きなので、スープに混ざらないようレンゲに載せて頂いています。


銀座店のラーメンは他に、牛骨白湯の「香味徳白」、牛骨と魚介のWスープで東京風に仕上げた「香味徳醤油」、濃厚な味わいの「魚介牛骨つけ麺」、女性客に人気の「牛骨担々麺」、こってり味の「牛骨味噌」があります。
昔は「牛骨油そば」もありましたね・・・懐かしいなあ。


東武鉄道9000系 西武鉄道 東京メトロ有楽町線 東武東上線 JR東日本
香味徳銀座店a06

食後は直通運転の東武9000系9105Fに乗り、AFEチョッパ制御の爆音を楽しみました。
チョッパ車も10年前に比べて大きく数を減らしましたね。
9000系は車齢30年を越えてなお健在ですが、今や都内の地下鉄を走る最後の電機子チョッパ車となってしまいました。


※写真は全て2023年9月16日撮影
スポンサーサイト



最終更新日 : 2023-09-20

Comment







管理者にだけ表示を許可