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2023-09-05 (Tue) 23:48

【閉店】JR北海道グループの回転寿司店「北海道四季彩亭」

四季彩亭(札幌エスタ)a01

2023年8月31日に閉館した札幌駅直結の複合商業施設「札幌エスタ」。
10階は開業時の「エスタ味のテラス」(コモエスタ)をルーツに持つレストラン街で、8軒のラーメン屋がシノギを削る「札幌ら~めん共和国」も広がっていました。
そんな10階の片隅にはJR北海道の100%子会社、JR北海道フレッシュキヨスク㈱が運営する回転寿司屋がありました。
その名も「北海道四季彩亭」。
同社が道内主要駅に出店している土産屋「北海道四季彩館」に準じた屋号です。



四季彩亭(札幌エスタ)a02

元々、このテナントには「廻転ずしとっぴ~エスタ店」が入っていました。
「とっぴ~」は1991年6月に札幌市南区川沿(かわぞえ)で創業した回転寿司チェーンで、豊平区美園の㈱とっぴいが運営していました。
一時期は北海道で17店舗、福島県で3店舗を展開した「とっぴ~」ですが、景気低迷による個人消費の落ち込みに加え、道外進出の積極策が裏目に出て資金繰りが逼迫。
2015年時点で負債総額は18億円を数え、最終的に経営再建を諦め2016年2月4日付で倒産しました。


JR北海道 国鉄 函館本線 千歳線 学園都市線 札沼線 札幌駅 鉄道関連事業 事業開発
四季彩亭(札幌エスタ)a03

なお、「とっぴ~エスタ店」は直営店ではなく、北海道キヨスク(JR北海道フレッシュキヨスクの前身)が営業するフランチャイズ店でした。
フランチャイザーを失った北海道キヨスクですが、同社にとって「札幌駅に最も近い回転寿司」は重要な稼ぎ頭でした。
そこで自社単独で回転寿司を存続する方針に舵を切り、しばしの閉店期間を挟んでから2016年4月15日に「四季彩亭」として再出発したのです。

2018年4月3日、店内を改装しリニューアルオープン。
運営者の北海道キヨスクは2021年10月1日、「ジェイ・アール生鮮市場」を運営する㈱北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテールを吸収合併し、社名をJR北海道フレッシュキヨスク㈱に改めています。


札幌市営地下鉄南北線 札幌市営地下鉄東豊線 さっぽろ駅 駅ビル 札幌エスタ
四季彩亭(札幌エスタ)a05

こちらは「四季彩亭」の店内。
出入口から見て左側にボックス席、右側にカウンター席を設けています。
回転寿司屋にありがちな「客席が調理場をぐるりと囲むレイアウト」ではないんですね。



四季彩亭(札幌エスタ)a06

2019年12月からのコロナ禍を受け、感染症対策の一環としてベルトコンベアを使用停止にしていました。



四季彩亭(札幌エスタ)a07

注文はタッチパネルで受け付けます。
お冷の注文もこちらから。



四季彩亭(札幌エスタ)a08

注文を決めてデータ送信した後も、画面を切り替えれば注文履歴を確認できます。



四季彩亭(札幌エスタ)a09

注文した寿司はベルトコンベアの真上にある専用レーンで給仕されます。



四季彩亭(札幌エスタ)a10

寿司皿は価格に合わせて10色に分けています。
一番高い「菊金」の皿は803円!
まあ私はかようなブルジョワではありませんので、高くても「銀」の418円が関の山ですね。
以下に皿の種類をまとめましょう。

白・・・143円
緑・・・187円
紺・・・242円
赤・・・297円
黒・・・352円
銀・・・418円
金・・・495円
菊紺・・・594円
菊赤・・・693円
菊金・・・803円



四季彩亭(札幌エスタ)a11

サーモンは程好く脂が乗っています。



四季彩亭(札幌エスタ)a12

個人的に寿司で欠かせないネタはタコですね。
タコ足は柔らかな身、コリコリとした吸盤のコンストラクションが心地良いです。



四季彩亭(札幌エスタ)a13

道外の方々には馴染みが薄いでしょうけど、タコ頭も美味しいですよ。
北海道ではスーパーの鮮魚売り場にもタコ頭が並びます。
じっくり噛む毎に甘味が感じられます。



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ニシンも大好物ですね。
焼いたりニシン漬けにして食べるのはもちろん、握り寿司のネタとして味わうのも最高です。



四季彩亭(札幌エスタ)a15

私が子供の頃(1990年代~2000年代前半)は周りの大人が「北海道でイワシを食べる奴はモグリだ!」なんて言っていたものですが、ここ数年は漁獲量が急増していますね。
私自身は好きです、イワシの握り。
脂っこさの中にちょっぴり渋味を感じます。



四季彩亭(札幌エスタ)a16

道民でもホッケを刺身で食べる機会は滅多に無いだろうと思います。
何しろ内臓にはアニサキス等の寄生虫が潜んでいますから、丁寧に下処理をして冷凍した魚肉でなければ生食に適しません。
「四季彩亭」が振舞うホッケの握りは、まさに職人技が光る代物。
干物にして焼くよりも、鮮烈な甘味を感じる事ができます。



四季彩亭(札幌エスタ)a17

幼少期からイクラが好きな私は、一皿418円だとしても注文せずにはいられませんでした。
いくら丼も「こぼれいくら」も良いですが、一番美味しい食べ方は軍艦巻きだと思います。



四季彩亭(札幌エスタ)a04

3,000円以上を平らげて会計した後、待合席の壁を見ると「最後までエキ・サイトエスタ」のポスターに寿司職人達が寄せ書きをしていました。

お客様のちょっぴりヘコんだ時、元気づけられるようなお店でいたいのに、気づけば私がいつも元気をもらってます

「またくるね!」と声をかけていただいた時、今日も元気で頑張ろう!!と思ってます。感謝してもしきれません。

祝い事や家族団欒、ご褒美などに食べられることが多い「寿司」。そんな時にどこに行こう・・・と考えたとき「四季彩亭」だな!!と思っていただけるようなお店でいられるよう最後まで走りぬけます

寿司と向き合う皆さんの気持ちがこもった文章の数々でした。

「四季彩亭」は「札幌エスタ」の閉館と運命を共にしました。
JR北海道フレッシュキヨスクの公式サイトを見ても、移転開業の予定はないようです。
しかし寿司の美味しさを思い返すと、このまま閉店というのが非常に惜しいお店だと思います。
「四季彩亭」の皆さん、今まで本当にありがとうございました。


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※写真は全て2023年8月27日撮影
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最終更新日 : 2023-09-05

是非是非!復活願う! * by AKEMI
新幹線の駅建設により、惜しくもESTAが閉店となり、それに伴い各店舗も移転や閉店に追い込まれ、悲しい限りの札幌駅付近です。当然ESTAに入っていた回転寿司の四季菜亭も東急に移転と思っていたのに、まさかの閉店とは実に実に勿体ない…何故?
味、コスパ、スピード感、空腹時のとりあえず四季菜亭へと言う選択肢がなくなり悲しいばかりの思いです。札幌駅付近、大通り駅付近への復活開店是非お願いします!

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是非是非!復活願う!

新幹線の駅建設により、惜しくもESTAが閉店となり、それに伴い各店舗も移転や閉店に追い込まれ、悲しい限りの札幌駅付近です。当然ESTAに入っていた回転寿司の四季菜亭も東急に移転と思っていたのに、まさかの閉店とは実に実に勿体ない…何故?
味、コスパ、スピード感、空腹時のとりあえず四季菜亭へと言う選択肢がなくなり悲しいばかりの思いです。札幌駅付近、大通り駅付近への復活開店是非お願いします!
2024-01-26-21:59 * AKEMI [ 編集 * 投稿 ]