引き続き宮城県は石巻市鋳銭場にある、JR東日本の石巻(いしのまき)駅を取り上げましょう。
駅の大まかな歴史は第1回で書いたとおりです。
前回は仙石線ホームを見たので、今回は石巻線ホームを見ていきましょう。
かつての石巻駅は仙石線と石巻線とで構内が分断されており、地元民は仙石線側を「電車駅」、石巻線側を「汽車駅」と呼んでいました。
現在の石巻線ホームは汽車駅時代の施設を受け継いでおり、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を組み合わせた「国鉄型配線」となっています。
駅舎側の単式ホームは3番線。
全長は20m車5両分で、東端がカーブを描いています。
上り列車(前谷地・小牛田方面)、下り列車(女川方面)ともに発着し、1日1往復だけ石巻~女川間に乗り入れている仙石東北ラインも使用します。
石巻駅構内 JR東日本 JR貨物 国鉄 JR北海道
単式ホームと島式ホームを繋ぐ跨線橋。
エレベーター完備です。
キハ110系 石巻駅構内
階段には自転車で空を飛ぶ女子高生と、その真下の草むらで逆立ちするキツネのイラストが描かれています。
石ノ森章太郎先生のキャラクターなのかは分かりません。
一方、こちらは跨線橋の外壁に描かれたキャラ達。
これらは石ノ森作品のキャラだと一目で分かるんですけどね・・・。
階段に描かれたイラストの詳しい情報は調べても見つかりませんでした。
HB-E210系
島式ホームから跨線橋を眺めた様子。
島式ホーム側の階段には仮面ライダーの勇壮な姿が描かれています。
貨物列車 石巻駅構内
貨物列車 石巻駅構内
1面2線の島式ホーム。
全長は20m車5両分ほどです。
4・5番線のどちらも上下線ともにが発着できますが、このホームに入る上り列車は当駅折り返しの小牛田行きくらいですね。
基本的に列車交換を行なう時は3番線に上り列車、4番線に下り列車が入線します。
そして現行ダイヤでは5番線に旅客列車が入線する事は全くありません。
跨線橋の4番線側には「エレベーター乗降口」との案内板が貼られています。
赤レンジャーが描かれていますね。
案内板の矢印に従って島式ホームを進むと、西端に柵を立てて「立入禁止」としているのが見えます。
ホームの幅員が細くなっており、ここに撮影目的の鉄道ファンが集まると触車事故の恐れがあると判断したのでしょうか?
島式ホームの立入可能限界から跨線橋を眺めた様子。
4・5番線側のエレベーターは2ドアタイプです。
4番線から駅舎を眺めた様子。
こちらは改札口の近くにある駅事務室の出入口です。
撮影当時は「秋の全国交通安全運動」の看板を出していました。
真上には三叉路を描いた駅名標があります。
仙石線の駅名標はシージェッター海斗を描いていますが、石巻線の方はオーソドックスなデザインです。
駅事務室の出入口はもう1ヶ所あります。
どちらもドアの手前に低い下り階段を設けています。
駅事務室の外壁をよく見ると・・・
・・・仮面ライダーがスライディングしてトイレに駆け込むシュールな貼り紙がありますw
「トイレをお探しのあなた 左に進んでください!!」と力強く案内。
仮面ライダーが指し示す方向に向かうと、これまた島村ジョーがトイレに向かって高速移動。
トイレ移動がちょっとしたアトラクションになったかのようで面白いですね。
で、こちらが終点のトイレ。
ジョーの目力が強すぎます。
トイレの隣には廃業した売店が1棟。
石巻線ホームの東西には「無線切換」の標識があります。
当駅を境に列車無線の設定が変わるようです。
島村ジョーが見守る中、3番線に入線したキハ110系。
長くなったので今回はここまで。
《ブログ内関連記事リンク》
石巻線石巻駅[5] 「汽車駅」時代を受け継いだ国鉄型配線
※写真は全て2022年9月23日撮影
スポンサーサイト
最終更新日 : 2023-04-13