タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2013-09-21 (Sat) 17:58

JR北海道、車掌の後方確認が義務化される













2013年9月8日、721系車内にて撮影
後方確認の指差喚呼












今月、半年振りに札幌に帰省した折に発見した変化を取り上げましょう。

2011年5月のスーパーおおぞら脱線炎上事故以来、立て続けにトラブルが発生しているJR北海道。
車両トラブルのみならず職員のミスについても取り沙汰されております。
状況を打開するには普段のマニュアルも厳格化するべきだと考えられたのでしょう、今年度から車掌によるプラットホームを出てからの後方確認が義務化された模様です。
この後方確認自体は各社が古くから取り組んでいるもので、国内の鉄道業界では一般的な確認動作です。
JR各社でも実施されているものですが、どういう訳かJR北海道では一切行われておりませんでした。
おそらくJR東日本からの指導で技術面以外の改善点として基本動作が取り上げられたのでしょう、多くの車掌が後方確認を行うようになっておりました。
たまたま見かけた実車教習でも、新米車掌がホームを出てから後ろを振り向き、腕を伸ばして元気に「後方よし!」と呼称しておりました。
ただ、どうもベテラン層にはイマイチ定着が進んでいないらしく、従来通りホームを出て窓を閉めたら一切後ろを確認しないで運転席に着席する様子も見られました。
長年の乗務で染み付いた基本動作はなかなか改善できないのかも知れませんが、今後の事を思うとより徹底した社員教育が求められると思います・・・そういえば札幌市営地下鉄でも行われている、乗務区の助役による同乗監視を見た事がないですね。


参考までに、JR北海道の車掌の基本動作をば。
観察に基づいたもので、赤字部分が改善箇所です。

1.停車前、乗務員室扉の窓を開け、顔を出して状況監視
2.列車が完全に止まったら、「前よし、後ろよし、停止位置よし」と指差喚呼してから「開扉よし」と喚呼
3.戸開スイッチを押したらホームに出て、「車側灯点灯よし」と指差喚呼
4.時刻表を取り出し腕時計と共に見つつ「(駅名)(○分○秒)発、発車時刻よし」と喚呼
5.前後を見つつ「乗降よし」と指差喚呼
6.「○○線、出発反応標識点灯、」と言いかけたところで指差し直し、「よし!」と指差喚呼
7.戸閉スイッチを押し、ドアが完全に閉まったら「車側灯滅灯よし」と指差喚呼
8.乗務員室扉を閉め、窓から顔を出して「発車!」と言いつつ出発合図ブザーを鳴らす
9.列車がホームを出るまでの間、窓から顔を出してホーム監視(必要に応じて後ろも向く)
10.ホームを出たら後ろを振り向き「後方よし」と指差喚呼

※00秒なら「ちょうど」と表現
※1路線のみの駅では省略される














それなりに経験があり、特急乗務も担当する白服車掌も後方確認を行っている
2013年9月10日、711系車内にて撮影











(文・写真:叡電デナ22@総武線沿線在住)
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最終更新日 : 2019-07-02

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