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2022-08-13 (Sat) 18:12

苗穂工場一般公開、2022年も中止 コロナ禍で3年連続

苗穂工場一般公開3年連続中止a01

今日(2022年8月13日)は苗穂工場構内の北海道鉄道技術館が開館しました。
立入可能なごく一部でも構内の様子を見ておこうと思い、私も現地に足を運びました。
すると正門警備室の脇、面会室の引き戸に貼られた掲示物を見て肩を落とすはめに。



苗穂工場一般公開3年連続中止a02

残念ながら2022年9月も苗穂工場の一般公開が中止となってしまいました。
以下に本文を抜粋しましょう。

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苗穂工場一般公開
中止のお知らせ

 例年9月に開催していました苗穂工場一般公開は、新型コロナウィルス感染症の拡大を防止する観点から開催を中止させて頂きます。
 一般公開を楽しみにされていたお客様には誠に申し訳ございませんがご理解いただきますようお願い申しあげます。

苗穂工場長
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プレスリリースの文面は苗穂工場の貼り紙と同様です。


JR北海道 国鉄 JR貨物 苗穂車両所 苗穂工場 車両基地 苗穂駅
苗穂工場一般公開3年連続中止a03

2020年1月に中国・武漢から新型コロナウィルスが伝播して以降、苗穂工場の一般公開は3年連続で中止される事になります。
2022年7月から道内の新規感染者数は鰻登りで、7月1日に382,401人だった陽性累計は8月11日に527,462人にまで膨れ上がっています。
43日間ずっと右肩上がりの状況が続いてきたのです。
日を追う毎に感染が拡大する中、鉄道工場を一般公開するにはかなりのリスクを伴います。
万が一にも一般公開によってクラスターが発生し、工場従事員からも多くの感染者が出れば車両検修が滞り、鉄道の運行に支障をきたす恐れがあります。

JR北海道は「安全安定輸送」という重大な責務を負う立場。
過去には札幌車掌所、滝川駅、岩見沢保線所滝川保線管理室、札幌保線所倶知安保線管理室などでもクラスターが発生しました。
中には減便に追い込まれたケースもある訳で、一向に収束が見えないコロナ禍には大いに神経を使っている事でしょう。
今回の一般公開中止も鉄道輸送を守るための苦渋の選択。
我々部外者もその点を理解し、引き続き感染症対策を心がけたいものです。



苗穂工場一般公開3年連続中止a04

とはいえ3年も苗穂工場の職場見学が出来ないのは寂しい・・・というのも本音。
なのでコロナ前の2019年9月開催について書き連ねた記事のリンクを貼っておきます。

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※写真は全て2022年8月13日撮影
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最終更新日 : 2022-08-13

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