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2022-07-28 (Thu) 21:20

富良野駅で団臨「ふらの号」の終幕を見届ける[2]

団体臨時列車「ふらの号」a517

引き続き2022年7月2日、根室本線富良野~東鹿越間で2往復が運行された団体臨時列車「ふらの号」について書きましょう。
「ふらの号」のダイヤは以下の通りです。

【ふらの1号 東鹿越行き】
富良野9:10発→布部9:17着/9:31発→山部9:38着/9:44発→下金山9:53着/9:57発→金山10:06着/10:17発→東鹿越10:35着

【ふらの2号 山部行き】
東鹿越12:00発→金山12:13着/12:23発→下金山12:32着/12:35発→山部12:44着

【回送 富良野行き】
山部12:57発→富良野13:08着

【回送 山部行き】
富良野13:15発→山部13:28着

【ふらの3号 東鹿越行き】
山部13:35発→下金山13:44着/13:48発→金山13:57着/14:08発→東鹿越14:21着

【ふらの4号 富良野行き】
東鹿越14:30発→金山14:43着/15:00発→下金山15:07着発→山部15:16着発→布部15:22着/15:23発→富良野15:30着


JR北海道 国鉄 JR貨物 富良野線 根室本線 富良野駅 旭川運転所
団体臨時列車「ふらの号」a516

「ふらの号」の追っかけラストは富良野駅。
定刻より2分早い14:28に客扱いを終えたツートンカラー2連は、これから富良野線経由で旭川運転所へと返却回送される事になります。
その返却回送と富良野駅信号扱所のツーショットを狙う私ですが、待てど暮らせど一向に返却回送されません。
一応は操車により転線したものの、駅構内から出る気配は無く1時間半が経過しました。



団体臨時列車「ふらの号」a523

気になって1番線に留置中の「ふらの号」を見に行きました。
駅前交番の脇から構内を眺める事ができます。


キハ40-1759 キハ40-1766 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a501

柵を隔てた向こう側には、朱色とクリーム色のツートンカラー。
エンジンを止めており静かです。



団体臨時列車「ふらの号」a502

車体側面をよく見ると非常用車側灯が白く点灯しています。
エンジンが動いていない状態なので点灯したのでしょう。


キハ40-1759 キハ40-1766 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a503

17:26、輸送助役が黄色い車輪止めを抜き取りました。
この様子を見て「返却回送の時は近いな・・・」と悟りました。



団体臨時列車「ふらの号」a519

輸送助役は駅事務室に戻らず、跨線橋の下に留まりました。
どうやら次なる作業の時機を待ち構えているようです。


キハ40-1759 キハ40-1766 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a504

輸送助役と入れ替わりに、初老の運転士がヨンマルの乗務員室へ。
運転席に座りヘッドライトを点灯しました。


キハ40-1759 キハ40-1766 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a524

17:33、5番線に停まっていたキハ40系が発車。
これは客扱いを終えたばかりの根室本線2481D(滝川16:26始発・富良野行き)の回送ですね。


キハ40-1759 キハ40-1766 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a515

駅前交番の脇には鉄道ファンの家族も現れ、熱心にツートンカラーを撮影。
更には地元の中高生女子も集まってきて、見慣れないヘッドマークを付けたヨンマルを物珍しそうに眺めていました。



団体臨時列車「ふらの号」a505

17:36、運転士が車外に出て床下機器を点検。
まるで始業前点検のようですが、この後は旭川運転所に帰るだけです。



団体臨時列車「ふらの号」a506

17:37、先ほどのヨンマルが折り返して2番線へ。
JR北海道色と国鉄一般気動車標準色の並びが実現しました。
折り返しのキハ40-1797は根室本線2486D(富良野17:57始発・滝川行き)に充当されます。



団体臨時列車「ふらの号」a507

17:43、もう1人の輸送助役が現れました。
跨線橋下に輸送助役が2人並んで操車作業の事前打ち合わせ。


キハ40-1759 キハ40-1766 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a508

17:52、輸送係と副駅長もやって来て現場の駅員は4人になりました。



団体臨時列車「ふらの号」a520

団体臨時列車「ふらの号」a509

17:57、遂に「ふらの号」最後の操車が始まります。
輸送係は無線機を持って駅事務室の当務駅長とやり取り。
傍の輸送助役も無線機を耳に当て、当務駅長からの指示を傾聴します。



団体臨時列車「ふらの号」a521

当務駅長との交信が終わると輸送係は2号車(キハ40-1766)へ。



団体臨時列車「ふらの号」a510

17:58、ツートンカラー2連は駅構内南方へと移動。
折り返してくるまでの間に、私は信号扱所の跨線橋へと急ぎます。



団体臨時列車「ふらの号」a511

18:03、ツートンカラー2連が4番線に入りました。



団体臨時列車「ふらの号」a512

ホームには4人の輸送職(輸送主任・輸送指導係・輸送係)が集まっています。
撮影目的の入場者もおらず、構内はひっそりとしています。


富良野駅信号扱所 キハ40形1700番台 キハ40系1700番台 国鉄一般気動車標準色
団体臨時列車「ふらの号」a513

18:20、ようやく返却回送となりました。
念願かなって「ふらの号」と富良野駅信号扱所のツーショットが撮れました。



団体臨時列車「ふらの号」a514

任務から解き放たれた「ふらの号」は、これから富良野線、宗谷本線を北上し旭川運転所に帰ります。



団体臨時列車「ふらの号」a518

返却回送を撮るまで3時間近く粘りました。
まさかここまで時間が延びるとは夢にも思いませんでしたw





その後はポール・アンカ(Paul Anka)を聴きながら、芦別・滝川経由で帰宅しました。


《ブログ内関連記事リンク》
富良野駅で団臨「ふらの号」の終幕を見届ける[2]


※写真は全て2022年7月2日撮影
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最終更新日 : 2022-07-28

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