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2022-06-16 (Thu) 22:08

青い森線東青森駅[5] 駅構内の運転取扱業務を司る運転本部

東青森駅a401

引き続き青森県は青森市大字古館字安田(旧:東津軽郡浜舘村大字田屋敷)にある、青い森鉄道・JR貨物の東青森駅を取り上げましょう。
第1回では当駅の大まかな歴史、第2回では自由通路「とおりゃんせ橋」と旧跨線橋の待合室を見ました。
駅の大まかな歴史、自由通路「とおりゃんせ橋」と待合室、プラットホームについては既に書いたとおりです。
そして前回からは記事を2回に分け、東青森駅の外周を歩いています。



東青森駅a403

駅本屋から上り方向に約640m、大字浜館字間瀬の線路沿いには2階建てコンクリート造りの事務所があります。
一目で鉄道関係施設と分かる装いですね。
直ぐ傍には貨物駅構内を照らす照明塔と、明の里高校通りの跨線橋があります。



東青森駅a404

道路沿いの玄関は2ヶ所。
建屋の手前は従業員用の駐車場となっています。


JR北海道 JR貨物 JR東日本 青い森鉄道線 駅舎 東青森駅運転本部 両基地 国鉄 東北本線
東青森駅a407

西側の玄関には表札が無く、手前に飲料自販機を設置しています。



東青森駅a405

東青森駅a406

東側の玄関には「東青森駅運転本部」と表札を掲げています。
ドアの窓には「乗務員の休憩室は2階です。 東青森駅長」との貼り紙も出していますね。



東青森駅a402

「運転本部」とは比較的大規模な駅に配置され、駅構内の運転取扱業務を司るセクションの事。
駅によって「輸送本部」や「構内本部」と呼ぶ場合もありますね。
指令所や保線区などと連絡を取り合い、構内作業ダイヤの調整、自駅独自の作業内規の作成、工事に伴う線路閉鎖手続きなどを処理します。
国鉄時代の大規模駅は構内に信号扱所や運転事務室(列車扱い・操車の詰所)を分散配置する事が多く、これら詰所に対する情報伝達、作業指示、業務指導も運転本部が担っていました。
しかし分割民営化後は駅業務執行体制の見直しにより、何処の大駅も複数あった詰所の機能を運転本部に集約しています。

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ゆそうほんぶ 輸送本部
 駅または操車場において輸送助役が執務して、構内における輸送・運転に関する業務を総括する場所をいう。通常おおむね構内の中央に位置し、ここには助役・運転掛・車号掛等が執務する。輸送本部においては、構内の輸送計画および作業内規の作成ならびに鉄道管理局の指令をうけ、また他の業務機関との打合わせ、連絡を行って、これをさらに構内の現場各詰所に執務する従事員に伝達する。また構内本部または運転本部ともいう。(内田富彦)

《出典》
日本国有鉄道(1958)『鉄道辞典 下巻』p.1713
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東青森駅a408

陸橋から東青森駅運転本部を眺めた様子。
運転本部はJR貨物の管轄となっており、東青森駅長の指揮を受けて輸送助役、輸送主任、輸送指導係、輸送係が執務。
本線を含め駅構内の操車・信号扱いに携わっています。



東青森駅a409

2階の東面には引き戸がありますが、手前に通路がありません。
おそらく資材を下から引き揚げる搬入口として設けたのでしょう。



東青森駅a422

運転本部の近くにはEF510-515が留置されていました。
元はJR東日本が寝台特急「北斗星」用のEF81形を置き換えるべく新製したカマで、24系客車に合わせて車体を真っ青に塗装しています。
北斗星用のEF510形は515号機を含めて4両ありましたが、北斗星の引退に伴い余剰となったため2015年~2016年に全車がJR貨物に譲渡されました。
車体側面に描かれた流れ星は譲渡に際し消されており、現在は富山機関区に所属しています。



東青森駅a410

陸橋から東青森駅構内を俯瞰した様子。



東青森駅a411

貨物駅に隣接する青森総合鉄道部東青森派出も一望できます。
この東青森派出の構内入換業務も東青森駅運転本部が担当しているようです。



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線路向かいの公道から東青森駅運転本部を眺めた様子。
勝手口が4ヶ所もありますね。
駅員が操車・連結作業を行なう時は、線路脇の勝手口から出入りします。



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運転本部の線路側には大きな駅名板を掲げています。



東青森駅a415

線路沿いの公道から青森総合鉄道部東青森派出を眺めた様子。



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車庫の手前に留置された海峡線用のEH800形。
東青森駅は北海道と仙台・東京方面を結ぶ青函輸送の中継地点となっており、ここで貨物列車の機関車交換を実施しています。



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波トタンを張った簡素な車庫。
写真右側にトタン板の破れが見られます。



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上り方面を向いて東青森派出と運転本部を眺めた様子。



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運転本部遠景。



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線路に沿って歩きながらコンテナホームを眺めます。



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駅本屋からの外周の道程は1830m。
ようやく旅客駅に戻ってきました。


以上、5回に渡って東青森駅を取り上げました。




※写真は全て2022年5月1日撮影
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最終更新日 : 2022-06-16

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