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2022-02-26 (Sat) 23:50

小田原駅の駅弁「うなぎ、金目鯛と銀鮭のあいのせ御膳」etc.

小田原駅弁「うなぎ、金目鯛と銀鮭のあいのせ御膳」a01

先日、自宅の近場にある東光ストアが「全国駅弁まつり」を開催していました。
東光ストアは元々、定山渓鉄道(現:㈱じょうてつ)の子会社・㈱定鉄商事が「札幌東急ストア」の屋号で運営したスーパーです。
東急から見ると札幌東急ストアは子会社の子会社、つまり孫会社だったという訳ですね。
その出自もあってか東光ストアでは駅弁をしばしば取り扱っています。
厚岸駅の「かきめし」、富山駅の「ますのすし」、奈良駅の「柿の葉すし」、西明石駅の「ひっぱりだこ飯」・・・と、この辺りは常連ですね。
そんなラインナップに混じり、今回は小田原駅の「うなぎ、金目鯛と銀鮭のあいのせ御膳」を発見しました。
小田原駅の駅弁は「小田原わっぱ飯」を何度か見かけた事はありますが、「あいのせ御膳」の出品は初めてだったので興味を惹かれ、迷わず購入しました。


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小田原駅弁「うなぎ、金目鯛と銀鮭のあいのせ御膳」a02

「あいのせ御膳」を手がけるのは「わっぱ飯」と同じく1888年創業の老舗・㈱東華軒です。
東華軒は日本鉄道構内営業中央会に加盟し、駅弁をメインに仕出し弁当、ケータリング、パンの製造を手がける食品メーカーです。
国府津駅で東海道本線初の駅弁を販売した事で知られています。

小田原駅は北条氏の本拠・小田原城の城下町にあり、大雄山、箱根、熱海、横浜の各方面に出られる交通の要衝です。
東海道本線(上野東京ライン・湘南新宿ラインを含む)、 東海道新幹線、箱根登山鉄道、小田急電鉄小田原線、伊豆箱根鉄道大雄山線の計5路線が乗り入れます。
東華軒は小田原駅構内に4ヶ所の売店を構えており、このうち3ヶ所は新幹線改札内で営業しています。



小田原駅弁「うなぎ、金目鯛と銀鮭のあいのせ御膳」a03

「あいのせ御膳」は金目鯛煮付け(写真左)、鰻の蒲焼(写真中央)、銀鮭西京焼き(写真右)をそれぞれご飯に盛り付けた弁当です。
金目鯛煮付けはこれまた金目鯛のそぼろ、蓮根金平と一緒です。
鰻の蒲焼は敷き詰められた錦糸卵の上に。
銀鮭西京焼きは大根つぼ漬け、細かく刻んだ広島菜漬けと盛り付けています。
おかずが全体的に甘辛い味付けで米と絶妙にマッチ。
特に西京焼きは何時までも噛み続けたいほど、味噌の風味が豊かです。
大根つぼ漬けの酸味も良いアクセントになっています。
これは今まで食べた駅弁の中でも1、2を争う美味さだと思いました。



小田原駅弁「うなぎ、金目鯛と銀鮭のあいのせ御膳」a04

包装紙をよく見ると「レンジアップ目安」が表記されていました。
駅弁は基本的に移動中に食べる物ですから、冷めても美味しく食べられる事を前提に作りますよね。
しかし東華軒の駅弁は家に持ち帰って食べる、つまり旅行者が家族や知人への土産として買う場合も視野に入れている事が窺えます。
世に出回る駅弁の中には紐を引っ張ると中身が熱々になる「加熱式弁当箱」を使うケースもありますが、あれは移動中に弁当を温めるもの。
東華軒のレンジアップ表示は加熱式弁当箱と一線を画していると言えるでしょう。


以下、余談になります。
私が子供の頃は母方の実家に帰省する度、根室本線帯広駅の売店で加熱式容器に入った饅頭を買って食べていました。
その饅頭は確か地元の菓子屋が駅の土産として製造した物で、栗饅頭とヨモギ饅頭の2種類がありました。
紐を引っ張ると「シュウー!」と音が鳴ると共に、箱の隙間から蒸気が勢いよく立ち上り一瞬で饅頭が熱々になりましたね。
そして祖母や伯母、従姉妹らと一緒に食べるというのが帰省のお約束事だったのです。

それがある年、夏休みの終わりに帯広から新潟へ帰る折、その加熱式饅頭を買ってから特急おおぞら(当時はキハ183系)に乗り込みました。
せっかくだから列車の車内で饅頭を食べてみようと思い紐を引っ張った途端、けたたましい音と豪快な蒸気に周囲の客が驚くという事態に!
母方の実家で親戚と談笑しながら食べていた時には感覚が麻痺していたのでしょう、まさかこれほどまでに驚かれるとは夢にも思いませんでしたw
それ以来、公共の場で加熱式弁当の類を使うのは控えるようになりましたね・・・最近はすっかりご無沙汰ですけど。

しかし昨今は加熱式容器の改良が進み、大きな音が鳴ったり、蒸気がブワッと勢いよく上がる事は減ってきた模様。
また買ってみるのも良いかも知れないなあ・・・と考えています。
皆さんも同じような経験はございませんか?


※写真は全て2022年2月5日撮影
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最終更新日 : 2022-02-27

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