タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › 北海道 › 函館本線岩見沢駅の西に建つ「JR岩見沢寮」
2021-11-11 (Thu) 23:57

函館本線岩見沢駅の西に建つ「JR岩見沢寮」

JR岩見沢寮a01

空知管内の岩見沢市有明町中央。
この区域は岩見沢駅の北側に位置し、岩見沢運転所(旧:岩見沢第一機関区)をはじめ鉄道関連の施設が多く集まっています。
資料を読み解きながら景色を眺めると、国鉄時代に「鉄道の町」と称された岩見沢の盛衰を強く感じられるスポットです。
東側には国鉄時代、本屋構内東側における操車・連結作業を受け持つ「岩見沢駅駅東運転事務室」もありました。
一方、西側にJRアパート等の建ち並ぶ一角があり、その片隅には外壁を灰色に塗った4階建てビルがあります。



JR岩見沢寮a04

JR岩見沢寮a05

このビルはJR北海道が道内各地に構える独身寮の一つ。
錆付いた表札には「岩見沢寮」と書かれています。
1908年12月、内閣鉄道院は「官舎取扱規程」(達第29号)を公布。
その中で寮を単身の職員等の共同居住に充てる「乙号合宿所」と位置づけ、全国各地の鉄道現場に寮を設置していきました。



JR岩見沢寮a03

岩見沢においては「岩見沢北寮」が最古の独身寮だったようです。
岩見沢北寮は1942年11月に開設され、3名の専任職員(寮従事員)が独身者達の暮らしを支えてきました。
それが31年後の1973年、現在の「岩見沢寮」に建替えられて同年12月18日より供用しています。


国鉄 職制 掛職 事務掛 寮長 寮監 JR北海道 JR貨物 車両基地 岩見沢操車場
国鉄寮従事員職制a01
国鉄における寮従事員の職制(1953年4月~1987年3月)
日本国有鉄道職員局職員課(1982)『日本国有鉄道職制集 昭和57年3月』p.14より引用

国鉄時代は寮長らが勤務した岩見沢寮ですが、分割民営化に伴い寮従事員職制が撤廃されました。
その後は本社総務部の係長が寮の管理を兼務しているのだとか。



JR岩見沢寮a02

近くに建つJRアパートとは違い、岩見沢寮にはベランダが一つもありません。
西面の窓を数えると1階は5室、2~4回は6室ずつの計23室だと分かりますね。
反対の東面は計19室あり、最大42名の独身者が入居できる事になります。



JR岩見沢寮a06

北面には非常階段が設けられています。



JR岩見沢寮a07

JR岩見沢寮a08

物置として活用されている国鉄時代のコンテナ。



JR岩見沢寮a09

寮の位置関係を地図に示すと上のとおりです。


※写真は2020年11月22日撮影
スポンサーサイト



最終更新日 : 2021-11-14

Comment







管理者にだけ表示を許可