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2021-10-19 (Tue) 19:22

函館本線岩見沢駅[12] 乗務員専用の踏切と有明連絡歩道

岩見沢駅a901(711系旧塗装)
復刻旧塗装の711系S-110編成と農業用馬木彫(2015年3月8日撮影)

引き続き空知管内は岩見沢市有明町南にある、JR北海道の岩見沢(いわみざわ)駅を取り上げましょう。
第1回~第3回の記事では「鉄道の町・岩見沢」の象徴と言える岩見沢駅の大まかな歴史を解説。
第4回からは複合駅舎(4代目駅舎)を眺め、合築の市営施設「有明交流プラザ」も紹介しました。
そして第8回でラッチ内へと足を踏み入れ、3面あるプラットホームを全て観察しました。
今回も駅構内の様子を見ていきましょう。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 室蘭本線 函館本線 幌内線 万字線
岩見沢駅a910

前回は第三ホーム(6・7番線)の様子を観察しましたが、実はまだ東端を見てはいません。
そんな訳で今回は跨線橋の脇を通り、旭川方へと足を伸ばしましょう。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 岩見沢操車場 車両基地 岩見沢運転所
岩見沢駅a911

跨線橋の7番線側はエレベーターへと続く通路になっています。
第二ホームの3番線側と同様、こちらも線路側に転落防止柵を設けています。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 岩見沢操車場 車両基地 岩見沢運転所
岩見沢駅a913

第三ホーム東側から跨線橋のエレベーターを眺めた様子。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 岩見沢操車場 車両基地 岩見沢運転所
岩見沢駅a903(岩見沢運転所)

第三ホーム東端は柵で封鎖されており、岩見沢駅長・岩見沢運転所長の連名による注意書きも立っています。
注意書きには「私服での通行を禁ずる」「業務専用通路」「危険ですから一般の方の通行はできません」といった文言を記しています。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 車両基地 岩見沢運転所 構内踏切 業務専用通路
岩見沢駅a904(岩見沢運転所)
JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 車両基地 岩見沢運転所 構内踏切 業務専用通路
岩見沢駅a905(岩見沢運転所)

柵を越えた先には線路に降りる階段があり、岩見沢運転所の事務所棟へと続く構内踏切と直結しています。
構内踏切は岩見沢駅の7~12番線、岩見沢運転所の出入区線4本と、合わせて10本もの線路を横断します。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 車両基地 岩見沢運転所 構内踏切 業務専用通路
岩見沢駅a902(岩見沢運転所)

この踏切は乗務員が駅と運転所の行き来に使用する業務用踏切。
遮断機や警報機の類は一切無いため、乗務員は左右を指差確認しながら横断します。
なお、岩見沢駅では主に折り返し列車を対象とした乗務員交代が行なわれています。
そのため業務用踏切を使用するのは岩見沢運転所所属の動力車乗務員(主任運転士・運転士)に留まりません。
札幌車掌所、旭川車掌所、札幌運転所、苗穂運転所など、他区所の乗務員も乗務間合いを岩見沢運転所の休憩室や乗務員宿泊所で過ごすため、この踏切を横断する事になります。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 乗務員待合室 跨線橋
岩見沢駅a908

ちなみに第三ホームの跨線橋下には・・・


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 乗務員待合室 跨線橋
岩見沢駅a909

・・・プレハブ小屋の乗務員待合室が収まっています。
岩見沢運転所事務室で出勤点呼や休憩後の点呼を受けた乗務員は、構内踏切を渡りきると乗務員待合室で列車の到着を待つのです。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 乗務員待合室 第二ホーム 3番線 4番線
岩見沢駅a914

乗務員待合室は第二ホームの西端にもう1棟。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 乗務員待合室 第二ホーム 3番線 4番線
岩見沢駅a915

こちらは国鉄時代から存在する平屋のコンクリート建築です。
緩やかに傾斜した片寄せ屋根が印象的。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 室蘭本線 函館本線 幌内線 万字線
岩見沢駅a916

こちらは駅構内東側。
かつて岩見沢駅輸送本部の3代目庁舎や、操車・連結作業を担当する岩見沢駅駅東運転事務室があった一角です。
国鉄時代は駅西運転事務室の担当する一角と区別するため、便宜的に「駅東構内」と称する事もありました。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 室蘭本線 函館本線 幌内線 万字線
岩見沢駅a917

第三ホーム寄りに建っている転轍詰所。
かつて駅東運転事務室が管轄していた作業場の一つです。
複合駅舎の第一期工事が完了した2007年6月23日まで、このすぐ裏手の空き地に3代目輸送本部の2階建てコンクリート建築がありました。
輸送本部は第一期工事完了に伴い複合駅舎1階に移転しています。


JR北海道 国鉄 JR貨物 岩見沢駅構内 室蘭本線 函館本線 幌内線 万字線
岩見沢駅a918

転轍詰所から76mほど北東に進むと、比較的新しいホワイトグレーのプレハブ小屋が建っています。
外には移動式の簡易トイレを設置しており、どうやら冬場に除雪作業員の詰所として使用しているようです。
この辺りに国鉄時代、駅東運転事務室の2階建てブロック建築がありました。



岩見沢駅a919

岩見沢駅は長らく駅裏の鉄北地区と直通する手段が無く、鉄北の住民達は列車を使う度に遠回りでの移動を強いられてきました。
それが2009年3月30日、複合駅舎の全面オープンに伴い自由通路(有明連絡歩道)が開通すると、南北の直通が実現して長年の不便から解放されました。



岩見沢駅a920

こちらは改札口の脇にある有明連絡歩道の出入口。
ここから鉄北地区まで陸橋を渡って通り抜けられます。



岩見沢駅a921

自動ドアを越えると緩やかなスロープが。
ここから先は駅本屋と直結する南昇降棟の中です。



岩見沢駅a922

施設管理は岩見沢市役所の外郭団体、(一財)岩見沢振興公社が引き受けています。



岩見沢駅a923

スロープの頂上から駅本屋方向を眺めた様子。



岩見沢駅a924

地上3階に位置する有明連絡歩道は、左右をガラス張りにした陸橋です。
駅構内を俯瞰できるので撮影に興じる鉄道ファンの姿を時折見かけます。



岩見沢駅a925

岩見沢駅a926

陸橋の先は鉄北地区の玄関を担う北昇降棟。
南昇降棟と違って立体駐輪場は無く、緩やかな階段とエレベーターを設けただけのシンプルな構造です。
ここの内壁にも赤レンガが使われています。



岩見沢駅a927

1階エントランスホールの壁には・・・



岩見沢駅a928

・・・短くスライスした古レールを集め、円形に並べたオブジェが飾られています。
何処と無く西洋の悪魔・ブエルを彷彿とさせる姿です。



岩見沢駅a929

岩見沢駅a930

こちらが北昇降棟の外観。
2階にぐるりと配した大窓が目を惹きます。


長くなったので今回はここまで。


《ブログ内関連記事リンク》
函館本線岩見沢駅[12] 乗務員専用の踏切と有明連絡歩道


※写真は特記を除き2020年11月24日撮影
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最終更新日 : 2021-11-03

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