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2021-01-26 (Tue) 22:09

札沼線石狩当別駅に出現した巨大な「伊達兜」

石狩当別駅の鎧兜a01

札沼線末端区間(北海道医療大学~新十津川間)の廃止から5ヵ月後の2020年10月、石狩当別駅の自由通路に巨大な鎧兜が姿を現しました。



石狩当別駅の鎧兜a02

この鎧兜は「独眼龍」の異名で知られる仙台藩の初代藩主・伊達政宗が着用した物をモチーフにしており、シンプルな三日月の前立てを掲げています。
何故ここに伊達政宗の兜を設置したのかと言いますと、当別町は政宗の子孫である伊達邦直が開拓したからです。
仙台藩岩出山領の領主だった伊達邦直は大勢の家臣と共に1871年に入植し、大森林を伐採し畑を耕す事で当別町の礎を築きました。
なお、その2年前の1869年には邦直の実弟にして仙台藩亘理領主である伊達邦成も、明治政府より有珠郡の支配を命じられて大勢の家臣と共に伊達紋別に入植しています
邦直が蝦夷地開拓を決意したのも弟に続こうと思ったからだと言い、兄弟が開拓を成した縁から近年では当別町と伊達市の間でイベント等を通じた交流が進んでいます。


当別町・伊達市歴史兄弟都市盟約 伊達邦直 伊達邦成 鎧兜 伊達兜 伊達政宗 橋上駅舎
石狩当別駅の鎧兜a05

そして2020年10月、当別町と伊達市は開拓150年の節目を迎えた事から「歴史兄弟都市盟約」を締結しました。
これを記念して石狩当別駅に設置されたのが、伊達邦直も戊辰戦争時に着用した三日月の鎧兜だという訳です。
設置者は両市町のライオンズクラブで、伊達ライオンズクラブが兜を、当別ライオンズクラブが台座を作成。
当別町役場が寄贈を受け、石狩当別駅構内で同役場が施設管理をしている自由通路(実はJR北海道の固定資産ではない)に常設展示したのです。


当別町・伊達市歴史兄弟都市盟約 伊達邦直 伊達邦成 鎧兜 伊達兜 伊達政宗 橋上駅舎
石狩当別駅の鎧兜a03
JR北海道 国鉄 札沼線 学園都市線 JR貨物 石狩当別駅 伊達兜 鎧兜 仙台藩 宮城県
石狩当別駅の鎧兜a04

伊達兜の展示場所は石狩当別駅待合室・駅事務室の斜め右向かいです。
既存のステンドグラスや彫像と共に自由通路を賑わせています。


JR北海道 国鉄 駅員 輸送助役 転轍機 転轍器 転てつ器 運転取扱業務 駅輸送業務
石狩当別駅の輸送助役tf01

伊達兜のおまけに撮った1枚。
雪の降る中、駅構内の転轍機を点検する石狩当別駅の輸送助役です。
運転取扱業務を司る輸送助役は作業服と赤帯2本入りヘルメットを着用し、しばしば駅構内を巡回して信号機や転轍機などの不具合をチェックしています。
そして異常を認めたら運行管理センターに連絡して列車を止めたり、札幌信号通信所や札幌保線所等に修繕の手配をするという訳です。


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※写真は全て2020年12月12日撮影
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最終更新日 : 2021-01-26

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