タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2020-10-20 (Tue) 18:20

追分駅に来たキハ261系はまなす編成「北海道鉄道140年記念号」

はまなす北海道鉄道140周年記念号a101

2020年10月17日、JR北海道の多目的特急車両であるキハ261系5000番台「はまなす」がデビューしました。
はまなす編成は老朽化が進み2019年9月に引退したリゾート車両「クリスタルエクスプレス」に代わり、キハ261系1000番台をベースにしつつ新製した観光列車仕様の車両です。
ただし定期列車とのバイプレイヤーである点が従来のリゾート車両とは異なり、10月24日からは札幌6:56始発・網走行き特急「オホーツク1号」への充当を皮切りに定期運行を開始する予定です。
分かり易く言えばキハ40系「北海道の恵みシリーズ」や、キハ54系「流氷物語号」の特急列車版という訳ですね。

10月17日・18日は定期運行開始に先駆けて、団体臨時列車「北海道鉄道140年記念号」として2日連続で運転されました。
これは来る2020年11月28日、道内初の鉄道である官営幌内鉄道手宮~札幌間(後の手宮線全区間・函館本線南小樽~札幌間)の開業140周年を迎えるため、JR北海道が記念イベントの一環として企画したツアー列車です。
ツアーは題して『北海道鉄道140年記念号で行く「炭鉄港」を巡る旅』。
近代北海道の礎となった「炭」(石炭)、「鉄」(鉄道・鉄鋼)、「港」(港湾)の各要素を通して歴史に触れる日帰り旅行です。
初日は小樽駅8:48始発→岩見沢駅10:13着/11:00発→追分駅11:34着/11:55発→室蘭駅13:23着/14:34発→札幌駅16:48終着というダイヤで運転されました。
まずは7:45から小樽駅の駅舎を見学した後、はまなす編成に乗車。
続く岩見沢駅で駅舎見学と地域物産品の特設販売、追分駅で安平町物産販売、室蘭駅で旧駅舎を見学して札幌駅に向かう行程です。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a102

はまなす編成を銭函海岸(函館本線朝里~銭函海岸)で撮影した後は、列車を乗り継いで室蘭本線追分駅まで先回りしました。
特急とかち3号を11:18に下車したら、急ぎ足で道道226号線の追分跨線橋に移動。
11:34、追分駅に入線するはまなす編成を橋の上から撮影しました。
後から2両目では車掌が落とし窓から顔を出して到着監視に当たっています。


JR北海道 発車時刻案内 電光掲示板 発車標 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a103

はまなす編成が跨線橋を潜り抜けたら、これまた大急ぎで追分駅に戻ります。
改札口の発車標は「北海道鉄道140周年記念号 11:55 室蘭 1」と専用の時刻案内を表示していました。


キハ261系はまなす編成 北海道鉄道140周年記念号(ツアー)
はまなす北海道鉄道140周年記念号a104

入場券を買ってプラットホームへ。
140年記念号は駅舎側の1番乗り場に停車中。


北海道鉄道140年記念号 ヘッドマーク HM トレインマーク 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a105

ヘッドマークは専用のステッカーを制作し、表示窓に直貼りしています。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a106

追分駅の所在する自治体は勇払郡安平町ですが、この日は同じ胆振管内の苫小牧市からご当地キャラクター「とまチョップ」が出張。
苫小牧の象徴である白鳥、花菖蒲、ホッキ貝、ハスカップを混ぜたキマイラですね。
道央圏のスーパーでよく売られている「寿司ガリ」のパッケージにも描かれています。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 側面方向幕 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a107

はまなす編成の側面行先表示窓を見ていきましょう。
室蘭方の先頭車は5号車。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 側面方向幕 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a108
JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 側面方向幕 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a109
JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 側面方向幕 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a110

そこから編成後方まで順番に4号車、3号車、2号車と続きます。
これら4両は指定席車です。
ヘッドマークと同様、こちらも専用ステッカーを表示窓に貼り付けています。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 側面方向幕 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a111

1号車のキハ261-5101はフリースペース車です。
具体的にはイベント等に活用できるフリースペースをはじめ、2名で利用できる掘りごたつ式の多目的室兼個室、特産品などを扱う販売カウンターを設けています。
「北海道鉄道140年記念号」のステッカーも、1号車だけは「指定席」の表示がありません。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a117

追分駅には11:55まで20分間停車。
駅構内はツアー客や撮影目的の訪問者などで賑わい、道警の警察官も派遣されて警戒に当たっていました。


JR北海道 国鉄 室蘭本線 追分駅長 千歳地区駅 地区副駅長 地区駅長制度 駅員
はまなす北海道鉄道140周年記念号a115
JR北海道 国鉄 室蘭本線 追分駅長 千歳地区駅 地区副駅長 地区駅長制度 駅員
はまなす北海道鉄道140周年記念号a116

改札口前では白服を着た追分駅長と、追分駅を管轄する千歳地区駅の副駅長が特製横断幕を掲げていました。
JR東日本とJR四国は駅長用の白い制服が「盛夏服」から「礼服」に用途変更されて久しいですが、JR北海道の駅長も2015年頃から季節を問わず催事に着用するようになってきました。

千歳地区駅はJR北海道が2000年5月に導入した「地区駅長制度」に基づく組織で、千歳駅を拠点駅として千歳線美々~西の里間、石勝線南千歳~串内間、室蘭本線遠浅~栗丘間の各駅・信号場を統括しています。
拠点駅である千歳駅は地区駅長(千歳駅長兼務)、地区副駅長、地区駅専門スタッフが勤務し、地区駅エリア全体の収入目標の策定や営業管理、庶務・経理といった後方支援などを担っています。
地区駅エリア内には拠点駅に加えて管理駅が設けてあり、千歳地区駅の場合は南千歳駅・新千歳空港駅・島松駅・北広島駅・追分駅・新夕張駅の計6ヶ所が管理駅として機能しています。
かつてはトマムトラベルセンター、ツインクルプラザ千歳支店といった旅行センターも統括していました。
また、2010年4月には千歳地区駅輸送業務センターが発足し、地区駅エリア内の各駅員に対する運転取扱業務の指導および支援に当たっています。



はまなす北海道鉄道140周年記念号a129

横断幕を掲げる追分駅長と千歳地区副駅長の隣には、140年記念号のツアー客に対するメッセージボードが置かれていました。
入場券の購入については1人5枚に制限し、コロナ後のご時勢ゆえソーシャルディスタンスを守って並ぶように呼びかけていました。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a112
JR北海道 国鉄 追分保線所 室蘭本線 追分駅 駅舎 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a113

1番乗り場には安平町・苫小牧市・白老町の特産品販売所が、駅事務室の勝手口から駅長事務室・追分保線所の玄関まで広がっていました。


キハ261系はまなす編成 北海道鉄道140周年記念号(ツアー)
はまなす北海道鉄道140周年記念号a114

白老町のコーナーは2020年7月に開業した「ウポポイ」の宣伝を兼ねており、アイヌ文様の衣服を纏ったスタッフの姿も見られました。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a120
JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a118

1番乗り場で色々眺めているうちに、発車まであと5分を残すだけになりました。
すぐさま向かいの2番乗り場(運転上は4番線)に移動し、はまなす編成の全体像を捉えます。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a119

キハ261-5201の横顔。
浜茄子の花をイメージしたピンクに加え、ドア周りをワインレッドに塗装しています。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a121

1番乗り場の室蘭方には駅員や販売スタッフが集まってきました。
駅長は白い制服を着たまま赤いフライ旗を抱え、列車監視に臨みます。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a122

11:55、140年記念号が前進を始めました。
スタッフ総出で手を振り、はまなす編成を見送ります。


JR北海道 国鉄 キハ261系5000番台 室蘭本線 追分駅 団体臨時列車 団臨
はまなす北海道鉄道140周年記念号a123

はまなす編成は快調に速度を上げていきます。


特急宗谷・サロベツ キハ261系はまなす編成 運転
はまなす北海道鉄道140周年記念号a124

140年記念号は勇払平野の線路を南下し、「炭鉄港」を象徴する港湾都市・室蘭へと向かいました。


追分駅 駅舎 JR北海道 国鉄 室蘭本線 石勝線 プラットホーム
はまなす北海道鉄道140周年記念号a125
追分駅 駅舎 JR北海道 国鉄 室蘭本線 石勝線
はまなす北海道鉄道140周年記念号a126

はまなす編成を見送ると早速、販売コーナーの撤収作業が始まりました。


追分駅 追分駅長 駅員 営業係 駅舎 JR北海道 国鉄 室蘭本線 石勝線
はまなす北海道鉄道140周年記念号a127
追分駅 追分駅長 駅員 営業係 駅舎 JR北海道 国鉄 室蘭本線 石勝線
はまなす北海道鉄道140周年記念号a128

改札口前では追分駅長、営業職駅員、とまチョップの4人で記念撮影をしました。


団体臨時列車としてデビューを飾ったキハ261系はまなす編成ですが、2020年10月24日に早くも定期運行をスタートします。
最初は4週間を通して土日に運行を限定。
初日の24日は札幌6:56始発・網走行き特急オホーツク1号、網走12:35始発・旭川行き特急大雪4号の2本に充当し、翌25日も同様に運転。
続いて10月31日・11月1日の2日連続で、札幌8:51始発・釧路行き特急おおぞら3号、釧路13:42始発・札幌行き特急おおぞら8号に充当。
11月7日・8日は札幌8:32始発・函館行き特急北斗6号、函館17:51始発・札幌行き特急北斗19号に充当。
そして11月14日・15日に札幌7:30始発・稚内行き特急宗谷、稚内13:01始発・旭川行き特急サロベツ4号に充当されて道東・道南・道北を巡る予定です。

通常はキハ261系基本番台の4両編成で半室グリーン車を組み込んでいます。
一方、はまなす編成は1両多い5両編成となるものの、グリーン席が無いので利用の際はご注意を。


※写真は全て2020年10月17日撮影
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最終更新日 : 2020-10-20

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