タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2020-05-02 (Sat) 15:36

函館本線鹿部駅に残るSL函館大沼号の停止位置目標

鹿部駅SL停止位置01

前々回前回、そして今回と3回連続で砂原支線の鹿部駅に関する投稿となります。
島式ホームを眺めていると、上り線側(大沼・函館本線)の床面に1ヶ所だけ、橙色のチョークで印を付けている箇所を発見。
駅舎の手前、普通列車停止位置目標のすぐ傍にあります。
逆に下り線側(森・長万部方面)に同様のマーキングは見られません。



鹿部駅SL停止位置02

風雨に晒されてすっかり色褪せていますが輪郭はしっかり留めており、太い横線の下に「SL」の2文字を示しています。
これはかつて函館本線函館~森間で、観光シーズンに運転されていた「SL函館大沼号」の停止位置目標ですね。
SL函館大沼号は1日1往復の運転で、往路は函館駅スタートで仁山駅(通過)、大沼公園駅を経由して森駅に至るルート。
復路は森駅スタートで砂原支線を経由し、大沼駅でスイッチバックを挟んで大沼公園駅に再度乗り入れ、更に折り返して函館駅に帰るルートでした。
砂原支線内でSL函館大沼号が停車したのは、渡島砂原駅、鹿部駅、流山温泉駅(200系新幹線が展示されていた事で有名)の3駅。
ポールタイプの定期列車の停止位置目標とは違い、プラットホームの床面に停止位置目標を書いているのは、機関助士が窓から顔を出して目視確認する方法を採っていたからでしょうね。


JR北海道 国鉄 臨時列車 蒸気機関車 機関士 機関助士
鹿部駅SL停止位置04

駅舎とホームを繋ぐ構内踏切とは目と鼻の先です。
鹿部駅のホームは構内踏切から更に前へと続いており、C11形蒸気機関車とヨ3500形車掌車を含めて6両編成のSL函館大沼号が一番前に停車すると、構内踏切を塞いでしまいます。
砂原支線を走っている普通列車は1両単行か2両編成なので、普段より長い編成の列車を運転すると停止位置も変わると勘違いしやすいのかも知れません。
そこで機関士が停止位置を誤認しないよう、ホームの床にも印を付けて機関助士と2人で確認する体制にしたものと考えられます。


キハ40系700番台 キハ40形700番台 キハ40-802
鹿部駅SL停止位置03

上り線ホームに入線するキハ40-802。
普通列車もSLマークの付近で停車します。
SL函館大沼号は蒸気機関車へのATS設置が困難である事から2014年12月、沿線の反対も虚しく廃止されてしまいました。
後継となる観光列車も未だ走っていませんが、いつかまた駒ヶ岳の周辺を走る観光列車が現れる事を期待したいですね。


※写真は全て2019年4月27日撮影
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最終更新日 : 2020-05-02

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