タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2020-02-23 (Sun) 17:52

夜に臨時列車も運転!札沼線末端区間最後の冬を彩る「エキアカリ2020」[4]

石狩金沢駅エキアカリ1

引き続き札沼線末端区間5駅で「札沼線エキアカリ2020」が開催された、2020年2月1日の模様を日が昇っているうちから取り上げましょう。
浦臼市街で昼食を摂った後、浦臼駅始発の5428Dに乗車したのでした。
通常ダイヤから6分繰り下げの13:27に浦臼駅を出発した5428Dは、14:19に石狩金沢駅に到着しました。
この繰り下げ運転は遅延という訳ではなく当初から予定されていたもので、夜間の臨時列車運行を知らせる貼り紙でも併せて告知されていました。
錆に塗れた貨車駅舎の傍に立ち、まもなく交流20,000Vの架線下に入るキハ40-401を見送ります。


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ6

今やヨ3500形を転用した貨車駅舎を持つ棒線駅の石狩金沢駅。
国鉄時代は相対式ホーム2面2線と貨物積卸線、そして立派な木造駅舎を有する直営駅(職員配置駅)であり、札幌保線区石狩当別保線支区の石狩金沢検査班も併設されていました。
駅構内には多くの家族連れが集まり、エキアカリの準備に取りかかっています。


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 札沼線エキアカリ2020
石狩金沢駅エキアカリ2

石狩金沢駅は準備中から大いに賑やか。
何組もの親子が協力し、せっせと雪像作りに励んでいます。


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ5

雪像は3体を制作する模様。
農業倉庫寄りに2体分、貨車駅舎西側に1体分の雪を盛り、スコップで遮二無二掘っていきます。


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 3500形車掌車 貨車駅舎
石狩金沢駅エキアカリ7

雪像になる前の雪山と、貨車駅舎のツーショットをカメラに収めます。
2年連続でエキアカリの会場となった石狩金沢駅ですが、談笑しながらの設営風景も今回で見納めです。
撮影中に札学鉄研OB会の協力会員、Aさんと偶然にも顔合わせ。
Aさんは石狩金沢駅での撮影後、14:44発の5429D(石狩当別14:35始発・浦臼行き)に乗って札比内駅まで移動されるとの事。
札比内駅もエキアカリの会場であり、ちょうど私も訪問する予定だったので連帯する事になりました。


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ10

ホーム側には既にアイスキャンドルが設置済み。


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ9

石狩金沢駅のアイスキャンドルは貨車駅舎の付近から・・・


JR北海道 国鉄 石狩金沢駅 学園都市線地区駅 単式ホーム 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ8

・・・ホームの東端まで一列に並んでいます。


石狩金沢駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止 エキアカリ2020 造花
石狩金沢駅エキアカリ11
石狩金沢駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止 エキアカリ2020 ペーパークラフト
石狩金沢駅エキアカリ12

駅舎正面には何と!椿の花を模った大きなペーパーフラワーがお目見えしました。


石狩金沢駅 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止 エキアカリ2020 造花 ツバキ
石狩金沢駅エキアカリ13

白、青、紫、桜色・・・4色の椿が駅構内に彩りを添えます。
貨車駅舎が纏う白、緑、黄色の3色塗装にも程良くマッチ。
アイスキャンドルはペーパーフラワーの手前にも置かれ、日没後は蝋燭の灯りで椿の花々を照らします。



石狩金沢駅エキアカリ3

石狩金沢駅も夜の見応えはバツグンだろうなあ・・・と思いましたが、残念ながらこの後の訪問先と列車ダイヤの都合により再訪は無理。
準備作業の風景だけでもじっくりと眺め、イベントの雰囲気を味わうのでした。


キハ40系400番台 石狩金沢駅 キハ40形400番台 ヨ3500形車掌車 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ14

25分間の短い滞在時間を経て14:44、Aさんと共に5429Dに乗り込みます。
他に1人乗車。
車内は案外空いていました。

乗車中はAさんと豊ヶ岡駅から北西5kmほどの山中にあった、月形炭鉱の索道(ロープウェイ)に関する話をしました。
北海道の鉄道路線の多くは石炭輸送を目的に敷設されたもので、札沼線もまた例外ではなかったという訳ですね。
豊ヶ岡駅が開業する8年前、1952年に札沼線沿線に豊ヶ丘石炭集積所が開設され、索道を介して運搬した石炭を国鉄の貨物列車に載せ換えたといいます。
運炭列車は豊ヶ丘石炭集積所(※現駅名は“豊ヶ岡”だが正式な地名は“豊ヶ岡”)を出発すると札沼線を北上し、石狩沼田駅から留萌本線に乗り入れて留萌港まで石炭を輸送しました。
そして留萌炭田で採掘した石炭ともども船舶に積載し、全国各地に石炭を供給したのです。
しかし1963年に月形炭鉱は閉山を迎え、同時に札沼線を走る運炭列車も全廃されてしまいました。
9年後の1972年6月には札沼線新十津川~石狩沼田間も廃止されますが、これには月形炭鉱の閉山が少なからず関係しています。


キハ40系400番台 札比内駅 キハ40形400番台 エキアカリ2020 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ15

15:20、札比内駅に到着。
乗降は少なく、5429Dはすぐに出発。


キハ40系400番台 札比内駅 キハ40形400番台 エキアカリ2020 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ16

アイスキャンドルが飾られた駅構内を横目に、キハ40-401はゆっくりと加速します。


キハ40系400番台 札比内駅 キハ40形400番台 エキアカリ2020 札沼線廃止
石狩金沢駅エキアカリ17

ホームを抜けると中札比内線踏切。
晩生内駅まで4.5kmの道程をひた走ります。


札比内駅 雪像 札エキアカリ2020 札沼線廃止 キハ53形 キハ53系
札比内駅エキアカリ2

ふと駅構内を見渡すと、国鉄型気動車を模した雪像が鎮座しているじゃあないですか!
ヨンマルにカメラを向けていた時には気付きませんでした。


札比内駅 雪像 札エキアカリ2020 札沼線廃止 キハ53形 キハ53系
札比内駅エキアカリ3

この雪像とヨンマルのツーショットも狙えたのに・・・と勿体無い事をした気分になりましたw
降りてすぐならば、このアングルでヨンマルの出発シーンを撮れたはず。


札比内駅 雪像 札エキアカリ2020 札沼線廃止 キハ53形 キハ53系
札比内駅エキアカリ1

前面種別幕は「札幌⇔新十津川」を表示。
ヘッドライトは2灯とも通電しており、既に灯火していました。
テールランプも付いていますが、こちらははたして点灯したのやら・・・。


札比内駅 雪像 札エキアカリ2020 札沼線廃止 ヘッドマーク
札比内駅エキアカリ4

貫通扉には記念ヘッドマークを掲出。
こんなヘッドマークを実車も掲出してくれたら良かったんですけどねえ。



札比内駅エキアカリ6

雪像の背後にはヘッドライトのポータブル電源が置かれています。



札比内駅エキアカリ5

ポータブル電源のコードは駅舎にまで延びています。
駅舎から電力を引っ張っていたんですね。


この後は日没まで札比内に滞在しました。


※写真は全て2020年2月1日撮影
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最終更新日 : 2020-02-26

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