タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2020-01-23 (Thu) 23:56

特急「大雪」のヘッドマークを掲げた「とかち色」のキハ183-406

キハ183‐406「大雪」2

まだ苗穂駅が移転する前、周辺を散策していると苗穂運転所構内にキハ183-406が留置されているのを発見しました。
キハ183-406は波動輸送用として使うために、エンジンの出力を抑制する改造を施したキハ183系400番台に属する運転台付き気動車です。
元々の車番は「キハ183-506」で、改造前は2009年9月まで特急「とかち」(同年10月ダイヤ改正で全列車スーパー化)に充当されていました。

改造後の2010年から函館運輸所に配置されていましたが、2017年3月ダイヤ改正での「北斗」の全列車スーパー化に伴い苗穂運転所に転属。
その後は臨時特急「北斗」、集約臨など臨時列車や、稀に「オホーツク」、「大雪」、「サロベツ」と定期特急に充当される事もありました。
しかし当時は編成中間に組み込まれてばかりで、ろくに先頭を飾らないまま2018年6月を以って運用を離脱しています。
この時はまさに運用離脱直後の邂逅でした。

キハ183系が初期型と後期型とで前面形状が大きく異なる事は、鉄道ファンには周知の事実でしょう。
1979~1983年製造の初期型(900番台・基本番台)は781系を角張らせたようなスラントノーズなのに対し、1986~1991年製造の後期型(500番台・1500番台/550番台・1550番台)は後の721系に通ずる造型を持つ貫通タイプとなっています。
後期型のデビューと共に赤・橙の帯を引いた白基調の塗装に変更されたキハ183系でしたが、1991年7月の「スーパーとかち」デビュー以降は寒色系塗装へのリニューアルが進みました。
中でも貫通タイプの後期型先頭車は大半が1994年3月以降、キハ281系・キハ283系に似せて前面を青く塗った「HET色」に衣替えしており、2020年1月現在は札幌~網走間の「オホーツク」に充当されています。


JR北海道 国鉄 苗穂運転所 キハ183-406 キハ183-506
キハ183‐406「大雪」

しかし中には「とかち」や「オホーツク」などに充当されたスラントノーズの新塗装に似せて、白を基調とし窓下にラベンダーの帯を引く「とかち色」になった車両も見られました。
そのうちの1両が写真のキハ183-406で、進むHET化に取り残されて「とかち色」を纏う唯一の貫通型先頭車となっていました。
駅東側でJR貨物北海道事業開発支店が営む月極駐車場(JR貨物苗穂駅駐車場)から、じっくりと白い貫通顔を眺めてみます。
すると前面方向幕には特急「大雪」のヘッドマークを掲出していました。
先述したとおり、「大雪」充当時の406は編成中間に組み込まれてばかりだったので、思いがけずして運行時には見られなかった姿をカメラに収める事が出来ました。
2020年1月現在では再び休車中の同系車に挟まれてしまった406。
再びその顔を見せる時は来るのか、それとも人知れず廃車解体となってしまうのか・・・。


※写真は全て2018年7月8日撮影
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最終更新日 : 2020-01-23

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