タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2019-10-22 (Tue) 17:54

キハ40系「山紫水明」の「紫水号」、旭川駅で車両展示会

紫水a-1

2019年10月14日、キハ40系改造の観光車両「山紫水明」シリーズの2両目となる「紫水号」が運行を開始しました。
去る9月13日にデビューした山明号は苗穂運転所所属のキハ40-1790を改造した物ですが、此度の紫水号は旭川運転所所属のキハ40-1791を改造しています。
1790、1791と連番になっているのは意図したのでしょうか?
山明号や「北海道の恵み」シリーズと同様、こちらも臨時列車・定期列車の共用となっており、平時は富良野線全区間、宗谷本線旭川~音威子府間、石北本線全区間での運用に就きます。
デビュー当日は旭川駅1番線で9:00~9:30の30分間に渡り車両展示会が開催され、展示終了後の10:00から日帰りツアー列車として富良野線を1往復しました。
ツアー列車のダイヤは下記の通りです。

【下り・富良野行き】
旭川10:00始発→富良野11:30終着
※途中主要駅(美瑛駅・上富良野駅など)での停車・歓迎イベントあり

【上り・旭川行き】
富良野12:02始発→旭川14:25終着
※途中主要駅(上富良野駅・美瑛駅など)での停車・物販等あり


JR北海道 国鉄 富良野線 山紫水明シリーズ 紫水号
紫水a-2

私は10月12日~14日の3連休中、旭川駅前のネカフェ「コミックバスターコンパ37旭川店」に連泊し、「秋の乗り放題パス」を使って道北を周遊していました。
旅の最終日となる14日は朝8時前にネカフェを出発し、旭川駅に直行。
西改札口南側のコンコースには『「紫水号」一般公開』の告知ポスターが掲示されていました。
紫水号のデザインコンセプトは「深みのある紫色のカラーリングをベースとし、海や雪の結晶、空の星をモチーフとした要素を組み合わせることで、凛としたたたずまいに華やかさを感じられるように」とあります。


JR北海道 国鉄 ヨンマル キハ40形 キハ40系
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紫水号はツアー列車として10:00に旭川駅を出発する訳ですが、私は残念ながら旅行商品を購入できませんでした。
しかし時刻表を精査すると、その22分前に富良野線の普通列車727D(旭川9:38始発・富良野行き)が先発します。
727Dの富良野駅到着時刻は10:57であり、先回りして紫水号を撮影する事が可能です。
なので今回は1番線で紫水号の一般公開を楽しんだ後、向かいの2番線に入線する727Dに乗り込んで富良野駅に直行。
そこで撮影を済ませたら更に730D(富良野11:42始発・旭川行き普通列車)で美瑛駅に先回りし、車掌とのツーショットを狙う事にしました。



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ラッチ内の2階コンコースに上がり、1・2番線の階段に視線を移すと・・・



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・・・何やら注意書きが置かれています。
近づいて読むと「紫水号一般公開 見学ご希望のお客様へ 後ろのエスカレーターにて1番ホームへお上りください」とあり、見学者の待機場が1・2番線ホームの西側(札幌方)に用意されている事が分かりました。


DE15形 旭川運転所 DE15-1534 宗谷本線 函館本線
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しかし私は紫水号の入線シーンが撮りたかったので、1・2番線ホームには直行せず対岸の3・4番線ホームへ。
8:43、7番線からは何と「富良野・美瑛ノロッコ号」用のDE15-1534が出発。
冬場はラッセル車を連結して豪雪地帯の除雪に使用されるので、雪の降らないうちに機関車単独での試運転をしているんですね。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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そして8:58、大本命の紫水号が現れました。
まずは3番線の出発信号機とのツーショットを。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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続けざまにアップでシャッターを切りましたが、逆光に泣かされるはめになりましたw
天気予報では雨のち曇りだったんですけどねえ。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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鮮やかな紫色のヨンマルがスラブ軌道を滑り、旭川駅の大屋根に潜り込みます。



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入線シーンをカメラに収めたら1・2番線ホームに移動。
エスカレーターを上った先には作業服と赤帯2本入りヘルメットを着用した輸送助役が立ち、次々と来る見学者を待機場へと誘導しています。
普段は5・6番線東端の輸送事務室に籠もり、配下の輸送職駅員(輸送主任・輸送指導係・輸送係)のマネジメントを行う輸送助役ですが、イベント時にはホームに出て接客対応をする事もあります。



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見学者の行列はホームの西端で折り返し・・・


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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・・・紫水号の札幌方乗降口へと延びています。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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列の先頭はロープが省かれ、撮影スペースが広めにとられています。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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私は9:02から行列に並んでいましたが、展示車両が1両単行なので回転が早く、4分も経てばここまで距離が縮まりました。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川駅 駅長 旭川駅長
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9:08、いよいよ車内へと足を踏み入れます。
乗降口の傍には旭川駅長が立ち、見学者の接遇に当たっていました。
JR北海道では去る10月1日を以って衣替えを実施し、盛夏服から冬服に移行しましたが、この日の駅長は白い盛夏服を着用しています。
駅長の白服については車掌の白服と同じく、以前は盛夏服期間(毎年6月1日~9月30日)のみの着用だったのですが、北海道新幹線が開業した2016年3月からイベント時に着る礼服として冬服期間も使用されるようになっています。
おそらくは相互直通先のJR東日本を意識しての服制変更なのでしょうけど、JR東日本の駅長は白服を盛夏服とは見なさず、礼服としてしか着用しない点が異なりますね。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 後藤純男
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デッキから客室に入ってすぐ、ロングシートには2枚の絵画が飾られていました。
これらは富良野線沿線の空知郡上富良野町にアトリエを構えた著名な画家、後藤純男先生が手がけた作品の複製です。
この日の富良野線ツアーでは後藤純男美術館の営業部長が乗車し、作品にまつわるエピソードを解説したといいます。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 後藤純男
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デッキ寄りに展示されていたのは「十勝岳連峰」。
2002年の発表で、美瑛、上富良野、新得に跨る十勝岳連峰の険しさを緻密に描いた様に、大自然の厳しさを感じさせます。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 後藤純男
紫水a-19

クロスシート寄りに展示されていたのは「雪の斜里岳」。
1987年の発表で、知床半島に聳える斜里岳の雪景色を描いています。
銀世界の冷たい空気を感じさせる一方、山の向こうに薄っすらと見える陽光に微かな温かみを感じます。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 車内 客室
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後藤純男作品を味わったら客室内を進みます。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 車内 客室
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ボックス席にはテーブルを設置できるようにしています。
シートモケットは山明号の緑色に対し、こちらは紫色になっており、絵柄も雪の結晶をイメージしたものです。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 車内 客室
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焦げ茶色を基調とし、天井を白く塗装したレトロな空間。
紫水号の完成によって、山紫水明シリーズは予定どおり2両が出揃いました。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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2分間の車内見学を終え、富良野方の乗降口からホームに出ました。
前面種別幕は「団体」を示していますが、団体臨時列車でも「臨時」を示す事が多いJR北海道としては何気に珍しいような。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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紫水号のヘッドマーク。
薄紫色が良いアクセントになっています。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
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727Dの出発時刻まで28分も残っていたので、車体側面の幾何学模様をじっくりと眺めてみます。
見切れていますが写真右端にはJR北海道旭川支社の島典賢支社長が写っていますね。
島支社長はカシオペア、トワイライトエクスプレスがラストランを迎えた2016年頃、取締役札幌駅長を務めていらっしゃいました。


紫水号 山紫水明シリーズ キハ40-1791 旭川運転所 旭川駅
紫水a-24

側面サボは特製の物ではなく、「団体」の2文字を示した汎用タイプ。
右下に小さく「旭川」と書かれていますが、これは旭川支社を意味する表記ですね。


この後は富良野線727Dに乗って富良野駅まで先回りし、撮影スポットに向かいました。
次回に続きます。




※写真は全て2019年10月14日撮影
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最終更新日 : 2019-11-19

デナさん、こんばんは(*^^*) * by らんちゃん
この日の見学会、私も3番手で。その後同じ車両に乗り込み、私は美瑛で下車しました。2番ホームから、駅舎と共に撮影。すいててよかったですよ(^^)
富良野までは行っていないので、続きのお話、気長にお待ちしてます。

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デナさん、こんばんは(*^^*)

この日の見学会、私も3番手で。その後同じ車両に乗り込み、私は美瑛で下車しました。2番ホームから、駅舎と共に撮影。すいててよかったですよ(^^)
富良野までは行っていないので、続きのお話、気長にお待ちしてます。
2019-10-27-23:44 * らんちゃん [ 編集 * 投稿 ]