タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2019-06-09 (Sun) 04:57

OB会員2名が運営参加 「新札幌鉄道模型フェスタ2019」会場にて

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新元号の令和を迎えた2019年5月1日、千歳線新札幌駅のすぐ傍にあるホテルエミシア札幌(旧・シェラトンホテル札幌)で「岩見沢鉄道模型部presents  新札幌鉄道模型フェスタ2019」が開催されました。
これは同ホテルと岩見沢市観光振興ビジョン実行委員会が主催し、展示設営を岩見沢市内の鉄道趣味団体「岩見沢鉄道模型部」が担当したものです。
岩見沢鉄道模型部には当OB会会員のOBカトウさん、TJライナーさんが在籍しており、同フェスタにも運営スタッフとして参加されました。
私(叡電デナ22)は本件について全くの部外者ではありますが、お2人が設営に参加されている訳ですし、せっかくなので初日の5月1日に会場の様子を見に行ってきました。




鉄道模型フェスタの会場はホテル2階にある宴会場「パレット」。
出入口には「エミシア鉄道改札口」と銘打った受付が設置され、マイカー来訪者の駐車券に駐車印を押していました。


札幌市交通局 札幌市営地下鉄東西線 JR北海道 JR貨物

改札口の脇にはホテルの近くに起終点の新さっぽろ駅がある、札幌市営地下鉄東西線の8000形を模った記念撮影ボードが置かれていました。
子供の記念撮影用に札幌市交通局の制服も用意されています。


札幌市交通局 制帽 札幌市営地下鉄

札幌市交通局の現行制帽は全国的に見ても珍しい、天(頭頂部)をメッシュとしマチを布地とした構造。
大抵の制帽は天を布地としマチをメッシュにするか(いわゆるサイドメッシュ/例:JR北海道現行制帽)、天・マチを共にメッシュにするか(例:東武鉄道現行制帽)、天・マチを共に布地にするか(例:JR東海現行制帽)の3通りです。
メッシュは制帽の通気性を高めるために使うものですから、内側に中敷きを付ける天だけメッシュにしても効果は薄いように思うのですが如何でしょうか?
ちなみに札幌市交通事業振興公社も、帽章のロゴデザインが微妙に違うだけでほぼ同様の制帽を使用しています。




その向かいにはJR貨物DF200形の顔ハメ看板も設置。




こちらも記念撮影用の制服が用意されていたのですが、何故かJR貨物の制服ではなく、詰襟のレトロな制服が置かれていました。
これは今は無きSLニセコ号の運行日に小樽駅、倶知安駅の駅長が発着時の出迎え・見送りに着用した専用制服ですね。




通常仕様の駅長制帽は赤い鉢巻に2本の金線を付けていますが、SLニセコ号向けの制帽は黒い鉢巻に金線3本を付けています。
普段使いの制帽よりも金線が1本多い上、東急の駅長・助役制帽の如く細い赤線も1本付いています。
古き善き時代の鉄道職員をイメージしたレトロなデザインとはいえ、帽章は五七桐紋に動輪を載せたお馴染みの国鉄仕様ではなく、昔の警察官のような三枚葉の紋章で動輪を囲んだ物となっています。




オープンから1時間後の11時に会場入り。
エミシア鉄道改札口を進んで早々、ホテルエミシア札幌の32階建て高層ビルを再現したペーパークラフトを発見!
これは此度のイベントのためにOBカトウさんが製作された物ですね。
外壁の懸垂幕には「奉祝 令和元年」、「奉祝 天皇陛下御即位」との文言が踊ります。

この直後にOBカトウさん、TJライナーさんとお会いしました。
怒涛の10連休中とあって場内は既にかなりの大盛況。
OBカトウさんも「まさかここまで混み合うとは思わなかったね」と仰られました。




模型版ホテルエミシア札幌の近くには車両基地があり、711系旧塗装6連、781系国鉄色6連、721系全室Uシート車組込6連、789系1000番台、785系NE-501編成が留置されていました。
それを横目に高架線をドクターイエローが駆け抜けていきます。




こちらもOBカトウさんお手製、線路沿いに炭鉱住宅が建ち並ぶ炭鉱町のモジュールです。
過去に岩見沢複合駅舎で開催された「いわみざわ駅まる。鉄道EXPO」でも展示されました。




炭鉱町の線路を幾度も往復するのは道南いさりび鉄道のキハ40系。
橙色の春塗装と白い冬塗装で2両編成を組んでいます。
OBカトウさん曰く、このモジュール内での区間運行は自動運転なのだとか。



昭和浪漫漂う炭鉱町での撮影は子供にも人気がありました。
今の子供達にとって昭和の景色は新鮮に映るのでしょう。




場所は変わって、海岸線を走る731系。
その先にあるのは何と併用軌道!
フル規格の鉄道車両が併用軌道を走る例としては、熊本電鉄藤崎線藤崎宮前~黒髪町間が挙げられますね。
かつては京急本線品川~北品川間、京王線新宿~幡ヶ谷間、新潟交通電車線白山前~東関屋間、名鉄犬山線犬山遊園~新鵜沼間(犬山橋)、近鉄奈良線油阪~近鉄奈良間、山陽電鉄本線兵庫~西代間など各地で見られる光景でした。
しかしまさか、山陽3000系よりも更に運転台が高く、しかも21m車体(※20m車体に非ず!)の731系が併用軌道に挑むとは、何とも面白いシチュエーションですね。




岩見沢の団体が主催・設営をしている以上、何と言っても外せないのは岩見沢駅の模型再現であります。
会場には3種類の歴代駅舎が模型になって展示されました。
何れも縮尺1/150です。




こちらは1933年~2000年の67年間に渡り活躍した、木造2階建ての3代目駅舎です。
三角屋根の組み合わせを基調としつつ、正面玄関付近の屋根をギャンブレル屋根としているのが特徴的。
OBカトウさんは製作に当たって資料収集をされていましたが、ホーム側については駅舎単体を詳細に記録した写真が見つからず、適当に作らざるを得なかったといいます。




3代目駅舎は2000年12月10日の火災で焼失し、新駅舎が完成するまでの暫定措置としてプレハブの仮駅舎が使われました。
この仮駅舎が完成したのは火災から2週間後の2000年12月24日ですが、この日は奇しくも3代目駅舎の誕生日であります。
何とも嫌な巡り合わせだなあ・・・。
プレハブ駅舎は新駅舎の暫定開業(2007年6月23日)まで使用された後、同月29日、30日開催の「さよならイベント」を以ってその姿を消しています。




そしてこちらが現在供用中の4代目駅舎である岩見沢複合駅舎。
赤レンガをふんだんに使い、新しさの中にどこか懐かしさを感じさせるデザインです。
2007年6月時点では暫定開業でしたが、有明連絡歩道が完成した2009年3月30日を以って晴れて全面開業となりました。




歴代岩見沢駅舎の裏手は広大な操車場となっていました。




操車場の端に建つ車庫には「道南鉄道 空知運転所」との名称。
空知運転所は1994年11月まで岩見沢に実在したJR北海道の車両基地で、国鉄時代に電気機関車・ディーゼル機関車の運転・検修を担当した岩見沢第二機関区をルーツとしています。
一方、現在も稼働中の岩見沢運転所は、国鉄時代に蒸気機関車の運転・検修を担当した岩見沢第一機関区と、岩見沢客貨車区を1986年11月に統合し誕生した岩見沢運転区を前身としています。
岩見沢運転区は1990年3月の組織改正に伴い、現業機関の組織単位である「区」を「所」に統一した事により岩見沢運転所となりました。
機関区が2つあったという事実からも、岩見沢が鉄道拠点として如何に重要な街であったかを窺い知る事が出来ますね。
ついでに言うと国鉄初の信号区(信号設備の保守を専門とする現業機関)も、1950年5月に設置された岩見沢信号区でした。




こちらのモジュールは何と著名な鉄道写真家、中井精也さんのサイン入り!
日付は「2017.3.17」とあります。
中井さんは2019年3月開催の「岩見沢複合駅舎開設10周年記念イベント」にゲスト参加されていましたから、その時に残していったサインですね。




DD51形重連の牽引による客車列車が雪原を突き進んでいきます。




岩見沢鉄道模型部は展示会の度にカメラ付きのキハ40系1両を出庫させて、前面展望スクリーンによる運転体験を催しています。






この運転体験が来場者に大変人気で、昼12時を回る頃には1時間待ちという状態でした。




運転体験の案内はLGの大型スクリーンで表示。
LCD式発車標の体裁・・・と思われるかも知れませんが、よく見ると各行には上下半々になるよう線が引いてありますね。
要するにこれ、パタパタと札をめくる反転フラップ式発車標を模した画像という訳です。




JR貨物も鉄道模型の展示に参加。
大きな貨車とコンテナの模型が目を惹きました。






こちらもJR貨物の社員が手がけた貨物駅のジオラマ。
照明塔に照らし出された操車場の風景が魅力的です。




今回は2時間半ほど滞在し、OBカトウさんやTJライナーさんと会話しつつ場内を見て回りました。
次のイベントが決まったら、また訪問させて頂きます。
この度はお疲れ様でした!


※写真は全て2019年5月1日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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この記事は当ブログ管理人が「札幌学院大学鉄道研究会OB会のブログ」に投稿したものです
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最終更新日 : 2019-07-13

No title * by OBカトウ
報告記事ありがとうございます。
スタッフとして動いていてじっくりと作品を見る時間が開始前ぐらいでしたので とてもよかったです。

今年の10月19と20日に岩見沢駅隣接の有明交流プラザで鉄道EXPOというイベントを開催予定です。
ぜひお時間ありましたら 遊び来てください。

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No title

報告記事ありがとうございます。
スタッフとして動いていてじっくりと作品を見る時間が開始前ぐらいでしたので とてもよかったです。

今年の10月19と20日に岩見沢駅隣接の有明交流プラザで鉄道EXPOというイベントを開催予定です。
ぜひお時間ありましたら 遊び来てください。
2019-06-13-18:26 * OBカトウ [ 編集 * 投稿 ]