タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2019-02-14 (Thu) 07:58

2019年夏、宗谷本線に「びゅうコースター風っこ」が来る



去る2019年2月12日、JR北海道は道内観光の振興と地域活性化を目的として、JR東日本、東急電鉄、JR貨物の3社とタッグを組み観光列車を運行すると正式に発表しました。
1月下旬にも東急の豪華観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(ザ・ロイヤル・エクスプレス)の道内運行を検討している事が判明し話題になりましたが、更に観光列車の運転に協力する事業者が増えたので驚きました。
ご承知の通り北海道はここ数年で海外からの訪日観光客が急増し、更なるインバウンドの集客により地域産業の活性化が期待できる状況。
国内旅行でも高い人気を得ており、都道府県魅力度ランキングでは10年連続で1位になっています。
国土交通省も北海道を取り巻く環境の変化を重視し、新千歳空港駅の苫小牧・道東方面直通を目的とした大規模改修を検討しています。
莫大な赤字に苦しむJR北海道はここ数年、後手に回ってばかりで観光集客にも消極的な姿勢が見られましたが、ようやく他社との提携により新たな観光列車を走らせる事になったのは大変喜ばしい事です。

しかも当初発表の「ザ・ロイヤル・エクスプレス」に加え、JR東日本からもジョイフルトレインの「びゅうコースター風っこ」が参戦する事が分かりました。
それも「ザ・ロイヤル・エクスプレス」は2020年夏の運行予定なのに対し、「風っこ」は2019年7~9月、何と今年中に道内を走るというのですから衝撃的!
「風っこ」は当会会長の秋田こまち通りさんが執筆された記事にあるとおり、小牛田運輸区に所属するキハ48形2両編成のトロッコ風改造車で、まさしく夏の北海道を走らせるにはもってこいの車両です。
JR北海道の公式プレスリリースによると運転日は2019年7月27日~9月8日の土日祝(計15日)で、運転日により旭川~音威子府間、音威子府~稚内間と区間を分けるとの事。
昨日の道新の朝刊でも第1面を飾っています。

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宗谷線に今夏「風っこ」 JR北海道など4社提携し観光列車

 JR北海道とJR東日本、東急電鉄、JR貨物の4社は12日、各社が連携して道内で観光列車を運行すると発表した。今年7~9月に宗谷線でJR東の「びゅうコースター風っこ」を、来年夏に札幌~道東間で東急の「ザ・ロイヤル・エクスプレス」を走らせる。経営難で新たな観光列車の投入が難しいJR北海道に3社が協力し、道内の豊かな自然景観を生かして需要喚起を図る。(権藤泉)

来夏は「ロイヤル」
 
 いずれもJR北海道が車両を借り受けて運行し、JR貨物が本州~北海道間の車両運搬を担う。国土交通省によると、鉄道事業者が観光列車を他社に貸し出す例は珍しい。同省はJR北海道の経営改善に向けた取り組みとして「インバウンド(訪日外国人客)」を取り込む観光列車の充実」を促しており、3社は胆振東部地震の復興支援の狙いもあり協力を決めた。車両の使用料などは非公表。
 「びゅう―」は2両編成で、主に東北地方で使われている。宗谷線では7月27日~9月8日の土日と祝日計15日間に運行予定。窓ガラスを外せる構造で、風を感じながら利尻富士やサロベツ原野の眺めを楽しめる。稚内―音威子府間と旭川―音威子府間の運行日を分け、JR北海道の車両と連結して走らせる。詳細なダイヤは5月ごろ決まる。
 「ザ・ロイヤル―」は、東急が伊豆半島で運行する豪華列車。組子などの伝統工芸やステンドグラスを施した内装が特徴で、料理も提供する。道内では来年5~8月のうち約1カ月間、週4日程度の運行を想定。旅行商品の企画や車内サービスは東急が担う。具体的な運行ルートは今年夏ごろ、運行期間は冬までに発表する予定。
 JR北海道の島田修社長は東京都内で開いた4社の共同記者会見で、沿線地域の協力の必要性を強調。路線維持に向け沿線自治体と策定中の「アクションプラン」に、観光列車のもてなしなどを盛り込む考えを示し「これをきっかけに地域との関係を深めたい。収益面でも効果が出るよう全力を挙げる」と述べた。

出典:『北海道新聞』2019年2月13日付 朝刊第1面
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記事にもあるとおり、詳細なダイヤは5月頃に公表される事となります。
しかもプレスリリースによると自社車両の「北海道の恵み」2両と連結するというので、これは宗谷本線でキハ40系列の4両編成が見られるな・・・と期待。
運行期間には何としても宗谷本線へ足を運びたいですね。
もちろん移動には鉄道を使います。

なお、「ザ・ロイヤル・エクスプレス」は東急の子会社である伊豆急の2100系「リゾート21」を改造したもので、すなわち直流電車です。
したがって大半の線区が非電化であり、なおかつ電化区間についても交流電圧を採用しているJR北海道の線路を自走する事は出来ません。
これについて昨日放送されたHBCの『今日ドキッ!』で言及されており、母が録画してくれたので仕事を終えてから見たのですが、編成先頭にディーゼル機関車、最後尾に電源車を連結して走らせる事になるそうです。
せっかくのクハ車展望席が勿体無いですが、道内を走るには止むを得ません。
私の稼ぎではまず乗る事はない豪華列車ではありますが、せめて撮影には行きたいですね。


※写真は2017年8月26日、宗谷本線幌延駅にて撮影 ホーム上のPR看板


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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最終更新日 : 2019-07-03

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