タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2019-02-03 (Sun) 12:26

北海道の恵み3連!団体臨時列車「元気です夕張号」を追う【1】



2019年2月2日、札幌~夕張間にて団体臨時列車「元気です 夕張号」が運行されました。
この団臨はJR北海道が来たる2019年3月末に営業を終了する石勝線夕張支線(新夕張~夕張間)の今までの利用に感謝を込めると共に、2018年9月の胆振東部地震で被災した北海道の観光復興プロジェクト「元気です 北海道」の一環として企画した日帰り旅行列車です。
合計90名の募集人数で「夕張の雪を感じる温泉コース」(11,200円)、「炭都夕張の歴史探訪コース」(9,800円)の2点の旅行商品が用意されたのですが、2018年12月の発売当日に完売するという人気の高さでした。
使用車両もキハ40系「北海道の恵み」シリーズの「道央 森の恵み」、「道北 流氷の恵み」で2両編成を組成すると事前告知されており、注目度が非常に高かった訳です。
その後の2019年1月には急遽、旅行商品が追加発売される事となり、こちらも5日後に定員32名分が完売しています。
もちろん車両についても更に1両が増結される訳ですが、何と「道東 森の恵み」を加えて「北海道の恵み」シリーズだけで組成した3両編成が実現する事になりました!
これは何としても撮影したいと思い、昨日は「元気です 夕張号」を朝から昼過ぎまで追いかけました。


JR北海道 国鉄 石勝線夕張支線 苗穂運転所 留置 函館本線 室蘭本線 団体臨時列車


まずは早朝4時に起床し、自宅から徒歩1時間かけて苗穂へ。
途中、旧・千歳線ルートの白石サイクリングロードを歩いて信号待ちのタイムロスをカットします。
JR貨物苗穂駅駐車場(月極駐車場)から苗穂運転所を眺めると、北海道の恵み3連が留置されているのを発見!
札幌方からキハ40-1779(道東 森の恵み/釧路運輸車両所)、キハ40-1780(道央 花の恵み/苫小牧運転所)、キハ40-1720(道北 流氷の恵み/旭川運転所)です。
照明塔の光を浴びて、出発の時を静かに待っていました。





これはなかなか見られない並びではないでしょうか?
「道東 森の恵み」とキハ183系ハイデッカーグリーン車のツーショットです。
「森の恵み」は根室本線新得~釧路間での運行が多いですからね・・・タイミングが合えば網走駅でも見られるんでしょうけど。


さて、「元気です 夕張号」のダイヤは下記の通りとなります。

【往路(札幌始発・夕張行き)】
札幌8:08始発→岩見沢8:48着/9:13発→追分10:09着/10:33発→夕張11:27終着

【復路(夕張始発・札幌行き)】
夕張15:00始発→新夕張15:19着/15:37発→札幌17:22終着

行きは函館本線札幌~岩見沢間、室蘭本線追分~岩見沢間、石勝線追分~夕張間という迂回ルートで、帰りは千歳線経由の直行ルートとなります。
札幌駅を出発すると岩見沢駅、追分駅、夕張駅、新夕張駅の順に停車し、計4駅で地元関係者による「おもてなし」があります。





前夜に北海道北西部で大雪警報が出ており、ダイヤ乱れが心配だったので早めに苗穂駅へ。
案の定、旭川地区が積雪で麻痺状態に陥ったため、6:03発の函館本線923D(札幌6:00始発・旭川行き普通列車)は滝川止まりに変更されました。
とりあえず岩見沢までは問題なく行ける事が分かり、ほっと一安心。


JR北海道 キハ40系350番台 日高色 苗穂駅


せっかくなのでホームに出て923Dを見る事に。
所定ダイヤではキハ40系2連ですが、この日は滝川方からキハ40-817、キハ40-822、キハ40-352の3連を組んでいました。
日高色のキハ40-352は苗穂工場からの出場で、岩見沢駅まで締切回送された後、前2両から切り離されます。
もちろん車掌も2両目に乗務。

923Dが発車する頃、駅構内には列車に目もくれずホーム上の様子を撮影されている方がいて、左腕には「新陽社」と書かれた白い腕章を付けていました。
新陽社は札幌にも支店を構えている電気掲示器のメーカーで、苗穂駅にて使用されているフルカラーLEDの発車標も同社が納入しているんですね。
カメラを持った社員さんはどうやら広報担当で、宣材写真を撮りにいらしているようでした。
土曜日の早朝から大変ですね。


721系3000番台 札幌車掌所


923Dは夜勤明けの会社員や朝帰りの学生などで混雑しており、座席にありつけないので見送ります。
6:44発の2123M(小樽5:39始発・滝川行き普通列車)で岩見沢に移動。
充当車両は721系F-3017編成でした。
中間車のモハ720-3017に乗ったのですが、岩見沢方の客室にいると床下から「ブーン」という大きな電子音が始終なり続け、モーター音がかき消されてしまうのでほとほと参りましたw





高砂駅を出たあたりからホワイトアウトが起こり、列車も減速・加速を繰り返しました。
視界不良につき運転士は頻繁に警笛を鳴らします。
写真は江別~豊幌間で撮影したものですが、すっかり地平線が見えなくなっています。
これ以上荒れたら夕張号が運休になるかも知れないな・・・と些か不安になりました。





定刻より1分遅れの7:30、岩見沢駅に到着。
この頃には視界も晴れて一安心。
2123Mは2分間の停車を経て、定刻通り7:32に岩見沢駅を出ていきました。





跨線橋の発車案内を見ると、1番線に「臨時 9:13 追分」とあります。
行先が夕張駅ではなく追分駅になっていますが、発車時刻を見れば夕張号なのは間違いありません。
入線ホームも分かったので、対岸の3番線にて夕張号を待つ事にしました。





その前に一旦改札口を出て掲示板を確認。
1番線は通常ダイヤなら室蘭本線の定期列車1466D(岩見沢9:03始発・苫小牧行き普通列車)が入線するのですが、定刻通りなら8:48に夕張号が入線してしまうため、1466Dの発着番線の変更を確認しておこうと考えたのです。
何しろ岩見沢駅で夕張号を撮影したら、続いて追分駅に先回りして迎え撃ち、更に夕張まで追いかける予定を組んでいたものですから必要な情報だったんですね。
貼り紙を読むと1466Dの乗り場は3番線に変更。

3番線ホーム上に張り込んでいると、7:20頃にLewisさんと合流。
岩見沢駅での滞在中は共に行動をとりました。
そういえばLewisさんとも話したんですけど、1月末にアメリカ中西部・北東部を襲った大寒波では、ミネソ
タ州でマイナス53度、ウェスコンシン州でマイナス51度、アイオワ州でマイナス50度、イリノイ州でマイナス48度というトンデモナイ体感温度が計測されたんですよね。
AFPBBニュースの記事を読んでぶったまげました。
同じアメリカ合衆国内でもアラスカだったら分かりますが、まさかUSA本土でマイナス50度前後を記録するとは・・・。





1番線には7:57、室蘭本線1463D(苫小牧6:10始発・岩見沢行き普通列車)のキハ40系2連が定刻より16分遅れで到着。
乗客の下車が完了し、北海道クリーン・システムの清掃員サボを抜き取ると峰延方の留置線に回送されました。
3番線には8:09発の2150M(旭川6:28始発・手稲行き普通列車)に充当される721系F-3020編成が入線。
通常なら岩見沢駅で連結作業を行い6両編成を組む2150Mですが、積雪の影響により旭川始発の721系3連が来れなくなったため、半分の輸送力で手稲まで運転するはめになりました。
こちらは定刻通りに岩見沢駅を出発。





1番線ホームでは7:50頃から会場設営が開始。
ロングコートを着た駅長と助役に加えて、作業服を着た輸送担当駅員(輸送係・輸送指導係・輸送主任)が雪かきをしていました。
除雪作業中に岩見沢市観光協会の職員も到着し、緑色の法被を着たJR北海道の非現業社員に先導されて西側の勝手口からホームに移動します。





観光協会の職員さん達は、事前に駅員さん達が設置した机に地元の名産品を陳列していきます。
夕張号の停車中はホーム上で物販が催される訳ですね。
ちなみに岩見沢市観光協会の事務所は岩見沢複合駅舎の1階にあります。





8:42には岩見沢市のゆるキャラ、いわみちゃんが登場!
岩見沢の農産物、タマネギをモチーフにしたキャラクターです。





その後を追って現れたのは、岩見沢市役所健康づくり推進課が作ったオリジナル健康体操「ひゃっぴい体操」の公式キャラクター、イワくん。
黄色と緑色の縞模様を纏った丸っこい体が独特です。
いわみちゃんに比べて足が短いので徒歩移動が大変そうでしたw


道北 流氷の恵み   キハ40-1720 キハ40系 旭川運転所


そして定刻通り8:48、北海道の恵み3連の夕張号が入線!
出発信号機と絡めて撮影します。





ホームに差し掛かったらすかさず後追い。





3番線には函館本線154M(岩見沢8:57始発・札幌行き普通列車)の721系F-3019編成が停車中。
721系と「道東 森の恵み」の貴重な並びが撮れました。
この頃にはTJライナーさんも撮影に来ていましたね。


道北 流氷の恵み  キハ40-1720 旭川運転所 岩見沢駅 函館本線 室蘭本線

道東 森の恵み  キハ40-1779 釧路運輸車両所 キハ40系 岩見沢駅


154Mの発車後は北海道の恵み3連がスッキリ撮れるように。





1両1両、じっくり撮影します。
札幌・追分方は釧路運輸車両所所属のキハ40-1779「道東 森の恵み」
緑色を基調に十勝・釧路地方の田園風景や森林の景色を描いています。







中間に挟まるのは苫小牧運転所所属のキハ40-1780「道央 花の恵み」。
ベージュ色を基調に白樺林や羊を飼う牧場の風景を描いており、「花の・・・」と銘打ってはいるものの花の主張は控えめ。
「花の恵み」は空知・石狩・胆振で定期運用に就いているので、これを中間に入れたのは良い采配だったと思います。





岩見沢・夕張方は旭川運転所所属のキハ40-1720「道北 流氷の恵み」。
黄色を基調に流氷のオホーツク海や大雪山の風景を描いています。


元気です夕張号 側面サボ キハ40-1779  道東 森の恵み 北海道の恵み

元気です夕張号 側面サボ キハ40-1780  道央 花の恵み  北海道の恵み

元気です夕張号 側面サボ キハ40-1720  道北 流氷の恵み 北海道の恵み


側面サボは特製の物が掲出されていました。
3両とも同じ図柄ですが、車体の塗装が違うのでサボの印象も違って見えますね。







岩見沢駅のシンボルである農業用馬の木彫とも絡めて撮ります。
3番線では室蘭本線1466Dの乗務を担当する運転士さんが、キハ40系の入線を待っていました。





岩見沢市観光協会の物販も盛況。







「道東 森の恵み」の傍では観光協会の職員さん達が横断幕を掲げていました。







ゆるキャラ達は「道央 花の恵み」の近くにいました。


長くなったので今回はここまで。
次回に続きます。


※写真は全て2019年2月2日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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最終更新日 : 2019-07-02

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