タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2019-02-01 (Fri) 22:31

2017/7山陽旅行【11】 115系ミルクオレ色に乗り換え宮島口へ



広島に向かうべく山陽本線3306M(新山口5:58始発・岩国行き普通列車)に乗り、終点の岩国駅1516M(岩国8:06始発・白市行き普通列車)に乗り換えられたものの227系だったので見送ったのでした。
あえて広島に直行しなかったのは、3番線で出発時刻を待つ後続の334M(岩国8:23始発・糸崎行き普通列車)が115系だったからです。
しかも塗装は希少種と化した広島更新色(ミルクオレ色/ミルクカフェオレ色とも)!
広島更新色は2002~2009年に施工された広島支社のN30体質改善車に施された塗装で、白を基調に窓周りと裾を茶色く塗り、細い青帯を引いたものです。
334Mに充当されたのは下関総合車両所運用検修センター所属の広セキR-02編成でした。


JR西日本 国鉄 山陽本線 115系 広島更新色


ご承知のとおりJR西日本は岡山支社・広島支社管内において、2009年から国鉄型車両の塗装変更を実施しています。
コスト削減を図るべく使用する塗料は一色のみとし、105系・113系・115系など直流電車については山吹色の単一塗装に刷新してきました。
その過程でクリームを基調に青帯を引いた瀬戸内色と、白を基調に赤青2色の帯を引いた広島色(可部線色とも)が消滅。
更には広島更新色の姉妹塗装と言える、岡山電車区の関西更新色(カフェオレ色)も2017年に消滅しました。
広島更新色も旅行中の2017年7月16日時点で4連2本まで数を減らしており、2019年1月現在ではこの広セキR-02編成ただ1本しか残っていません。
なお、側線に留置されていたミルクオレ(前回記事参照)は広セキO-04編成で、2018年11月に後藤総合車両所へ廃車回送されています。


キハ40系 タラコ色 首都圏色 115系2000番台 広島更新色 ミルクカフェオレ色


8:08、1番線から岩徳線2229D(徳山行き普通列車)のキハ40-2081が発車。
タラコ色とミルクオレ色のツーショットが撮れました。


115系 広セキR-02編成 車内 客室内 広島更新色 ミルクオレ色 体質改善30N 体質改善N30


広セキR-02編成の車内。
乗降口ドアは全てボタン操作式の半自動ドアに改造されています。
元はセミクロスシート車だった115系ですが、体質改善によって大半のロングシートが無くなりました。
クロスシートは乗降口付近を除き転換式とし、何れも枕カバーを装着しています。





座席モケットは柔らかい厚手の物で、濃淡茶色のツートンカラーです。
枕カバーは基本的に白ですが、優先席には緑色の枕カバーが付いています。





連結部付近にはボックスシートを設置。





トイレ付近にはロングシートが残されており、真向かいに車椅子スペースが設けられています。


115系 広セキR-02編成 車内 広島更新色 ミルクオレ色 乗務員室仕切り


乗務員室仕切り。
前回記事で車内を見た115系3000番台の広セキN-12編成は助士側の窓が拡大されていましたが、R-02編成は竣工当時と特に変わらない窓配置です。
運転士側の背面に何やら機器が入ったステンレスの箱が増設されており、円形の小さな窓からは緑色のランプが見えます。





側面方向幕は黒地に白抜きの物に更新されています。





定刻通り8:23、山陽本線334Mが岩国駅を出発しました。
8:28に和木駅を出ると徳山地域鉄道部の管轄エリアを出て、遂に広島支社の直轄エリアに入りました。
大竹~和木間では小瀬川を越えて広島県に足を踏み入れる訳ですが、7月の猛暑は容赦なく水を蒸発させ、小瀬川が見事に干上がっていました。





8:29、大竹駅にて。
旅客営業と貨物営業を共に行う一般駅です。
旅客駅としてはJR西日本広島メンテックが駅営業を受託する業務委託駅で、直営駅である宮島口駅の管理下に置かれています。
貨物駅としては1990年4月にフロント業務、1999年4月に構内入換業務がジェイアール貨物・中国ロジクティクスに委託されており、同社の大竹営業所も駅本屋に設けられています。
南東側には大竹駅運転本部が置かれ、こちらではJR貨物の輸送担当駅員(輸送係・輸送指導係・輸送主任)が運転取扱業務を担当しています。





玖波(くば)~大竹間にて。
沿線には三菱ケミカル大竹事業所の大規模な化学工場があります。


115系 広島更新色 ミルクオレ色 ミルクカフェオレ色 車掌


8:46、宮島口駅にて下車。
ミルクオレと車掌のツーショットをカメラに収めます。
厳島神社の最寄り駅ではありますが、岩国から広島方面に向かう列車とあって降りた客は少なめ。


JR西日本 山陽本線 115系 広島更新色 ミルクオレ色 車掌 宮島口駅


乗車も案外少なく、閉扉も滞りなく終了。
車掌が車側灯の消灯と閉扉状態を確認し、「ドアよし!」と指差喚呼します。


JR西日本 山陽本線 115系 広島更新色 ミルクオレ色 車掌 宮島口駅


8:46、広島更新色の115系が糸崎に向けて出発。
来たる2019年3月16日のダイヤ改正では、広島近郊エリアに当たる山陽本線三原~岩国間、呉線三原~海田市間、可部線横川~あき亀山間の3線区において227系の投入が完了し、それと引き換えに105系・113系・115系が当該エリアを去る事になります。
長く国鉄型車両の牙城だった広島近郊の在来線ですが、227系のデビューから4年で様変わりし寂しい限り。
引退前のミルクオレと対面できて良かったと心から思います。





334Mが発車した後の宮島口駅ホームは閑散としていましたが・・・





呉線からの直通列車である617M(広7:19始発・岩国行き普通列車)が到着すると、ぞろぞろと観光客が降りていきました。





8:49、山陽本線617Mが発車。
227系の6両編成でした。





617Mを見送ったら改札口の外に出ます。
次なるお目当ては広島電鉄。
ここから徒歩移動で広電宮島口駅に向かう事となります。





廿日市市にある宮島口駅は山陽本線新白島(しんはくしま)~大竹間の各駅を管理する直営駅(社員配置駅)。
出札窓口(みどりの窓口)は5:00~23:00の営業で、改札口には4基の自動改札を備えています。





改札口の脇には2017年6月に運行を開始した「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のPRボードが置かれていました。





駅舎はコンクリート造りの2階建てで、厳島神社の鳥居をイメージしたような形状の屋根が印象的です。
関西の小学校だと修学旅行で宮島口駅を利用する所が多いようですね。
北海道の場合、厳島神社は高校の修学旅行の定番かと思いますが、広島空港から観光バスでフェリー乗り場に直行するからあまり縁が無い場所でしょう。
現に私もそうでした。


宮島口駅前交差点 山陽本線 廿日市市


駅前交差点に横断歩道は無く、お社のような形の出入口を持つ地下通路を渡らなければ対岸に移れません。





地下通路は天井に行灯を吊るした和風の装いです。





宮島口の町は「あなご飯」や「もみじ饅頭」の店が多く目に付きます。





広電に乗る前に宮島口フェリー乗り場だけでも見ておくか・・・と足を運びます。


宮島連絡船 JR宮島フェリー JR西日本宮島フェリー 宮島口桟橋


こちらはJR西日本宮島フェリーの乗り場。
手前には朱色の鳥居が建っています。
国鉄時代は鉄道連絡船の宮島航路として運航されており、分割民営化後も長らくJR西日本の直営でしたが2009年4月に分社化されてJR西日本宮島フェリー(株)となりました。
国鉄末期の宮島連絡船には船長を筆頭に機関長、操機長、機関士、甲板長、航海士、事務掛、船舶諸機掛、船舶掛の9職名が乗り組んでおり、特に機関士と航海士については等級別に職名が定められていませんでした。
現在では聞くところによると船長、航海士、機関士など、合わせて5名での乗務が基本となっているそうです。
JR西日本宮島フェリーの社員数も25名と小規模で、そのうち船舶乗務員についてはJR西日本からの出向という扱いなのだとか。


宮島口桟橋


お隣は広島電鉄の子会社、宮島松大汽船(株)の乗り場。
広島電鉄は「一日乗車乗船券」なる切符を販売しており、これを買うと広電の全線と宮島松大汽船が1日乗り放題となるほか、宮島ロープウェイで割引運賃が適用される等の特典を受けられます。


広島電鉄の乗車・撮影に時間を割きたかったので、厳島への上陸は次の機会としました。
次回に続きます。


※写真は全て2017年7月16日撮影


(文・写真:叡電デナ22@札幌市在住)


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最終更新日 : 2019-07-02

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