タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › Archive - 2023年12月
2023-12-31 (Sun)

苗穂工場の一部施設を借用 JR貨物「苗穂車両所」について

苗穂工場の一部施設を借用 JR貨物「苗穂車両所」について

石狩管内は札幌市東区北6条東13丁目にある、JR北海道の苗穂工場。ここは車両の解体を伴う全般検査・重要部検査など大掛かりな製修工事を行なう車両工場です。「製修」とは国鉄時代から使われている言葉で、「車両や同部品の解体・製作・艤装などの作業と、これらに付随する検査設備の運転操作及び器具・工具の整備」を意味します。苗穂工場ではJR北海道のプロパー社員約300名(事務・技術管理・検修)、パートナーである札幌交通機...

… 続きを読む

2023-12-29 (Fri)

【苗穂工場24・25番線】キハ281-901とC62-3の顔合わせ

【苗穂工場24・25番線】キハ281-901とC62-3の顔合わせ

前回記事ではJR北海道苗穂工場の25番線に上屋が新設され、その屋根下にキハ281-901が納まった事について書きました。キハ281-901は2022年10月の引退後、苗穂工場構内に留置され続けていたのですが、ようやく静態保存車両として常設展示される運びとなりました。近いうちに解説板の類も設置されるでしょう。上屋に納まる前の2023年12月9日、私は鉄道技術館の開館に伴い入場手続きを取って苗穂工場に入りました。D51形1237号機とキハ...

… 続きを読む

* by O
いつか苗穂工場の前の極東開発の建物にあった、鉄道学園工作一科、二科について解説してほしいです。苗穂工場の現場を現在も支え続ける天下の工作一科、二科についてたくさんの人に知って欲しいです。

Comment-close▲

2023-12-28 (Thu)

苗穂工場25番線に上屋新設 キハ281-901の展示場と化す

苗穂工場25番線に上屋新設 キハ281-901の展示場と化す

2023年12月23日は鉄道技術館の開館日だったので、JR北海道苗穂工場の一部エリアに入る事が出来ました。例によって正門警備室で入場手続きを取り、構内へと足を踏み入れます。すると正門前の25番線にキハ281系の先頭車が停まっていました。車号は「キハ281-901」。同系列の試作車で1992年1月に製造されました。キハ281系はJR北海道初の振り子式車両として、1994年3月1日のダイヤ改正に伴いデビューしました。函館~札幌間の高速化事...

… 続きを読む

2023-12-26 (Tue)

妙見線妙見口駅[2] 北摂の山里に築かれた頭端式ホーム

妙見線妙見口駅[2] 北摂の山里に築かれた頭端式ホーム

前回記事はこちら。引き続き大阪府は豊能郡豊能町吉川146-1(旧:豊能郡吉川村城ノ本)にある、能勢電鉄の妙見口(みょうけんぐち)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、駅舎の内外については既に書いたとおりです。今回はラッチ内の様子を見ていきましょう。こちらはコンコースに設置された構内図です。これを見れば分かるように、妙見口駅構内には頭端式ホーム3面2線を配しています。ラッチ内から改札口を眺めた様子。前回...

… 続きを読む

2023-12-24 (Sun)

妙見線妙見口駅[1] 摂津と丹波を結ぶ筈だった「大阪最北端の駅」

妙見線妙見口駅[1] 摂津と丹波を結ぶ筈だった「大阪最北端の駅」

大阪府は豊能郡豊能町吉川146-1(旧:豊能郡吉川村城ノ本)にある、能勢電鉄の妙見口(みょうけんぐち)駅。大阪府内で最北端の駅として知られており、緯度はDMS形式で北緯34度54分41.28秒を記録しています。前回までの4回連続で「妙見の森ケーブル」を取り上げましたが、そちらの黒川駅・ケーブル山上駅は共にギリギリ兵庫県内なので、大阪最北端には当たりません。豊能町は北摂山系に囲まれた緑豊かな山里の自治体で、このうち妙...

… 続きを読む

2023-12-23 (Sat)

2023.11.23 廃止間近の能勢電鉄「妙見の森ケーブル」を訪ねる[3]

2023.11.23 廃止間近の能勢電鉄「妙見の森ケーブル」を訪ねる[3]

前回記事はこちら。引き続き2023年11月23日の「妙見の森ケーブル」訪問について書きましょう。黒川駅での53分に渡る待ち時間を経て、ケーブル山上駅まで登ってきました。山上駅に着いたらまずは待合室を観察。その模様は前回に書いたとおりです。待合室の西側には足湯の出入口があります。物販コーナーでタオルを購入し、傍の料金箱に100円を投じたら「山上の足湯」との看板を掲げた門をくぐります。構内では紅葉が綺麗に色づいて...

… 続きを読む

2023-12-19 (Tue)

2023.11.23 廃止間近の能勢電鉄「妙見の森ケーブル」を訪ねる[2]

2023.11.23 廃止間近の能勢電鉄「妙見の森ケーブル」を訪ねる[2]

前回記事はこちら。引き続き2023年11月23日の「妙見の森ケーブル」訪問について書きましょう。当初は「2時間待ち」との情報を得ていたケーブルカーの待ち時間ですが、現地に着くと1時間程度で済みそうな兆しが見えてきました。行列に並び始めて53分後の12:59、遂に黒川駅の改札口を通る事が出来ました。通常ダイヤでは原則として20分間隔ですが、廃止直前で混雑が熾烈を極めたため、概ね10分間隔の臨時ダイヤを組んで大勢の乗客を...

… 続きを読む

2023-12-17 (Sun)

2023.11.23 廃止間近の能勢電鉄「妙見の森ケーブル」を訪ねる[1]

2023.11.23 廃止間近の能勢電鉄「妙見の森ケーブル」を訪ねる[1]

前回記事で述べたとおり、能勢電鉄は2023年12月3日を以って「妙見の森」関連事業の営業を終了しました。同エリア内で運行してきたケーブルカーについても運行を終えて、12月4日付で正式に廃止となりました。私も2023年11月23日、廃止間近のケーブルカーを訪問しましたので、その模様を今回から書き連ねていきましょう。この日は新千歳空港8:25発の飛行機(ANA772)で伊丹空港に移動。それから大阪モノレール、阪急宝塚線と乗り継い...

… 続きを読む

2023-12-14 (Thu)

【廃止路線】能勢電鉄の鋼索線「妙見の森ケーブル」の歴史

【廃止路線】能勢電鉄の鋼索線「妙見の森ケーブル」の歴史

能勢電鉄は2023年12月3日、兵庫県最東端の地・川西市黒川における「妙見の森」関連事業の営業を終了しました。妙見の森は妙見山の中腹西側に広がるレジャースポットで、能勢妙見宮の参詣者やハイカー、バーベキュー施設の利用者などで賑わいました。しかし近年は利用客の減少で赤字が続き、老朽化する施設の更新費用も工面できない事から、営業継続は困難との判断に至りました。同社唯一の鋼索線である「妙見の森ケーブル」につい...

… 続きを読む

2023-12-12 (Tue)

加太線二里ヶ浜駅 西脇小学校の全児童が描いた壁画

加太線二里ヶ浜駅 西脇小学校の全児童が描いた壁画

和歌山県は和歌山市西庄1017-3(旧:海草郡西脇野村大字西庄)にある、南海電気鉄道の二里ヶ浜(にりがはま)駅。駅名は紀州藩の地誌『紀伊続風土記』に書かれた「二里ノ浜」に由来します。この海岸は文字通り「2里(=約8km)」の長さで、紀の川河口から磯ノ浦まで伸びていました。1940年12月より住友金属工業㈱和歌山製鉄所の建設工事が始まると、砂浜の大半が埋め立てられてしまったので西端の磯ノ浦が現存するのみとなっていま...

… 続きを読む

2023-12-09 (Sat)

加太線加太駅[3] デスクリムゾンの聖地に最も近い駅

加太線加太駅[3] デスクリムゾンの聖地に最も近い駅

前回記事はこちら。引き続き和歌山県は和歌山市加太1038-1(旧:海草郡加太町大字加太)にある、南海電気鉄道の加太(かだ)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、待合室の様子については第1回で書いたとおりです。前回に引き続き、今回も駅構内を眺めていきましょう。2014年11月1日より始まった「加太さかな線プロジェクト」の一環として、ホームのゴミ箱には鯛と青海波模様をあしらったラッピングを施しています。南海2200系...

… 続きを読む

2023-12-06 (Wed)

加太線加太駅[2] 「めでたいウェディング」を彩るチョークアート

加太線加太駅[2] 「めでたいウェディング」を彩るチョークアート

前回記事はこちら。引き続き和歌山県は和歌山市加太1038-1(旧:海草郡加太町大字加太)にある、南海電気鉄道の加太(かだ)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、待合室の様子については既に書いたとおりです。今回はラッチ内へと足を踏み入れましょう。ホーム側から改札口を眺めた様子。鴨居の上には4種類ある「めでたいでんしゃ」の模型を飾っています。改札口の脇には鯛と青海波模様をあしらった木製の駅名板があります。...

… 続きを読む

2023-12-03 (Sun)

加太線加太駅[1] 瀬戸内海の入口にして関西屈指の好漁場

加太線加太駅[1] 瀬戸内海の入口にして関西屈指の好漁場

和歌山県は和歌山市加太1038-1(旧:海草郡加太町大字加太)にある、南海電気鉄道の加太(かだ)駅。1958年7月1日の編入合併まで存在した自治体・加太町の代表駅でした。当地は瀬戸内海の入口「紀淡海峡」の沿岸で、古来より畿内と淡路島・四国・九州を結ぶ交通の要衝として栄えました。景勝地としても名高く、万葉集で「潟見の浦」と詠まれた事が地名の由来だといいます。製塩が盛んな土地柄でもあったといい、奈良の平城京に塩を...

… 続きを読む