タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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Top Page › Archive - 2023年09月
2023-09-30 (Sat)

予讃線観音寺駅[2] 作詞家としてCDデビューした助役さん

予讃線観音寺駅[2] 作詞家としてCDデビューした助役さん

前回記事はこちら。引き続き香川県は観音寺市栄町にある、JR四国の観音寺(かんおんじ)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、駅舎の内外については既に書いたとおりです。今回はラッチ内へと足を踏み入れましょう。ラッチ内から改札口を眺めた様子。頭上に香川短期大学と観音寺自動車学校の電飾広告を掲げ、左端にICカード入金機を設置しています。なお、JR四国は自社独自のICカードを発行していないため、JR西日本からICOCA...

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2023-09-28 (Thu)

予讃線観音寺駅[1] 四国八十八ヶ所の69番「七宝山観音寺」

予讃線観音寺駅[1] 四国八十八ヶ所の69番「七宝山観音寺」

香川県は観音寺市栄町(旧:三豊郡観音寺町大字観音寺)にある、JR四国の観音寺(かんおんじ)駅。観音寺市は瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)に面する街で、地名としては「かんのんじ」ではなく「かんおんじ」が正しい読みとなります。財田川・一の谷川・柞田川、合わせて3本の河口が仲良く並んでおり、河口付近の平地に中心街を形成しています。駅の北西に位置する有明浜は、寛永通宝を模した「銭形砂絵」がある事で有名です。観音...

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2023-09-26 (Tue)

【2021年製】苗穂工場のアント工業製車両移動機「ANT30D-R」

【2021年製】苗穂工場のアント工業製車両移動機「ANT30D-R」

コロナ禍を乗り越え2023年9月9日、JR北海道が4年ぶりに開催した苗穂工場の一般公開。構内では様々な作業実演や定員制の見学ツアー、車両展示等がありました。第1旅客車検修場と第2旅客車検修場の間では、例年どおりトラバーサーと車両移動機を使った車両移動作業を実演。今年は時間の都合が付かず作業実演を見る事は出来ませんでしたが、実演後に車両移動機が展示されたのでじっくりと撮影しました。苗穂工場の構内入換はディーゼ...

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2023-09-24 (Sun)

2023/9/9 苗穂工場一般公開の定員制「工場ツアー」に参加[2]

2023/9/9 苗穂工場一般公開の定員制「工場ツアー」に参加[2]

前回記事はこちら。引き続き2023年9月9日、4年ぶりに開催された苗穂工場一般公開のイベント「工場ツアー」の模様を見ていきましょう。既に書いたとおり工場ツアーは午前6回・午後2回の計8枠があり、小学4年生未満は参加不可、各回先着25名の定員制を設けています。私は11:20開始の第4回ツアーに参加する事が出来ました。ツアーガイドを務めるのは、苗穂工場において車両の検査計画・改造計画を策定する「工程管理科」の助役さんで...

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2023-09-22 (Fri)

2023/9/9 苗穂工場一般公開の定員制「工場ツアー」に参加[1]

2023/9/9 苗穂工場一般公開の定員制「工場ツアー」に参加[1]

既に書いたとおりですがJR北海道は2023年9月9日、4年ぶりに苗穂工場の一般公開を開催しました。コロナ禍で3連連続中止となった一般公開ですが、その再開を待ちわびた人はさぞかし多かった事でしょう。正門前には工場長をはじめ科長、担当助役ら管理職9名が整列し、次々と入場する見学者を出迎えました。私は25番線に出現したキハ281-901を撮影した後、急ぎ足で部品科台車検修場前の「工場ツアー受付」に向かいました。この工場ツア...

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2023-09-20 (Wed)

有楽町線沿線で味わう鳥取牛骨ラーメン「香味徳銀座店」

有楽町線沿線で味わう鳥取牛骨ラーメン「香味徳銀座店」

2023年9月16日~18日の3連休は首都圏に行ってきました。初日は全日空のNH50便で羽田空港に着陸した後、鶴見線・南武支線を周遊。その後は「久しぶりにあの店で昼食を取ろうか」と思い立ち、南武線、京浜東北線、東京メトロ有楽町線を乗り継いで、銀座一丁目駅に向かいました。地下鉄の僅か0.5kmで乗車したのは10000系11021Fでした。構内東端の10番出口より地上に出ます。それから銀座柳通を約60m南東に進み、ファミマ前の交差点で...

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2023-09-15 (Fri)

郡中線松前駅[2] かつての貨物側線と保線詰所、変電所

郡中線松前駅[2] かつての貨物側線と保線詰所、変電所

前回記事はこちら。引き続き愛媛県は伊予郡松前町大字浜にある、伊予鉄道の松前(まさき)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、駅舎の内外については既に書いたとおりです。今回は駅構内の諸施設を見ていきましょう。構内北部には県道214号線の踏切があります。正式名称を「松前駅北踏切道」といい、キロ程は「7k907」です。そんな踏切と接する1番ホームの北端には、上り線用の代用閉そく器があります。メーカーは大同信号㈱...

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2023-09-13 (Wed)

郡中線松前駅[1] 列車に乗って鮮魚を運んだ女性行商「オタタさん」

郡中線松前駅[1] 列車に乗って鮮魚を運んだ女性行商「オタタさん」

愛媛県は伊予郡松前町大字浜にある、伊予鉄道の松前(まさき)駅。松島市の南隣にある自治体・松前町の代表駅です。北海道の松前町と字面こそ同じですが、あちらの読みが「まつまえ」なのに対し、愛媛の松前は「まさき」と読みます。伊予郡松前町は瀬戸内海沿岸に位置し、全体的に山の無い平地の町です。駅前の松前港は中世から近世にかけて「関西随一の良港」と言われたそうな(当時は中四国も関西に含めていた?)。それが1595年...

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2023-09-11 (Mon)

4年ぶり開催!苗穂工場一般公開 引退済みのキハ281系が登場

4年ぶり開催!苗穂工場一般公開 引退済みのキハ281系が登場

JR北海道は2023年9月9日、苗穂工場の一般公開を開催しました。毎年秋(9月または10月)に開催してきた一般公開ですが、新型コロナウィルスの感染拡大防止につき2020年から3年連続で中止となりました。そのため今回は実に4年ぶりの開催となり、告知されるや大いに話題を呼びました。例年どおり開催時間は9:30~15:00で、構内の一部施設を間借りするJR貨物苗穂車両所も見学者を受け入れています。こう書くと「去年も一般公開をやった...

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2023-09-09 (Sat)

閉館前の札幌エスタ地下1階に出現した「お別れ展示場」

閉館前の札幌エスタ地下1階に出現した「お別れ展示場」

既に書いたとおりですが2023年8月31日、札幌駅直結の複合商業施設「札幌エスタ」が閉館しました。当ビルはJR北海道の子会社で、駅ビルや地下街を運営する札幌駅総合開発㈱の管理物件です。1階のバスターミナルについては2023年9月30日まで営業し、翌日より路上に分散配置した仮設乗降場に移転します。ビルの解体工事は2023年秋に開始し、2024年春には北海道新幹線延伸に向けた駅前再開発の一環として、新ビルの建設工事を開始する...

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2023-09-05 (Tue)

【閉店】JR北海道グループの回転寿司店「北海道四季彩亭」

【閉店】JR北海道グループの回転寿司店「北海道四季彩亭」

2023年8月31日に閉館した札幌駅直結の複合商業施設「札幌エスタ」。10階は開業時の「エスタ味のテラス」(コモエスタ)をルーツに持つレストラン街で、8軒のラーメン屋がシノギを削る「札幌ら~めん共和国」も広がっていました。そんな10階の片隅にはJR北海道の100%子会社、JR北海道フレッシュキヨスク㈱が運営する回転寿司屋がありました。その名も「北海道四季彩亭」。同社が道内主要駅に出店している土産屋「北海道四季彩館」...

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2023-09-02 (Sat)

「札幌エスタ」45年の歴史に終止符 札幌駅周辺の再開発で

「札幌エスタ」45年の歴史に終止符 札幌駅周辺の再開発で

2023年8月31日、札幌駅直結の複合商業施設「札幌エスタ」が閉館しました。当ビルはJR北海道の子会社で、駅ビルや地下街を運営する札幌駅総合開発㈱の管理物件です。1階はバスターミナルとなっており、地下鉄駅とも地下フロアで繋がっています。札幌エスタ開業時の運営会社だった札幌ターミナルビル㈱の広告札幌駅百年史編さん委員会(1980)『札幌駅百年史』p.203より引用ここで札幌エスタの大まかな歴史を辿っていきましょう。1975...

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