タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › Archive - 2022年10月
2022-10-30 (Sun)

【苗穂工場】旧型客車4両、1ヶ月以上も解体線に留置されたまま

【苗穂工場】旧型客車4両、1ヶ月以上も解体線に留置されたまま

既に当ブログで取り上げたとおりですが、JR北海道は2022年9月13日~16日の4日間に渡り、旭川運転所に留置していた旧型客車4両を苗穂工場まで陸送しました。4両の内訳はオハ35系1両(オハフ33-2555)、スハ43系3両(スハフ42-2071・スハフ42-2261・オハシ47-2001)。何れも元はJR東日本高崎運転所の所属で、「SLニセコ号」の運行開始に先駆け譲渡されました。SLニセコ号は2000年4月1日に運行を開始し、これを目当てに多くの鉄道ファ...

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2022-10-28 (Fri)

JR北海道初の振り子式気動車キハ281系が引退

JR北海道初の振り子式気動車キハ281系が引退

前回記事に書いたとおりですが去る2022年10月22日、道内唯一の「開かずの踏切」である東9丁目踏切を撮りに行きました。東9丁目踏切は代替道路の建設に伴い、2023年3月での廃止が決まっています。そんな踏切に足を運んだのは昼の12時半をとうに過ぎた頃。いつになくカメラを携えた鉄道ファンが多く集まっています。私もその中に混じって札幌方を眺めていると、8両編成のキハ281系が全速力で向かってきました。約2年半ぶりに「スーパ...

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2022-10-25 (Tue)

【苗穂駅西】道内唯一の「開かずの踏切」、2023年3月に廃止

【苗穂駅西】道内唯一の「開かずの踏切」、2023年3月に廃止

石狩管内は札幌市中央区北5条東9丁目にある、JR北海道の東9丁目踏切。函館本線札幌~苗穂間に位置し、苗穂駅のホーム西端とは約267m離れています。近隣には大型商業施設の「アリオ札幌」、サッポロビール博物館、北海道日本ハムファイターズ屋内練習場、JA北海道厚生連札幌厚生病院などがあります。この踏切は札幌市内どころか北海道内で唯一の「開かずの踏切」で、国土交通省も「緊急に対策の検討が必要な踏切」として「踏切道安...

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2022-10-23 (Sun)

石川線野々市工大前駅 「金沢工大」だけど所在地は野々市市内

石川線野々市工大前駅 「金沢工大」だけど所在地は野々市市内

石川県は野々市市本町2丁目にある、北陸鉄道の野々市工大前(ののいちこうだいまえ)駅。金沢近郊のベッドタウン・野々市の市内東部に置かれた駅です。「野々市工大前」という駅名の由来は、駅から約163m東方にある金沢工業大学です。「金沢」の2文字を冠してはいるものの、実際の住所は野々市市高橋町である事から、敢えて駅名を「金沢工大前」にはしなかったようです。金沢工業大学は1965年4月1日に開学した4年制大学で、工学部...

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2022-10-19 (Wed)

北陸鉄道の保線を担う建設会社「コントラック」の軌陸バックホー

北陸鉄道の保線を担う建設会社「コントラック」の軌陸バックホー

2022年10月8日~10日の3連休は石川県・福井県へ旅行に行ってきました。2日目の10月9日は朝一で北陸鉄道石川線に乗車。目星を付けた5駅をじっくり撮影し、更に廃止区間(鶴来~加賀一の宮間)を徒歩で辿ってきました。その途上、駅構内を撮影するべく野々市工大前駅に降り立つと、駅前広場のショベルカーに目を奪われました。地面養生のために敷かれた鉄板に乗っかり、その四方にはバリケードが施されていました。足回りを見るとク...

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2022-10-11 (Tue)

3年ぶりの「ほうらい祭り」 北陸鉄道石川線における車掌の臨時乗務

3年ぶりの「ほうらい祭り」 北陸鉄道石川線における車掌の臨時乗務

石川県白山市の鶴来(つるぎ)では、2022年10月8日(土)・9日(日)の2日間に渡り「ほうらい祭り」が開催されました。ほうらい祭りは鶴来の産土神である金劔宮(きんけんぐう)の秋祭りで、800年もの歴史があると言われるほどの伝統行事です。新型コロナウィルスの感染拡大により2020年、2021年の2年連続で中止となりましたが、2022年は3年ぶりの開催に漕ぎ着ける事が出来ました。開催地である鶴来には北陸鉄道石川線の終着駅と車両工...

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2022-10-05 (Wed)

石巻線渡波駅 金華山軌道とサン・ファン・バウティスタ号

石巻線渡波駅 金華山軌道とサン・ファン・バウティスタ号

宮城県は石巻市渡波町1丁目(旧:牡鹿郡渡波町根岸)にある、JR東日本の渡波(わたのは)駅。1959年5月の編入合併によって消滅した自治体、渡波町の中心部に置かれた駅です。駅から約336m南に石巻市役所渡波支所があり、この場所にかつては渡波町役場があったようです。渡波町は「万石浦」という入江の西岸、太平洋との境界に位置する漁師町です。万石浦は古来より「奥の海」と呼ばれ、牡蠣や海苔、アサリの養殖が盛んに行なわれて...

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2022-10-02 (Sun)

苗穂工場の中枢「計画科事務所」 前身は国鉄時代の「本場事務所」

苗穂工場の中枢「計画科事務所」 前身は国鉄時代の「本場事務所」

石狩管内は札幌市東区北6条東13丁目にある、JR北海道の苗穂工場。ここは車両の解体を伴う全般検査・重要部検査など大掛かりな製修工事を行なう車両工場です。「製修」とは国鉄時代から使われている言葉で、「車両や同部品の解体・製作・艤装などの作業と、これらに付随する検査設備の運転操作及び器具・工具の整備」を意味します。正門から構内に入って右手(西側)には「計画科事務所」という建物があります。2階建ての鉄筋コンク...

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