前回記事はこちら。引き続き2022年3月12日、北海道鉄道技術館の開館中における苗穂工場の様子を見ていきましょう。北海道鉄道技術館は毎月第2・第4土曜日の13:30~16:00に開館します。コロナ禍に突入してからは暫く休館が続きましたが、2021年10月9日より開館を再開しました。正門のすぐ南東には札幌交通機械㈱開発部と大浴場が一体化した建物があり、その外壁には「安全支える工場技術 みんなで高める品質意識」とのスローガンを...
タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-
現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です
中国・武漢から全世界に広まった新型コロナウィルスの影響により、JR北海道苗穂工場の一般公開は2年連続で中止されてしまいました。しかし同構内の北海道鉄道技術館については感染防止対策の施行により、2021年10月9日から毎月第2・第4土曜日の開館を再開しています。入館時は正門警備室で入館記録票に氏名・住所・電話番号を書き、警備員の了承を得て構内に入るのはコロナ前と変わりません。ただし要注意なのは入館記録票に記名す...
前回記事に書いたとおりですが、苗穂駅の旧駅舎跡地では「ホンダカーズ南札幌U-Select苗穂駅前店」の建設工事が進められています。苗穂駅では移転により旧駅構内が2018年11月17日に役目を終え、2019年12月末に駅舎・プラットホーム等の解体工事が完了しました。さて、旧駅舎の東隣にはJR貨物北海道事業開発支店が運営する月極駐車場「苗穂パーキング」がありました。正式名称は「JR貨物苗穂駅駐車場」です。JR貨物は全国各地に月極...
札幌市中央区北3条東13丁目。ここにはかつて苗穂駅の旧駅舎が建っていました。2018年11月17日、苗穂駅は約300m西側の北3条東11丁目に移転。これに伴い旧駅構内は役目を終え、2019年6月3日から駅舎とプラットホームの解体工事が始まりました。そして同年12月末に解体工事が完了。JR北海道は旧駅舎跡の用地をJR貨物に譲渡しましたが、暫く更地の状態で放置され続けていました。JR北海道 国鉄 JR貨物 函館本線 千歳線 苗穂駅 苗...
1997年3月22日のダイヤ改正に伴い「特急スーパーおおぞら」としてデビューしたキハ283系。道東方面では初の振り子式車両で営業最高時速は130km/h、設計最高時速は145km/hを誇り、札幌~釧路間の都市間輸送における高速化に貢献。最短所要時間は在来車キハ183系を使用した「特急おおぞら」の4時間25分に対し、キハ283系は4時間25分と実に45分もの短縮を成し遂げました。その後は札幌~帯広間の「特急とかち」、道南方面の「特急北斗...
2022年3月12日、JR各社は全国一斉にダイヤ改正を実施しました。道内では此度の改正に伴い函館本線5駅(池田園駅・流山温泉駅・銚子口駅・石谷駅・本石倉駅)、根室本線1駅(糸魚沢駅)、宗谷本線1駅(歌内駅)の計7駅が廃止されました。経営の厳しいJR北海道は2016年3月26日を皮切りに毎年、ダイヤ改正の度に利用者が特に少ない無人駅を廃止してきました。今回も廃駅は避けられなかった訳ですが、これまでと違うのは開業した駅もあ...
前回記事では札幌エスタ10階の「札幌ら~めん共和国」を紹介しました。意外と知られていませんが「ら~めん共和国」はJR北海道の関連事業で、子会社の札幌駅総合開発㈱が運営しています。札幌駅総合開発㈱は2005年10月1日に札幌ターミナルビル㈱、札幌ステーション開発㈱、札幌駅地下街開発㈱、札幌駅南口開発㈱の4社が合併し発足した会社です。このうち札幌ターミナルビル㈱から継承した物件が札幌エスタで、現在はビックカメラを...
札幌駅直結の複合商業施設「札幌エスタ」。このビルの10階はレストラン街となっており、フロアの東側には「札幌ら~めん共和国」が広がっています。「札幌ら~めん共和国」は2004年10月1日に開業したラーメンテーマパークで、あまり知られていませんがJR北海道の関連事業でもあります。運営者はJR北海道の子会社にして、駅ビルの管理運営を担う札幌駅総合開発㈱です。同社は札幌エスタも管理物件としています。札幌エスタはビック...
渡島管内は茅部郡森町石倉町にある、JR北海道の本石倉(ほんいしくら)駅。森町の中心街から約9.7km北西、下濁川海岸の高台に設けられた駅です。本石倉駅から約500m南東には石倉漁港があり、国道5号線に沿って細長い漁村が形成されています。漁港の近くでは「民宿潮騒」が営業しており、1泊2食5,250円(税込)、1泊素泊まり3,500円(税込)で利用できます。石倉町のルーツは江戸時代の1738(元文3)年に形成された村落で、津軽や箱館...
どうも、初めまして。
こちらこそ熟読いただきありがとうございます。
当時の地元としては悲願成就だった本石倉駅ですが、このようなかたちでの廃止は寂しいですね。
昔は小学生も通学に利用していたそうです。
棒線化で信号場の機能を失っていますので、施設は完全に撤去されてしまう事でしょう。
渡島管内は茅部郡森町本茅部町にある、JR北海道の石谷(いしや)駅。森町の中心街から約5.8km北西の海沿いに置かれた駅です。住所は「本茅部町」ですが実際には町域の東端にあり、駅の至近には蝦谷漁港を構える蝦谷町(えびやちょう)があります。噴火湾の沿岸はホタテの養殖漁業が盛んで、蝦谷漁港の漁師達も例に漏れずホタテ漁に勤しんでいます。蝦谷という地名はアイヌ語の「エ・ピ・ヤ・コタン」に由来し、和訳すると「小石が...
去る2022年2月28日、JR北海道の「法人旅行札幌支店」が閉店を迎えました。法人旅行札幌支店は2000年5月1日に開業した旅行センターです。ツインクルプラザ、JR北海道プラザ、トラベルセンターといった他の旅行センターは来店型営業でしたが、法人旅行札幌支店の場合は企業にターゲットを絞りセールス展開してきました。具体的には出張旅行での鉄道利用を提案したり、コンベンションの開催に伴う宿泊先や団体乗車券を手配するなどし...
長年の請願の末、ようやくできた駅が、今週末で廃止になるのですね。なんだか切ないです。
先人が残した設備、利用者も減り、維持費がかかるからやむを得ないのでしょうけど残念です。
丁寧なご紹介、ありがとうございました