2017年10月1日より長期休館中の札幌市交通資料館。その敷地は公道によって分断されており、住所も南区真駒内東町1丁目の1番地、2番地、3番地に分かれています。このうち2番地は札幌市電の静態保存車両を集めたコーナーとなっており、2022年2月19日には親子電車のM100形M101号車が搬入されました。さて、そんな2番地には計11両(連接車2連1本を含む)の市電車両が展示されています。大きく分けると客車が8両、除雪車が3両です。展示...
タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-
現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です
先日、自宅の近場にある東光ストアが「全国駅弁まつり」を開催していました。東光ストアは元々、定山渓鉄道(現:㈱じょうてつ)の子会社・㈱定鉄商事が「札幌東急ストア」の屋号で運営したスーパーです。東急から見ると札幌東急ストアは子会社の子会社、つまり孫会社だったという訳ですね。その出自もあってか東光ストアでは駅弁をしばしば取り扱っています。厚岸駅の「かきめし」、富山駅の「ますのすし」、奈良駅の「柿の葉すし...
空知管内は美唄市峰延町本町(旧:空知郡沼貝村字峰延)にある、JR北海道の峰延(みねのぶ)駅。Wikipediaには「美唄市峰延町峰樺(みねかば)」と住所を書いていますが、この峰樺というのは線路を挟んで西側の町域名なんですよね。地図を見れば峰延駅の正しい住所は「峰延町本町」だと分かります。峰延は「峰延町公園」、「峰延町東」、「峰延町本町」、「峰延町峰樺」の計4町域により構成され、美唄市内では岩見沢や三笠と最も近...
前回記事では札幌市交通資料館に市電M101号車が搬入された話を書きましたが、今回も資料館ネタになります。交通資料館は市営地下鉄南北線の高架下にあるのですが、その敷地は公道によって分断されており、住所も南区真駒内東町1丁目の1番地、2番地、3番地に分かれています。このうち自衛隊前駅に最も近い1番地の構内は屋内展示室が置かれた区域。2017年10月1日を以って長期休館に入ってからは、展示室がリニューアルの対象となった...
1961年に親子電車の「親」として製造され、60年間に渡り札幌の街を駆け抜けたM100形M101号車。2021年10月31日にラストランを執り行い、引退後は自衛隊前駅近くの「札幌市交通資料館」で静態保存する事が告知されていました。そして去る2022年2月19日、遂にM101号車が電車事業所に別れを告げて交通資料館に引っ越しました。搬入作業は午前1時頃に実施。北広島の建設揚重業者・㈱三和重機が大型クレーン車を手配し、トレーラーの荷台...
上川管内は空知郡南富良野町落合にある、JR北海道の落合(おちあい)駅。落合は幾寅市街から約9km南東に離れた山間の集落です。同名の「落合駅」が東京メトロ東西線にありますが、あちらとはあまりにもかけ離れた環境ですね。駅の東では空知川の本流であるシーソラプチ川と、支流のルウオマンソラプチ川・ペンケユクルペシュペ川・パンケユクルペシュペ川が合流して空知川となります。これら河川の合流地点がある事から、当地に入...
前回記事はこちら。引き続き上川管内は空知郡南富良野町字幾寅にある、JR北海道の幾寅(いくとら)駅を見ていきましょう。既に書いたとおりですが2022年1月28日、遂に沿線自治体が当駅を含む根室本線富良野~新得間のバス転換に合意しました。今後は当該区間の廃止に向けて議論を進める事になりますので、訪問はお早めに。これまでの3回に渡り、幾寅駅の大まかな歴史と駅前のロケセット、待合室、プラットホームなどを眺めました。...
前回記事はこちら。引き続き上川管内は空知郡南富良野町字幾寅にある、JR北海道の幾寅(いくとら)駅を見ていきましょう。既に書いたとおりですが2022年1月28日、遂に沿線自治体が当駅を含む根室本線富良野~新得間のバス転換に合意しました。今後は当該区間の廃止に向けて議論を進める事になりますので、訪問はお早めに。第1回では幾寅駅の大まかな歴史と駅前のロケセット、第2回では待合室などを見ました。今回はプラットホーム...
前回記事はこちら。引き続き上川管内は空知郡南富良野町字幾寅にある、JR北海道の幾寅(いくとら)駅を見ていきましょう。既に書いたとおりですが2022年1月28日、遂に沿線自治体が当駅を含む根室本線富良野~新得間のバス転換に合意しました。今後は当該区間の廃止に向けて議論を進める事になりますので、訪問はお早めに。待合室 木造駅舎 出札窓口 手小荷物窓口 フロント JR北海道 国鉄 JR貨物待合室 木造駅舎 出札窓口...
上川管内は空知郡南富良野町字幾寅にある、JR北海道の幾寅(いくとら)駅。幾寅の市街地には南富良野町役場があるため、幾寅駅は実質的な同町の代表駅と言えます。なお、自治体の名を冠した「南富良野駅」は存在しません。幾寅という地名の由来は市街地の南に流れる「ユクトラシュベツ川」だと言われています。アイヌ語の「ユㇰ・トゥラシ・ペッ」を意訳すると「鹿が越える川」となります。当地に和人が初めて入植したのは1899年で...
2021年12月30日を以って閉園した西日本鉄道の直営遊園地「香椎花園」。丘陵地帯の海沿いに総面積12万㎡の敷地を有し、園内は様々な遊具や花壇で彩られていました。北側に構えた正面ゲートのすぐ傍には、アトラクションの花形であるジェットコースター。その真下には平屋の木造建築がありました。この建物は「森の鉄道」と題した園内鉄道の駅です。運賃は大人・子供ともに300円で、4歳未満の幼児が乗るには中学生以上の保護者の同伴...