タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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Top Page › Archive - 2021年06月
2021-06-27 (Sun)

函館本線江部乙駅[1] 屯田兵の林檎畑と「江部乙まちコミ隊」の駅カフェ

函館本線江部乙駅[1] 屯田兵の林檎畑と「江部乙まちコミ隊」の駅カフェ

空知管内は滝川市江部乙町西12丁目(旧:空知郡江部乙町西12丁目)にある、JR北海道の江部乙(えべおつ)駅。1971年4月1日付で滝川市に合併・消滅した江部乙町の中心部に駅があります。滝川市の中心街とは約7km離れていますね。江部乙駅から約670m南東には、江部乙町役場の庁舎を再利用した滝川市役所江部乙支所(農村環境改善センター)があり、戸籍、市税、水道料金、国民年金などの窓口を設けています。函館本線を挟んで東側に...

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2021-06-20 (Sun)

札幌市電「親子電車」Tc1号車の塗装変更に、STSPの歴史保存意識を問う

札幌市電「親子電車」Tc1号車の塗装変更に、STSPの歴史保存意識を問う

前回記事に書いたとおり札幌市電が1961年7月に導入した、連結車「親子電車」の親に当たるM100形M101号車が来る2021年10月31日を以って引退します。引退後は札幌市営地下鉄南北線自衛隊前駅の南にある「札幌市交通資料館」で静態保存する予定です。一方、子に当たるTc1形Tc1号車は1970年10月、M101号車のワンマン化改造に伴い早めに引退しており、交通資料館がオープンした1975年5月から屋外展示されています。そして親のM101号車を...

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2021-06-19 (Sat)

札幌市電「親子電車」の親、M101号車が2021年10月に引退

札幌市電「親子電車」の親、M101号車が2021年10月に引退

2021年6月現在の在籍車両合計は41両(連接車3本を含む)、そのうち約半数の20両を車齢60年以上の旧性能車が占める札幌市電。これらベテラン勢の中では最も若い部類のM100形M101号車が、来る2021年10月31日を以って引退する事が明らかになりました。M101号車は1961年に日本車輌で2両1組が製造され、同年7月21日にデビューした「親子電車」の「親」に当たる両運転台車です。一方、「子」に当たるのは片運転台のTc1形Tc1号車。親子電...

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2021-06-13 (Sun)

函館本線光珠内駅 稲作地帯に置かれた専修大学の農工短大

函館本線光珠内駅 稲作地帯に置かれた専修大学の農工短大

空知管内は美唄市光珠内町北(旧:空知郡沼貝村字光珠内)にある、JR北海道の光珠内(こうしゅない)駅。美唄市の中心部から南に約3km、岩見沢市の中心部から北東に約10km離れた農村に設けられた駅です。光珠内の住民は稲作農家が多く、駅前集落を囲むように水田が広がっています。中には稲作を営む傍ら、トマト、ニンニク等の野菜を栽培する農家も見られます。当地に和人が住むようになったのは1891年6月。屯田兵制度の改正によっ...

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2021-06-09 (Wed)

室蘭本線三川駅 駅の開設に尽力した愛知県人・加藤平五郎

室蘭本線三川駅 駅の開設に尽力した愛知県人・加藤平五郎

空知管内は夕張郡由仁町三川錦町にある、JR北海道の三川(みかわ)駅。由仁町の中心街から約7km南下した、三川地区の市街地に設置されています。駅前には廃業店舗ばかりが目立つ商店街が南北に伸びていますが、そんな中でも加賀屋旅館、スナック「白馬車」、㈱清水はなや本社営業所、ビューティーサロンおおた、倉増商店といった店舗が頑張って営業を続けています。直近では2021年4月24日、ベトナム雑貨を扱う「エシカルショップ J...

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2021-06-05 (Sat)

職制を大幅刷新 JR東日本が目指す「現業機関における柔軟な働き方の実現」

職制を大幅刷新 JR東日本が目指す「現業機関における柔軟な働き方の実現」

JR東日本の2代目制帽(2002年12月~2020年4月)前回記事ではJR西日本が「鉄道部」と「地域鉄道部」、JR北海道が「運輸営業所」でそれぞれ採用した「業務の融合化」を紹介しました。これは駅・車掌・運転・保線・建築・機械・電気(JR北海道はバスも含む)の各現業機関を統合した地方機関における取り組みで、地上勤務の主任職・指導係職・係職については職名も融合化しています。そしてJR東日本も30年以上前の先鋒にようやく追いつ...

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