タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › Archive - 2020年08月
2020-08-31 (Mon)

石北本線東旭川駅 「旭川発祥の地」である屯田兵村と緑の電車

石北本線東旭川駅 「旭川発祥の地」である屯田兵村と緑の電車

上川管内は旭川市東旭川北3条5丁目(旧:上川郡東旭川町本町)にある、JR北海道の東旭川(ひがしあさひかわ)駅。旭川市の中心街から6km以上東に離れた、東旭川地区の住宅街に位置します。実を言うと東旭川は「旭川発祥の地」で、道外からの屯田兵の移住により開拓された土地です。旭川市の歴史を辿ると1890年に発足した「旭川村」まで遡るのですが、実際に開拓が始まったのは2年後の1892年でした。この間の1891年、隣接する永山村...

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No Subject * by 新特急なすの
ご無沙汰しております。新特急なすのでございます。デナさん、お元気でございますか。
かれこれ1年ほどお会いしてないでしょうか…厄介なウイルスのおかげでこんなふうになってますが、またお会いした時にはたくさん鉄道だの何だのとお話したいですね。

さて、東旭川が旭川発祥の地だったとは知りませんでした。
私も実は1度この駅に降りたことがあるのですが、夜も遅く、しかも戻りの旭川行きが最終列車ということだったので滞在わずか13分だったのを思い出しました(笑)
あさでんモハ1001やかつてあさでんが通っていた道路もあるようですし、すぐには行けなさそうですが、また行ってみたいですね。

ではまた。

Re: No Subject * by 叡電デナ22
新特急なすのさん

どうも、ご無沙汰しております。
ここ最近はなかなか集まれる機会が無くて寂しいですね。
新型コロナウィルスも収束に向かえば良いですが・・・。

夜間で13分間だけの滞在でしたか!
現行ダイヤですと旭川行きの最終は21:41、その前の上川行きが21:19なので、当時に比べて9分ほど時間が延びましたね。
とはいえモハ1001を眺めるには、やはり日中に訪問されるのが無難だと思います。

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2020-08-29 (Sat)

「道の駅あびらD51ステーション」の鉄道資料館に行く[3]

「道の駅あびらD51ステーション」の鉄道資料館に行く[3]

前回記事はこちら。引き続き勇払郡安平町追分柏が丘にある、「道の駅あびらD51ステーション」併設・D51鉄道資料館の見学について書きましょう。前回は「改札口」からSL車庫に入った後、手前の通路を右に進んで、追分機関区、岩見沢車掌区追分車掌支区、追分駅に縁のある展示品を眺めました。SL車庫の奥には福島の協三工業㈱が製造した貨車移動機、DB12形も展示されています。そして実はこのDB12形、現在でも自力走行が出来るように...

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2020-08-25 (Tue)

「道の駅あびらD51ステーション」の鉄道資料館に行く[2]

「道の駅あびらD51ステーション」の鉄道資料館に行く[2]

前回記事はこちら。引き続き勇払郡安平町追分柏が丘にある、「道の駅あびらD51ステーション」併設・D51鉄道資料館の見学について書きましょう。木造駅舎風の屋根を持つ展示室を観覧した後は、いよいよ目玉のSL倉庫に足を踏み入れます!既に述べたとおりですが、ここは室蘭本線追分駅の西にあった安平町鉄道資料館(旧:追分町鉄道記念館)を移転オープンした施設です。倉庫内には安平町鉄道資料館から引っ越してきたD51形320号機が...

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2020-08-22 (Sat)

「道の駅あびらD51ステーション」の鉄道資料館に行く[1]

「道の駅あびらD51ステーション」の鉄道資料館に行く[1]

前回記事に書いたとおりですがお盆休み中、2019年4月に開業した「道の駅あびらD51ステーション」に行ってきました。この施設は室蘭本線追分駅から東に徒歩13分、国道234号線沿いの追分柏が丘にあります。屋外には国鉄特急色に復元されたキハ183-214が静態保存されており、屋内にも「安平町鉄道資料館」(旧:追分町鉄道記念館)を移転オープンした展示室が設けられています。スラントノーズをひとしきり眺めた後、屋内の「D51鉄道...

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2020-08-21 (Fri)

追分の“道の駅”に佇むスラントノーズ「キハ183-214」

追分の“道の駅”に佇むスラントノーズ「キハ183-214」

既に当ブログで紹介したとおり2020年8月14日、「THE ROYAL EXPRESS」の4回目となるJR北海道管内での試運転が開始されました。当日は追分駅周辺の鉄道施設(駅舎・保線管理室・マルタイ車庫など)を撮影していたところ、たまたまこの試運転列車に出会う事が出来ました。そしてロイヤルエクスプレスを撮影した後は追分駅から東に徒歩13分、国道234号線沿いにある「道の駅あびらD51ステーション」に行ってきました。ここは2019年4月、...

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2020-08-15 (Sat)

増産助役、農園部・・・戦中戦後の食糧難に抗う国鉄の食糧自給策

増産助役、農園部・・・戦中戦後の食糧難に抗う国鉄の食糧自給策

国鉄万字線の廃線跡に残る上志文駅の駅舎(2019年11月24日撮影)同駅の近くには札幌車掌区の増産助役が監督する農地があったテレビ東京の番組『カンブリア宮殿』は2018年3月1日放送回にて、JR九州の唐池恒二代表取締役会長に密着していました。番組内ではJR九州が2014年に参入した農場経営を取り上げており、何と元車掌が乗務を降りて農作業に従事する姿も見られました。農業は他のJRグループでも例を見ない事業であり、村上龍さん...

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2020-08-14 (Fri)

ロイヤルエクスプレス試運転、石勝線の追分駅に停車

ロイヤルエクスプレス試運転、石勝線の追分駅に停車

東急グループの伊豆急行が保有する2100系5次車「THE ROYAL EXPRESS」はまもなく、JR北海道と東急のタイアップにより3泊4日、計3回に渡る北海道クルーズに充当されます。既に当ブログでも紹介したとおり、ロイヤルエクスプレスは2020年7月21日に伊豆を出発し、3日間に及ぶ甲種回送を経て7月23日深夜に札幌運転所に到着しています。来道の直後には動力車乗務員(運転士・主任運転士)を集めた講習会を開催し、更に7月28日からは営業...

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2020-08-09 (Sun)

宗谷本線和寒駅 駅弁立売をルーツに持つ「つたや食堂」

宗谷本線和寒駅 駅弁立売をルーツに持つ「つたや食堂」

上川管内は上川郡和寒町字北町にある、JR北海道の和寒(わっさむ)駅。宗谷本線きっての難所である塩狩峠の北側に位置する、和寒町の中心街に駅があります。和寒町は道内屈指の豪雪地帯・名寄盆地の南端で、1897年に秋田県人の菊池伊七氏が移住した事から和人の定住に繋がりました。それから10年後の1907年には涌井藤七氏により和寒で初の稲作が試され、今や同町の主幹産業にまで発展しています。ちなみに「涌井藤七」という名を調...

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2020-08-08 (Sat)

宗谷本線剣淵駅 「絵本の里」に広がる鉄道林「深川林地」

宗谷本線剣淵駅 「絵本の里」に広がる鉄道林「深川林地」

上川管内は上川郡剣淵町仲町にある、JR北海道の剣淵(けんぶち)駅。剣淵町は宗谷本線きっての難所・塩狩峠を構える、和寒町の北隣に位置します。町の起源は書類上、天塩国上川郡に剣淵村が設置された1897年となりますが、実際に開拓が始まったのは2年後の1899年7月でした。この頃に屯田兵が士別まで北上しており、剣淵にも屯田兵337戸の入植によって鍬が入れられたのです。そしてこれら屯田兵は日本における最後の屯田兵であり、...

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2020-08-02 (Sun)

廃止2ヶ月半後の札沼線石狩月形駅構内を見る[2]

廃止2ヶ月半後の札沼線石狩月形駅構内を見る[2]

前回記事はこちら。引き続き札沼線北海道医療大学~新十津川間の廃止から79日後、2020年7月24日に石狩月形駅を再訪した時の模様を取り上げましょう。前々回に述べたとおりですが、石狩月形駅の木造駅舎は廃止代替バスの待合所として再利用されています。今回は構内踏切から住宅地まで延びる歩行者用通路を横断し、西側の公道を歩いて駅構内を眺めてみましょう。まずは集合住宅前から木造駅舎を撮影。停止位置目標やワンマン運転用...

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