タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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Top Page › Archive - 2017年04月
2017-04-30 (Sun)

低調続きか?石北本線の臨時快速8585D

低調続きか?石北本線の臨時快速8585D

遠軽・北見から札幌への出張・観光利用の便宜を図り、JR北海道が2017年4月1日から運行を開始した石北本線8585D(旭川20:00始発・北見行き臨時快速)。2017年9月30日までの6ヶ月間、毎週金曜日・土曜日・日曜日に運行される予定です。旭川駅で特急ライラック35号と接続する事により、特急オホーツク3号に比べて札幌の滞在時間を1時間拡大できるという話は過去2回の記事で書いたとおりです。私は運行初日の4月1日に旭川~北見間を通...

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No title * by しろしろ
初めまして。こんばんは。

いつも読み逃げにて、拝見しておりまして、初コメとなります爆

ただ机上の空論的な意見や記事の多い中、実際に確認されてのレポ、素晴らしいですね。

この快速も、地元としても、何とも使いにくい上、価格と居住性を考えると高速バスへ流れる方が多いのが現状ですね。

使いたいけど、使いにくい、と言うのが現状のJR北海道の問題でしょうね。

また、こういった記事も楽しみにしております。

No title * by 札学鉄研OB会
>しろしろさん

どうも、初めまして。

やはり地元の方から見ても使いづらいですか!
札幌~遠軽・北見間の利便性向上を謳っている割に、上川以東は到着時刻が微妙すぎるんですよね。
私も北見駅に到着してからはバスが無いものですから、宿泊先のネカフェまで30分の徒歩移動になりましたw

こんな夜更けに微妙な臨時快速を設定するくらいなら、いっそのこと夜行列車を運行した方がニーズがあるんじゃないか・・・と考えたりしますねw
18キッパーとしては旭川~北見間を行き来する上で有難い手段ではありますが。

最後になりますが、記事の内容についてお褒めの言葉を頂き、ありがとうございます。
次は結構な頻度で浦幌までの延長運転が実施される根室本線2559D(芽室20:10始発・池田行き普通列車)に乗ってみたいですね。
こちらも色んな意味で乗車するには難易度の高い運用です・・・浦幌到着後を如何に過ごすかw

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2017-04-29 (Sat)

留萌本線峠下駅 留萌の山奥に残る秘境駅

留萌本線峠下駅 留萌の山奥に残る秘境駅

留萌管内は留萌市留萌村にある、JR北海道の峠下駅。山間部に位置する当駅は留萌本線を代表する秘境駅として知られています。駅前に民家は1軒も見られず、生活の気配が一切感じられません。西へ1km以上離れた踏切付近に稲作農家が1軒、東へ2.2km以上離れた道道549号線沿いに2軒の稲作・畑作農家が確認できますが、当駅を利用する住民は皆無に等しい状況です。これまた字面だけ見ると想像しづらいですが、駅名の由来は「峠の下」を意...

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2017-04-28 (Fri)

2016/5東海旅行【11】 三岐鉄道三岐線の最新鋭・751系

2016/5東海旅行【11】 三岐鉄道三岐線の最新鋭・751系

四日市あすなろう鉄道を後にして、近鉄四日市駅に引き返しました。ここからは近鉄名古屋線で近鉄富田駅に移動します。3番線に出て9:15発の普通・近鉄名古屋行きに乗車。充当車両は2000系2102Fでした。9:23、近鉄富田(とみだ)駅に到着。2102Fが発車すると、すれ違いざまに1000系1107Fが入線しました。1107Fは9:24発の普通・白塚行きに充当されていました。1950~1970年代の近鉄車両は愛嬌のある顔立ちで良いですね。9:25、2番線を...

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No title * by 南野クラフト建築設計室
初めまして、三岐鉄道車輌大図鑑HPの南野と申します。

ご乗車されました、近鉄富田9:42発の第15列車は保々行では無くて、車輌点検と通勤時間帯を終えて3輌編成から2輌編成とするため、車輌交換を行います。

ということで、このスジのみ唯一、途中の保々で車輌が換わります!

No title * by 札学鉄研OB会
>南野クラフト建築設計室 南野さん

どうも、初めまして。

なるほど、車両交換のスジだから通し運転の扱いだったんですね。
乗り換え時間もほんの数十秒しかありませんでしたし、編成両数の変更として対処しているという事ですね。
三岐線ですと2連・3連ともに固定編成ですから、ラッシュが終わってさあ解稀結・・・とはいかないですものね。

しかも現行ダイヤでは唯一ですか。
細かな運行情報はなかなか見つけにくいもので、参考になりました。
情報提供いただきまして、ありがとうございます!

(叡電デナ22@札幌市在住)

No title * by 南野クラフト建築設計室
ご乗車頂いた、近鉄富田9:42発の15レは、3輌編成スジの2001レで早朝保々車両区を出庫して、8レ→7レ→18レと往復し、15レで保々車両区に戻ります。

一方、保々車両区から15レで出庫した2輌編成は、終日往復し西藤原駅で滞泊、翌朝西藤原駅から午前中走り、近鉄富田11:02発の保々行で入庫となります。

平成26年9月21日以前のダイヤでは他の時間にも車輌交換が発生していたのですが、現在はこの15レの保々で1回のみとなっています。

またのお越しをお待ちしております!

No title * by 札学鉄研OB会
>南野クラフト建築設計室 南野さん

こうして見ると、たまたま貴重なスジに出会っていたんですね。

近いうちにまた訪問しようと思います!

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2017-04-25 (Tue)

2016/5東海旅行【10】 “なろうブルー”の新260系261Fに乗る

2016/5東海旅行【10】 “なろうブルー”の新260系261Fに乗る

前回記事はこちら。住宅地の中を走る260系を撮影した後は、一旦あすなろう四日市駅に引き返してからリニューアル車の261Fに乗ってみる事に。まずは赤堀駅から8:33発のあすなろう四日市行きに乗り込みます。充当車両はこの日2度目の乗車となる263Fでした。そういえば前々回の記事で書きそびれたのですが、中間に組み込まれていたサ120形サ121は2016年9月に廃車されてしまったんですよね。同形式としては初の廃車です。2015年より4年...

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2017-04-23 (Sun)

石北本線端野駅 ホームに残る北見車掌区の痕跡

石北本線端野駅 ホームに残る北見車掌区の痕跡

オホーツク管内は北見市端野町(旧・常呂郡端野町)端野にある、JR北海道の端野(たんの)駅。北見市の中心部から北東へ6kmほど離れた、閑静な住宅地に位置します。駅舎は東側の道道1024号線沿いに建っていますが、メインストリートは寧ろ線路を挟んで反対側の国道39号線(北見国道)。同国道沿いにAコープ、ガソリンスタンド、郵便局、新聞店、学習塾などが集まっています。道道1024号線は端野駅から0.9km北上した先で北見国道と...

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2017-04-22 (Sat)

宗谷本線日進駅 ラッセル車撮影ツアーを開催する宿

宗谷本線日進駅 ラッセル車撮影ツアーを開催する宿

上川管内は名寄市日進にある、JR北海道の日進駅。名寄市街から北上し名寄川を越えた、道道939号線沿いの田園地帯に位置します。駅周辺には水田が広がりますが畑作との兼業が多いようで、ビニールハウスを設けた農家も見られます。東には総面積約200haの公園である「なよろ健康の森」があり、パークゴルフ場や陸上競技場、貸農園(ほのぼの農園)などが設けられています。日進駅は1955年12月、乗降場として設置されました。1940~19...

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2017-04-20 (Thu)

2016/5東海旅行【9】 あすなろう260系を赤堀駅周辺で撮る

2016/5東海旅行【9】 あすなろう260系を赤堀駅周辺で撮る

八王子線の終点・西日野駅には30分ほど滞在。暫くは誰もいなかった駅構内ですが、発車時刻が近づくにつれて列車を待つ客が少しずつ増えてきました。7:49になると黄・黄緑・橙の3色混合編成が、緩やかに凹凸した直線を駆けてきました。先ほど内部駅から日永駅まで乗車した260系265F(ク110形ク115+サ120形サ124+モ260形モ265)ですね。265Fは折り返し7:52発あすなろう四日市行きに充当されます。2度目になりますが265Fのお世話に...

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2017-04-19 (Wed)

2016/5東海旅行【8】 あすなろう内部線・八王子線を踏破

2016/5東海旅行【8】 あすなろう内部線・八王子線を踏破

前回記事はこちら。終点の内部駅に着いた後、折り返し6:43発あすなろう四日市行きになる260系3連の走行シーンを撮影するべく小古曽2号踏切道の近くに移動しました。駅間で言うと小古曽~内部間に該当し、踏切から見て内部方になります。モ260形モ264+サ120形サ122+ク110形ク114が撮影地点に現れたのは6:44。吊り掛け音を響かせて田んぼの中を駆けていきます。旧性能車ですがMT比は1:2です。せっかくなので後追いも。サ122は突出...

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2017-04-15 (Sat)

宗谷本線北星駅 赤いホーロー看板を掲げた駅舎

宗谷本線北星駅 赤いホーロー看板を掲げた駅舎

上川管内は名寄市智恵文にある、JR北海道の北星(ほくせい)駅。智恵文駅前の集落から2kmほど南東に下った原野の中にあり、天塩川と低い山々に挟まれています。駅前に複数の倉庫や畑を構える1軒の民家があるのですが、畑の規模が家庭菜園程度なので農家ではなく林業家なのかも知れません。至近距離に集落と呼べるものは無く、北の山を登ると川北共同墓地(川北墓園)、東へ更に3.3kmほど道路を進むと北海道湧永興農名寄農場があり...

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2017-04-14 (Fri)

ニセコ駅で出札窓口担当職員を募集 観光協会にて雇用

ニセコ駅で出札窓口担当職員を募集 観光協会にて雇用

2016年10月10日、秋の恒例行事「コロボウシとカボチャの物語」開催中のニセコ駅にて大量のニセコ産ハロウィンカボチャで彩られ、来訪者を楽しませてくれる鉄道趣味の界隈で話題になる新聞記事は得てして第1面か、第1面のインデックスに載る主要な記事が多いように感じます。翻って小さな記事ですとついつい見落としがちになりますが、実は結構興味深い記事が隠れていたりするものです。昨日の道新の朝刊を読み返していたところ、ニ...

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2017-04-13 (Thu)

2016/5東海旅行【7】 公有民営の四日市あすなろう鉄道

2016/5東海旅行【7】 公有民営の四日市あすなろう鉄道

長らく放置しており恐縮ですが、東海旅行の続きを書いていきましょう。前回記事はこちら。早朝から名古屋駅前のホテルを出て、近鉄名古屋線で四日市まで移動したのでした。お目当ては毎年約3億円の赤字を出し存廃の危機に立たされていた近鉄内部・八王子線を、2015年4月に引き継いだ四日市あすなろう鉄道です。あすなろう四日市駅のホームに出ると、車幅も狭ければ車体長も短い、更には車高も低い小さな電車が待ち構えていました。...

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2017-04-11 (Tue)

石北本線東雲駅 「しののめ」ではなく「とううん」

石北本線東雲駅 「しののめ」ではなく「とううん」

上川管内は上川郡上川町東雲にある、JR北海道の東雲駅。「東雲」と書くと一般的には「しののめ」と読みますし、全国各地に見られる地名も大抵は同様の読みです。当駅の他に東雲を名乗る駅は東京臨海高速鉄道りんかい線、京都丹後鉄道宮津線の2社線にあり、やはりどちらも「しののめ」と読みます。道内でも函館市、小樽市、千歳市、富良野市、留萌市、二海郡八雲町、虻田郡豊浦町の7市町に東雲町という地名がありますが、何れも読み...

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2017-04-07 (Fri)

運転取扱を支援 JR北海道の駅輸送業務センター

運転取扱を支援 JR北海道の駅輸送業務センター

旭川駅5・6番線ホーム上にある旭川地区駅輸送業務センター旭川駅輸送事務室も同じ社屋に入居している(2017年3月10日撮影)かつて信号や分岐器の操作といった駅輸送業務(運転取り扱い業務)は、人の手で実施されていました。それが国鉄後期~分割民営化初期にかけ、全国の線区でCTC(列車集中制御装置)の導入が進められ、昨今では日常的な運転取り扱い業務を担う駅員が少なくなってきました。合理化の一環として運転取扱資格の無...

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2017-04-05 (Wed)

宗谷本線智恵文駅 金属サイディング張りの貨車駅舎

宗谷本線智恵文駅 金属サイディング張りの貨車駅舎

上川管内は名寄市智恵文にある、JR北海道の智恵文(ちえぶん)駅。駅前には小さな集落があり、西方には釣りの穴場として知られる智恵文沼があります。智恵文沼には鮒、鯉、雷魚などの淡水魚が生息し、特にヒブナ(緋鮒)が多く見られるそうで「ひぶなの里」と呼ばれています。智恵文駅は1911年11月、国鉄天塩線名寄~恩根内間の延伸開業に伴い一般駅として設置されました。天塩線は1912年9月に宗谷線、1919年10月に宗谷本線と2度の...

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2017-04-02 (Sun)

4/1運行開始!石北本線の臨時快速8585Dに乗る

4/1運行開始!石北本線の臨時快速8585Dに乗る

2017年4月1日、遂に国鉄の分割民営化から30年が経過しました。JR東日本、JR東海、JR西日本の本州3社に続き、三島会社の一つであるJR九州も去年秋に株式上場を実現しています。これら4社の完全民営化が為された一方で、JR北海道とJR四国は赤字経営に悩まされ続けています。特にJR北海道は自社線の約半分を「当社単独では維持することが困難な線区」と位置づけ、上下分離方式や運賃値上げ、バス転換などの対案を沿線自治体に示してい...

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