タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › Archive - 2016年12月
2016-12-30 (Fri)

釧網本線北浜駅 オホーツク海に一番近い駅のカフェ

釧網本線北浜駅 オホーツク海に一番近い駅のカフェ

オホーツク管内は網走市北浜にある、JR北海道の北浜駅。同名の駅は京阪本線・大阪市営地下鉄堺筋線にもありますが、あちらが大阪有数のオフィス街に位置するのに対し、こちらは漁村の外れにポツンと佇んでいます。しかもオホーツク海に面しており、毎年2月頃には流氷を目当てに多くの観光客が訪れます。その他の時期も国道244号線に面している事もあって、自動車旅行やツーリングで訪問する人が多いようです。駅を挟んで東西に延び...

… 続きを読む

2016-12-27 (Tue)

札幌市電220形221号車のクリスマス電車 2016年12月

札幌市電220形221号車のクリスマス電車 2016年12月

中央図書館前電停にて北海道コカ・コーラボトリング株式会社とのタイアップにより、2000年12月から運転されている札幌市電のクリスマス電車。今年もコカ・コーラの広告ラッピング車である220形221号車に装飾が施され、12月9日~25日の17日間に渡って運行されました。ラッピングデザインは毎年異なり、今年は金色のリボンを基調にプレゼントボックスやクリスマスツリーの枝、雪の結晶等が描かれています。ここ数年は藻岩山を訪れる訪...

… 続きを読む

2016-12-24 (Sat)

札沼線札比内駅 監獄跡の「分監山」とセスナ墜落事故

札沼線札比内駅 監獄跡の「分監山」とセスナ墜落事故

空知管内は樺戸郡月形町札比内にある、JR北海道の札比内(さっぴない)駅。札沼線(学園都市線)の末端区間に当たる北海道医療大学~新十津川間の途中駅です。1935年10月、石狩当別~浦臼間の開通に伴い国鉄の札沼南線(桑園~石狩当別間)と札沼北線(浦臼~石狩沼田間)が繋がった際、延伸区間の一般駅として設置されました。やがて第二次世界大戦が激化し、金属資源の不足を補うべく1941年8月に金属類回収令が発令。札沼線石狩...

… 続きを読む

No title * by ああああ
こんにちは、札比内出身の者です。
分監山と札比内駅について素晴らしくまとめてくださりありがとうございます。

子供のころ、分監山にはよく遊びに行きました。
それも一人で。今じゃ怖くてとうてい出来ません。

頂上にも行きましたし(正しいルートを知らなかったので、山のM字の谷溝を強引に登りました)
ヤマブドウやコクワ、クルミやオオウバユリを採集したり(お菓子作りに使いました)
セスナ機の墜落現場を見に行ったり(祖父の話から場所を特定しました)

ふと、本当にあの場所が墜落現場であってたのかと気になり、ググったらこの記事を見つけました。
どうやら合っていたようですね。

私は理系で、今は神奈川で精密機器のエンジニアをしてます。この山は技術者としての多くの素養を教えてくれた恩師です。

もうすぐ札沼線が廃止され、札比内駅ともお別れです。
映画のような風情のある駅で気に入ってました。

小学生のころ、一度だけこの駅の掃除をしました。
オンボロで、蛇口からは泥水しか出ませんでしたね。
あと、当時の旧トイレは見るに耐えない汚なさで、使う人もいないだろうからと思

No title * by mieko63歳
懐かしい限りです。14歳までの思い出しか有りませんが、
今は亡き母と5歳の頃に電車に乗ったのを思い出します。中学生の頃は駅に寄って遊んだりして、車掌さんは嫌な顔もせずとても優しくて....
故郷を後にしてもう50年になりますが、来年は故郷へ足を向けてみようと思いました。今は日々呑気に過ごしてもうすっかり歳をとってしまいました。

Comment-close▲

2016-12-21 (Wed)

日ハム新球場構想で千歳線に新駅誕生か?

日ハム新球場構想で千歳線に新駅誕生か?

2004年に本拠地を札幌ドームに移し、多くの道民から愛されるようになった北海道日本ハムファイターズ。試合開催日の札幌市営地下鉄東豊線は熾烈な混雑になり、福住駅からドームまでファンが長蛇の列を作る光景もお馴染みとなっています。しかし、同球団にとって札幌ドームの高額な使用料は経営を逼迫する悩みの種で、今春から移転先の新球場を建設する構想が持ち上がっていました。札幌ドームの基本使用料は年間9億円。これに加え...

… 続きを読む

2016-12-20 (Tue)

通学輸送も元通りに 石勝線・根室本線トマム~芽室間の運行再開

通学輸送も元通りに 石勝線・根室本線トマム~芽室間の運行再開

2016年6月8日、根室本線帯広~札内間にて平日朝ラッシュ時に新得まで運行されるキハ40系3連2016年8月下旬、北海道に相次いで台風が上陸し、各地の線区で路盤や橋梁・橋脚などの流出といった甚大な被害を受けたJR北海道。特急列車による都市間輸送や貨物輸送がストップし、地域経済にも大打撃となりました。未曾有の台風被害に混乱する中で復旧作業が実施され、9月9日~16日に釧網本線東釧路~知床斜里間が段階的に運行を再開。10月...

… 続きを読む

No title * by 白鷺
こんばんは、お疲れ様です、ようやく運行再開になりましたね、それまでの間通学等多大な苦労あったのですね。

No title * by 札学鉄研OB会
>白鷺さん

再開初日から大雪で一部特急列車が運休になったものの、復旧した橋梁は問題なく通過できているようです。
各高校も通常通りの体制に戻ったようで、ひとまずは安心しました。

しかし案の定、再開当日も各マスコミが通学輸送の件を取り上げる様子はありませんでした。
やはり何処の記者も都市間輸送に関心が向いているようで、それだけ都会中心的な視点に捕らわれ過ぎていると言えるでしょう。
北海道をホームグラウンドとする道新や民放各社でさえ、本当の意味で地域に密着した取材をしていないのは残念でなりません。

(叡電デナ22@札幌市在住)

Comment-close▲

2016-12-15 (Thu)

札沼線下徳富駅 “日本一終発の早い駅”の一つ手前

札沼線下徳富駅 “日本一終発の早い駅”の一つ手前

空知管内は樺戸郡新十津川町花月にある、JR北海道の下徳富(しもとっぷ)駅。札沼線(学園都市線)の末端区間に当たる北海道医療大学~新十津川間のうち、2016年3月のダイヤ改正に伴い1日1往復しか列車が運行されなくなった浦臼~新十津川間に属しています。“日本一終発の早い駅”として知られるようになった新十津川駅の一つ手前です。午前中に運行される最終列車を目当てに、新十津川駅には連日多くの鉄道ファンが訪れていますが...

… 続きを読む

2016-12-13 (Tue)

函館本線黒松内駅 北限のブナ林に囲まれた山里

函館本線黒松内駅 北限のブナ林に囲まれた山里

後志管内は寿都郡黒松内町の市街地にある、JR北海道の黒松内(くろまつない)駅。函館本線長万部~小樽間の通称「山線」に属しており、かつては特急北海や急行ニセコといった優等列車の停車駅でもありました。1903年11月、北海道鉄道森~熱郛間の開業に伴い、一般駅として設置されました。私鉄であった北海道鉄道は1907年7月に国有化され、1909年10月には函館本線が路線名に定められました。1913年6月に黒松内機関庫が設置され、19...

… 続きを読む

No title * by OBいしかわ@関東支部
寿都鉄道の末期は1日片道1本のみの0.5往復でした。夕方営業して帰りは、翌日に回送させた(らしい)ようです。
経営破綻しても、岩内線との接続を夢見て路線を維持した、鉄道版「免許維持路線」でした。
寿都鉄道は資料が火事で焼失したり、年月が経っているため、熱心に研究してる方でも謎が多いようです。

黒松内3番線まだ残ってるのですね。
我々世代も寿都鉄道跡地探索や、臨時が山線入ったら見に行ったもんです。
(OBいしかわ@関東支部)

No title * by 札学鉄研OB会
>OBいしかわさん

手元の文献にも書かれていなかったのですが、末期には0.5往復まで減少していたんですか!
もはや片道1本だけ・・・札沼線浦臼~新十津川間を超越した過疎ダイヤですね。
接続を夢見た岩内線も廃止されて30年以上が経過し、寿都鉄道の詳細もますます謎が深まるばかりでしょうね。
何しろ地元自治体の関係者ですら全容を把握していないそうですし・・・。

黒松内駅3番線は見るからに、国鉄時代からレールを取り替えていない感じですね。
札沼線末端区間のレールと大差ない、細く低いレールです。

(叡電デナ22@札幌市在住)

Comment-close▲

2016-12-11 (Sun)

鉄道書籍紹介『写真集 終着駅-蒲原鉄道電車線の77年-』

鉄道書籍紹介『写真集 終着駅-蒲原鉄道電車線の77年-』

留萌本線留萌~増毛間の廃線から、そろそろ1週間が経とうとしています。現地では既に踏切設備の撤去が行われたそうで、線路や枕木も近々取り払われるでしょうね。営業最終日に乗りに行った私ですが、新潟に住んでいた頃にも鉄道路線の廃止を目の当たりにしたものでした。1999年4月に新潟交通電車線東関屋~月潟間、同年10月に蒲原鉄道電車線村松~五泉間が相次いで廃止。かつては越後交通栃尾線・長岡線や頚城鉄道自動車といった私...

… 続きを読む

2016-12-10 (Sat)

石北本線東相内駅 工業高校の生徒で賑わう木造駅舎

石北本線東相内駅 工業高校の生徒で賑わう木造駅舎

オホーツク管内は北見市東相内町にある、JR北海道の東相内(ひがしあいのない)駅。北見市街から西に離れた、国道39号線沿いの田舎町に位置します。駅前には一軒家が建ち並び、南西には太陽光発電架台のメーカーとして国内トップクラスの実績を誇る北日本サッシ工業の本社工場があります。北海道北見工業高校の最寄り駅でもあるため、通学する高校生の利用が多いです。東相内駅は1912年11月、鉄道院湧別軽便線の留辺蘂~野付牛(現...

… 続きを読む

2016-12-08 (Thu)

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【4】

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【4】

留萌駅の「お別れセレモニー」を見てから、続いて式典が開催される予定の増毛駅まで乗車したキハ54系2連の4927D(深川13:23始発・増毛行き普通列車)。式典開催の都合上、増毛駅には15:10の到着予定と告知されていましたが、猛烈な混雑の影響で36分遅れの15:46に着きました。停車後はすぐに開扉されず、編成最後尾から補助乗務の車掌2名が臨時改札口まで移動してから、運転士により全てのドアが開扉されました。11月中はJR北海道旭...

… 続きを読む

No title * by OBカトウ
叡電デナ22さんお疲れ様でした。
クルマで最終日の様子見に行こうか迷って 混雑すごそうなのでやめてしまい、今回のレポートが大変うれしかったです。

途中ニコニコ動画で生中継していたのチラチラ見てましたが 叡電デナ22さんが撮影しているところ映ってました(笑)

深川-留萌間が存続できるよう たまに乗りに行こうかと思います。
改めましてレポートお疲れ様でした。

No title * by 札学鉄研OB会
>OBカトウさん

どうも、お疲れ様です!

ニコ生やっていたのは知っていましたが、というかニコニコ運営スタッフを見かけましたが、まさか私が映っているとは夢にも思いませんでした。
確かに列車によっては大変な混雑で、式典開催時の留萌駅や増毛駅はかなりの人だかりが出来ていました。
翌日になって5月の東海旅行(4日間)でも感じなかったほどの強い疲労感が出ましたが、最終日に立ち会って良かったと思いますね。

残る深川~留萌間も、戦前生まれの木造駅舎が多く残る魅力的な線区です。
私も今のうちに全駅踏破を成し遂げたいですね。

(叡電デナ22@札幌市在住)

Comment-close▲

2016-12-07 (Wed)

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【3】

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【3】

タラコ色のキハ40系を目当てに、増毛駅から沿岸バス留萌別刈(増毛)線に乗って留萌駅に戻ってきました。待合室では14:15に「お別れセレモニー」が開催されるため、あえて列車には乗らず入場券を買ってホームへ。駅舎向かいの2番線には、これから9425D(留萌13:30始発・増毛行き臨時列車)に充当されるキハ40系3連が出発の時を待っていました。2016年11月23日に臨時列車が3両編成化された事に伴い、留萌本線を走るようになった釧路...

… 続きを読む

No title * by 白鷺
こんばんは、式典の詳細ありがとうございます、自分は愛知から東京旭川経由で4日道内入りで、深川~箸別まで乗車して札幌の知人と合流して、列車撮っていました、式典の法もかなり参加者おらたのですね、それでは失礼しました。

No title * by 札学鉄研OB会
>白鷺さん

どうも、こんばんは。

愛知からいらしていたんですね。
有名な撮影スポットがあるものですから、あの日の箸別界隈は全国各地から同業者が集まっていたものです。
式典にも多くの市民や鉄道ファンが集まり、それだけ留萌本線を愛する人がいるのだという事を実感した次第です。

記事の内容をお気に入り頂けたようで幸いです。
こちらこそありがとうございます。

(叡電デナ22@札幌市在住)

Comment-close▲

2016-12-06 (Tue)

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【2】

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【2】

箸別跨線橋で臨時列車のキハ40系3連を撮影した後は、湾岸の道路を歩いて増毛駅へ移動。事前に「Yahoo!地図」のルート検索で調べたら、徒歩の所要時間は28分と出たのですが、私は普段から早歩き気味なので20分で到着しました。駅前ロータリーは車両通行止めとなり、増毛駅前通り商店会の方々が営業する屋台が軒を連ねました。昼12時を前にして大変な盛況ぶりで、毎年5月下旬の「増毛えび地酒まつり」が冬にも開催されたかのような...

… 続きを読む

2016-12-05 (Mon)

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【1】

2016/12廃止!留萌本線留萌~増毛間の営業最終日【1】

深川駅にて キハ54系2連の並び2016年12月4日、遂に留萌本線留萌~増毛間が営業を終了しました。ニシン漁が隆盛を極めた時代、日本海沿岸の漁師町に敷かれ、多くの漁業関係者が日常的に利用していた鉄路。増毛で水揚げされた海産物を輸送する貨物列車も運転され、沿線住民が寝静まった深夜にも汽笛の音が響いていたといいます。そんな留萌~増毛間の貨物輸送ですが1970年代の沿線人口減少が災いし、地元住民の懇願も空しく1978年10...

… 続きを読む

2016-12-03 (Sat)

廃止間近の留萌本線留萌~増毛間における車掌の補助乗務

廃止間近の留萌本線留萌~増毛間における車掌の補助乗務

2016年12月1日、大和田~留萌間にて 4925Dのキハ54系4連JR北海道では留萌本線留萌~増毛間の廃止に先駆け、2016年11月3日より旭川~増毛間で臨時列車4本を運転しています。当初は土・日・祝日にキハ40系2連を運行していましたが、去る11月23日よりキハ40系3連での運行に切り替えられ、営業終了日である12月4日まで毎日運行される事になります。3連化に伴い釧路運輸車両所のキハ40-1758(首都圏色)が留萌本線に乗り入れるようにな...

… 続きを読む