タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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Top Page › Archive - 2016年08月
2016-08-30 (Tue)

JR釧路工場跡地から引込み線の廃線を辿る

JR釧路工場跡地から引込み線の廃線を辿る

2016年現在、釧路市こども遊学館と釧路地方合同庁舎が建つ釧路市幸町10丁目・11丁目。釧路駅から徒歩8分の当地区にはその昔、JR北海道の釧路工場がありました。釧路工場は1902年3月、北海道官設鉄道の釧路機関事務所として設置され、直後の4月から車両修繕業務を兼務するようになりました。当時は幸町10丁目より南方の浪花町3丁目・4丁目にあったそうです。この機関事務所に1913年6月、旭川工場釧路派出所が設置され、それが1916年...

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No title * by LUN
初めまして
お得感の全くない和商市場脇の線路はよく覚えています
市場に寄らないで工場まで行きたかったと後悔(苦笑)

No title * by 札学鉄研OB会
>LUNさん

どうも、初めまして。

和商市場はぶっちゃけて言うとボッタク(ry
地元・釧路の方々も「なごやか亭」や「まつりや」といった回転寿司屋に行くと話しておりますw

釧路工場の引込み線ですが、ネットで探しても当時の写真がほとんど出てこないもので、鉄道ファンも見落としがちなスポットだったのかも知れませんね。
市街地で気軽に辿れる廃線跡ですので、もし釧路を再訪される機会があれば歩いてみてください。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2016-08-28 (Sun)

札幌市交東豊線栄町駅にて可動式ホーム柵の稼動開始

札幌市交東豊線栄町駅にて可動式ホーム柵の稼動開始

2016年8月13日、札幌市営地下鉄東豊線の栄町駅にてホームドアの稼動が開始されました。東豊線では2017年4月のワンマン化に先駆け、2016年7月18日よりATOを用いた自動運転を開始したほか、栄町駅を皮切りに可動式ホーム柵の設置準備を進めてきました。栄町駅に設置された可動式ホーム柵は1ヶ月近く調整を行い、動作確認を実施した上で正式に稼動する事となりました。既に東西線、南北線でも導入されている可動式ホーム柵。これら2路...

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2016-08-25 (Thu)

石北本線、台風被害で土砂崩れ!復旧には最低1ヶ月必要

石北本線、台風被害で土砂崩れ!復旧には最低1ヶ月必要

廃止された下白滝駅にて通過するキハ183系5連の特急オホーツク先週20日から3つの台風が北海道に相次ぎ上陸し、各地で土砂災害や水害、それに伴う農地の被害が出ています。羅臼町では昨日に発生した土砂崩れの影響で、住民・観光客あわせて760人が孤立状態となり、船による救助活動が今も続けられているようです。鉄道も例外ではなく、JR北海道は自社HPにて被害状況の報告書を公開しています。路線によっては終日運休となっている区...

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2016-08-23 (Tue)

根室本線西庶路駅 昭和北海道の民家みたいな駅舎

根室本線西庶路駅 昭和北海道の民家みたいな駅舎

釧路管内は白糠郡白糠町西庶路にある、JR北海道の西庶路(にししょろ)駅。国道38号線沿いの住宅地にあり、駅周辺は一軒家が多く建っています。住民は専ら釧路への通勤・通学に列車を利用しているようです。西庶路駅が開業したのは1941年3月の事で、当初は西庶路信号場でした。同年4月には西庶路の北西にあった、明治鉱業庶路炭鉱の専用線が当信号場~庶路坑間で操業を開始しており、石炭輸送の取扱いに備えた開業であった事が窺え...

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2016-08-21 (Sun)

根室本線上厚内駅 国道の外れにある古い木造駅舎

根室本線上厚内駅 国道の外れにある古い木造駅舎

十勝管内は十勝郡浦幌町字上厚内にある、JR北海道の上厚内(かみあつない)駅。浦幌市街から国道38号線を東へ進んだ山奥に、この駅はポツンと佇んでいます。すぐ近くを通る国道は交通量が多いですが、駅前の小さな集落は廃墟だらけで人の気配があまり感じられません。当駅は1910年12月、既に開通していた官設鉄道釧路線に上厚内信号所として開設されました。1922年4月に上厚内信号場へと改称。1926年8月には駅に昇格され、旅客・貨...

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2016-08-19 (Fri)

釧網本線川湯温泉駅 山小屋風駅舎のカフェと足湯【後編】

釧網本線川湯温泉駅 山小屋風駅舎のカフェと足湯【後編】

引き続き、川湯温泉駅について執筆して参りましょう。駅舎には離れがあり、母屋に合わせた山小屋風のエクステリアになっています。その中は足湯です。全国各地の温泉地には、鉄道駅に足湯を設けている場所も複数あります。京福電鉄嵐山線(嵐電)の嵐山駅やJR九州・久大本線の由布院駅など、駅構内の足湯を有料としている所もありますが、川湯温泉駅の足湯は無料。無人駅なので上諏訪駅(JR東日本・中央本線)のように乗車券・入場...

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2016-08-18 (Thu)

釧網本線川湯温泉駅 山小屋風駅舎のカフェと足湯【前編】

釧網本線川湯温泉駅 山小屋風駅舎のカフェと足湯【前編】

釧路管内は川上郡弟子屈(てしかが)町川湯駅前1丁目にある、JR北海道の川湯温泉駅。奇妙な事に、駅の住所に「駅前」を冠しています。1930年8月に国鉄釧網線弟子屈~川湯間の延伸開業に伴い、川湯駅として設置されました。当初は旅客・貨物の両方を取り扱う一般駅で、1936年10月に釧網線が釧網本線へと改称されております。1979年7月に貨物扱い、1984年2月に荷物扱いが廃止され、1986年11月に簡易委託化されました。分割民営化後の...

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2016-08-16 (Tue)

十勝バスが担う勝毎花火大会のシャトルバス

十勝バスが担う勝毎花火大会のシャトルバス

8月13日に帯広市内で開催された「第66回勝毎花火大会」について、前回記事では根室本線にて運転された臨時普通列車を取り上げました。それに関連して今回は、十勝川河川敷の会場まで見物客を輸送したシャトルバスに触れて参りましょう。シャトルバスは毎年、地元・帯広に本社を構える十勝バスが運行を担っています。今年も13:00~16:30にかけて30分間隔で、北愛国交流広場→帯広駅バスターミナル→西6条北7丁目河川敷内(会場)の...

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2016-08-14 (Sun)

勝毎花火大会開催に伴う旅客対応・臨時列車9326D

勝毎花火大会開催に伴う旅客対応・臨時列車9326D

今年も8月13日に十勝毎日新聞主催の「勝毎花火大会」が開催されました。通算66回となるこの花火大会は十勝管内のみならず各地から見物客が集まり、全国版のTV番組で取り上げられるなど、道外での知名度も高めです。開催日は帯広市内の交通渋滞が多発するため、花火大会の運営は公共交通機関での来訪を毎年呼びかけています。今年はJR北海道釧路支社の公式HPに、花火大会の行き帰りに便利な根室本線の列車ダイヤが掲載されていまし...

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2016-08-12 (Fri)

釧網本線釧路湿原駅 原野に佇むログハウス駅舎

釧網本線釧路湿原駅 原野に佇むログハウス駅舎

釧路郡釧路町トリトウシ原野南5線にある、JR北海道の釧路湿原駅。その名のとおり駅は大湿原の中に所在し、周辺に住宅地はありません。ゆえに利用客も日常的に列車を使う地元住民は見られず、道内外から観光客が釧路湿原の散策やノロッコ号の乗車を目的に訪れます。民営化後の1998年7月に臨時駅として開業。翌1989年6月より「くしろ湿原ノロッコ号」の運転が開始され、1996年12月に常設駅となりました。釧路駅が管理する無人駅で、...

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2016-08-10 (Wed)

旧トップ画像 2016/5/4~2016/8/9

旧トップ画像 2016/5/4~2016/8/9

国鉄時代、花形気動車として活躍したキハ82系北海道内における都市間輸送の高速化にも貢献三笠鉄道村では食堂車を組み込んだ6連が保存されている(撮影者:叡電デナ22 日付:2016年5月3日 場所:クロフォード公園)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――http://images.tetsudo.com/banner/banner_88_31_2.png ←鉄道コムのブログランキングに参加中!バナーのクリックをお願い致します。...

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2016-08-08 (Mon)

2016/4関西旅行【16】 京阪中之島駅に寄り道、そして鶴橋へ

2016/4関西旅行【16】 京阪中之島駅に寄り道、そして鶴橋へ

前回記事はこちら。くずはモールの「SANZEN-HIROBA」を見学してから、京阪本線の樟葉駅に戻ったのは16:45頃。2番線に準急・出町柳行きの2600系2609Fが停車していました。3両固定編成を2両固定編成2本で挟み、7連を組成しています。16:46、向かいの1番線から8000系8001F(特急・出町柳行き)が発車。準急に乗務する女性車掌がホームに出て、特急を見送ります。8001Fがホームを抜けきった後、女性車掌は2825号車の乗務員室に戻って...

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2016-08-06 (Sat)

JR東海・在来線車掌の確認動作について

JR東海・在来線車掌の確認動作について

2016年5月15日、名古屋駅にて白制服のカレチと紺色制服の普通車掌以前、JR北海道における車掌の確認動作を紹介しましたので、今回は5月の東海旅行で見てきたJR東海の車掌についても取り上げて参りましょう。JR東海はJRグループの中でも特に厳格な社風。私服通勤が当たり前な鉄道業界にあって出勤・退勤の際は必ずスーツ着用とし、夏服期間でも未だにクールビズを導入せずネクタイ着用を義務付けているほどです。それこそ、冬服期間...

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2016-08-03 (Wed)

三笠市立博物館にある炭鉱坑内用人車

三笠市立博物館にある炭鉱坑内用人車

前回記事では幌内線の終点だった幾春別駅跡を取り上げましたが、実はそこから東に行くと鉄道車両が静態保存されています。道道116号線の登り坂を道なりに進み、桂沢湖へと至る途中に幾春別炭鉱(1957年閉山)の跡地があります。幾春別炭鉱跡には1979年より三笠市立博物館が建っており、敷地内には坑道内で炭鉱夫を輸送したトロッコ(人車)が置かれているのです。遊歩道沿いの芝生に佇む人車は4両編成で、車体は水色に塗装されてい...

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2016-08-01 (Mon)

幌内線幾春別駅跡 北海盆唄発祥の地たる廃坑の町

幌内線幾春別駅跡 北海盆唄発祥の地たる廃坑の町

空知管内は三笠市幾春別町にあった、JR北海道の幾春別(いくしゅんべつ)駅。かつて幌内線の駅だった場所から北へ行くと、旧・住友奔別炭鉱の立派な立坑櫓が残されています。ここは先日、三笠アドベンチャートレインが開業した旧・幌内炭鉱と同様、三笠ジオパークの一部。その中でも、幾春別・奔別(ぽんべつ)エリアに該当します。奔別炭鉱は1900年に奈良炭鉱として開鉱し、1928年になると住友唐松炭鉱を経営していた住友坂炭砿(...

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