留萌市礼受(れうけ)町にある礼受駅。JR北海道が2016年度中に廃止する予定の留萌本線留萌~増毛間に該当します。1921年11月の鉄道省留萠線留萠駅~増毛駅間開通に伴い設置された駅で、当初は貨物・荷物取扱いのある有人駅でした。国鉄時代の1962年4月に業務委託駅となり、更に荷扱いの廃止に合わせ1984年2月を以って完全無人駅と化しました。国道231号線(オロロンライン)沿いの漁村の高台にあり、日本海との距離は僅か0.1km。留...
タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-
現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です
増毛郡増毛町阿分(あふん)にある阿分駅。JR北海道が2016年度中に廃止する予定の留萌本線留萌~増毛間に該当します。国鉄時代の1963年12月に仮乗降場として設置され、1987年4月の分割民営化に伴い駅に昇格しました。開業当初から一貫して無人駅で、国道231号線(オロロンライン)沿いの漁村の中に佇んでいます。1面1線の単式ホームは箸別駅や朱文別駅と同様、20m車1両分にも満たない長さの「朝礼台」です。駅の目の前には阿分小...
増毛郡増毛町信砂(のぶしゃ)にある信砂駅。JR北海道が2016年度中に廃止する予定の留萌本線留萌~増毛間に該当します。国鉄時代の1963年12月に仮乗降場として設置され、1987年4月の分割民営化に伴い駅に昇格されました。日本海の海岸線、国道231号線(オロロンライン)から大きく逸れた農村の中にあり、廃止される駅の中では最も海から離れています。信砂駅は元々、現在位置よりも42mほど北東(留萌方)にありましたが、1993年2月...
増毛郡増毛町舎熊(しゃぐま)にある舎熊駅。JR北海道が2016年度中に廃止する予定の留萌本線留萌~増毛間に該当します。1921年11月の鉄道省留萠線留萠駅~増毛駅間開通に伴い設置された駅で、当初は貨物・荷物取扱いのある有人駅でした。国鉄時代の1963年5月に業務委託駅となり、更に荷扱いの廃止に合わせ1984年2月を以って完全無人駅と化しました。元の駅舎も取り壊され、現在はヨ3500形車掌車を改造した貨車駅舎がひっそりと佇ん...
増毛郡増毛町朱文別にある朱文別駅。JR北海道が2016年度中に廃止する予定の留萌本線留萌~増毛間に該当します。お隣の箸別駅同様、国鉄時代の1963年12月に仮乗降場として設置され、1987年4月の分割民営化に伴い駅に昇格されました。開業当初から一貫して無人駅で、漁村の外れにポツンと佇んでいます。箸別の集落よりも人気が感じられないですね・・・地元の方が駅前に姿を現す気配もほとんどありません。何故かグーグルマップで間...
増毛郡増毛町箸別にある箸別(はしべつ)駅。JR北海道が2016年度中に廃止する予定の留萌本線留萌~増毛間に該当します。元は国鉄時代の1963年12月に開業した仮乗降場で、1987年4月の分割民営化と共に駅へと昇格されました。もちろん、開業当初からの無人駅です。増毛の市街地から離れた漁村の中にあり、集落と畑を隔てる築堤の上にホームが設けられています。旧国道231号線(オロロンラインの前身)脇の広い更地に、駅前とホームを...
かつてはニシン漁で栄えた増毛郡増毛町の中心街にある増毛駅。留萌本線の西端に位置する駅で、JR北海道が2016年度中に廃止する予定の増毛~留萌間に該当します。1921年11月の鉄道省留萠線留萠~増毛間延伸に伴い設置され、元は有人駅で貨物・荷物扱いがあったものの1984年2月を以って無人駅となりました。国鉄時代は急行ましけも発着しましたが1980年10月に廃止され、以降は定期運用の優等列車が入線しておりません。駅の周辺は旧...
2016年秋に廃止予定の留萌~増毛間も、未撮影の駅は阿分(あふん)を残すのみ。留萌駅に下り4927D(深川13:23始発・増毛14:51着)が入線したのは14:19。充当車両はキハ54-501でした。乗車する前に、ホームで待機していた助役が運転士にスタフを渡す様子を撮影。4927Dは定刻通り14:21に留萌駅を出発し、14:33に阿分駅に到着。この駅は朱文別駅・箸別駅と同様、ホームが20m車1両にも満たない長さ。キハ54系はホームからはみ出す...
昼食を済ませた後、12時前に増毛駅へ戻ってきました。駅舎のホーム側にはベンチに座り、列車を待つ乗客の姿が。増毛に来てから30分以上が経過したものの、同業者の姿は一向に増えず。非常に静かな駅構内を撮影していると、街の方から観光客と思しき4人組の中年男女の集団がやって来ました。しばらく駅舎とホームを眺めた後、「この線路を歩いて留萌市内まで行ってみるか」という会話を始めて驚愕!そして私に声をかけてきました。...
1ヶ月半以上を経て再び、2016年秋に廃止予定の留萌本線留萌~増毛間へ駅撮りに行ってきました。前回は留萌駅と信砂~増毛間の6駅を撮影したので、今回の目的地は瀬越・礼受・阿分の3駅です。昨日の朝は札幌駅前バスターミナルより、7:20発の北海道中央バス・高速るもい号に乗車。滝川ターミナル経由の便で、充当車両は北営業所の札幌200か1268(日野セレガR/2004年式)でした。《前回記事はこちら》廃止される留萌本線留萌~増毛...
4925Dは留萌駅切り離しでしたよね。
終着の増毛までは1両のみでの客扱い、これが深川から来る1日2本目の増毛止まりとなります。
見たところ増毛駅まで乗車移動して、すぐさま折り返し帰ってしまう人が多いようなんですが、あれで駅の雰囲気を楽しめるのか甚だ疑問です。
特急利用で留萌本線に乗り継ぐ同業者が結構多いんですね。
私のように節約したい場合は札幌から高速るもい号に乗るかな…と思うのですが、意外にも車中で同業者らしき人を見かける事はありませんでしたね。
普通列車のみの乗り継ぎ移動と比べても、高速バスの方が安いし楽なんですけどねえ。
(叡電デナ22@札幌市在住)
朗報です。既に朝日新聞デジタル(2015年10月15日付)で取り上げられていますが、JR北海道が廃止を検討していた日本一の秘境駅、室蘭本線小幌駅が存続される事になりました。小幌駅の廃止を反対する意思を込め、8月30日に「小幌駅ジンギスカン闘争」を決行した我々OB会としては悲願成就の思いです。JR北海道の島田修社長は今年7月、「マニアの方々のためにコストをかけて維持していくべきか」と発言し、岩屋観音祭の参拝客が利用す...
北海道新聞はクソメディアですね。JR北海道のネガティブキャンペーンを積極的に行う新聞社ですから。
それはさておき豊浦町の判断は賢明でしたね。JR北海道の状況を理解し、駅の存続に買って出る行政は他の行政も見習って欲しいです。
ローカル線の本数削減に一番文句言っているのは紛れも無くマスメディアです。それに呼応する読者もどうかと思いますが。地元民は駅まで移動するよりも身近なバス停を利用する方が多いです。
ネガティブキャンペーン…と言っても、今までの北海道新聞は「新幹線が開通したら、これだけの経済効果が期待できる」という肯定意見ばかり書いて、北海道新幹線延伸の気運を助長したじゃないですか。
しかも延伸反対派の声は一向に取り上げない。
そういった部分を見ると、むしろポジティブキャンペーンも同時にしてきた感がありますね。
在来線の廃止に反対する一方、新幹線の開業を歓迎するという姿勢は地元のお偉いさんと一緒でしょう。
それゆえに道外の鉄道ファンにも「北海道民は新幹線の延伸を求めたくせに、開業後の52億円の赤字や、はこだてライナーの停車駅にはケチを付けるのか」等と、反対派がいる現実を認識されないまま文句を言われてしまう訳ですが…。
何はともあれ、小幌駅の存続決定は本当に良い流れだと思います。
私としては鉄道ファンの集客以上に、地域信仰を守る事に意義があると考えていたものですからね。
島田社長が岩屋観音に触れなかったのは、東京出身の国鉄キャリアゆえ、田舎の事情など興味なかった…という事なんでしょうかね?
(叡電デナ22@札幌市在住)
北見市留辺蕊(るべしべ)町にある金華(かねはな)駅。JR北海道が2016年3月に廃止する事を発表した、8箇所の無人駅のうちの1つです。同駅は1914年10月、鉄道院湧別軽便線留辺蘂~下生田原間(現在の留辺蕊~安国間)の開通に伴い設置されました。開業当初の駅名は奔無加(ぽんむか)で、全国的に珍しいPを頭文字とする駅名でしたが、日本国有鉄道移管後の1951年7月に金華駅へ改称されております。元は有人駅で貨物・荷物扱いもあ...
北海道の土木建設は政治犯(自由民権運動等)や重犯罪の囚人労働の酷使が非人道的であると政府が非難されて登場したのが「監獄のような部屋」であるタコ部屋労働です。
「監獄」は法の支配が一応少しはありますが、「監獄のような部屋」はまさに無法地帯でした。
信用人夫(普通の土木作業者)でももちろん工事をやったのですが、
「普通にやったら工期が間に合わない」を理由にタコ労働者を国と企業は投入しました。戦前の年表を見ればわかるとおり、すごいスピードで鉄道が開通しています(当然道路なども)。
)
一方で、散々遊んで借金を作り、飯場に入ってすぐ「とびっちょ」=逃亡してしまうプロのタコ労働者もいたようです。
土工の地位は戦前非常に低い上、貧困階層出身の場合、女遊びをして酒を飲んで一晩の夢を見るためには、タコ労働に入るしかなかった
社会情勢もあります。
第二次大戦に入ると人員不足で捕虜や大陸からの強制連行での飛行場建設、ダム工事等への投入もありました。
タコ労働で莫大に儲けた連中は、現在複数の某大手ゼネコンや政治家の基盤となりました。
戦後もしばらくタコ部屋が存続しましたが、GHQによって解散させられて消滅しました。
北海道の道路や鉄道、ダム建設等には多大な犠牲の上で建設されたことを忘れてはいけませんね。(OBいしかわ
囚人達からも「監獄の方がマシ」と言われていたそうですから、それだけタコ部屋の環境が劣悪だったという事ですね。
集めた労働者を道具のように酷使し、身体が動かなくなったら次々に切り捨てていく…。
タコ部屋労働により生み出された構造物は、今もなお道内各所に残っています。
これら構造物は強制労働の時代を伝える史料として、大切にしていくべきだと思います。
なお、記事上でも書いたとおり、谷中村の人々は田中正造と共に戦った末、佐呂間町に移されタコ部屋労働に就いたといいます。
谷中村出身のとある人は強制労働の末に倒れ、「騙された、逃げるんだ…」とうわ言をつぶやき続けた末に亡くなったという話もあります。
谷中村は1906年に強制廃村となり、帰る場所が無くなった労働者は逃げる事も叶わなかったでしょう。
行政に刃向かうと首輪を付けられた時代があったという事も、忘れてはならないですね。
(叡電デナ22@札幌市在住)
紋別郡遠軽町の旧・白滝村にある下白滝駅。JR北海道が2016年3月に廃止する事を発表した、8箇所の無人駅のうちの1つです。同駅と上白滝駅、白滝駅、旧白滝駅は4箇所連続で「白滝」を駅名に冠している事から、鉄道ファンの間では「白滝シリーズ」と称されています。かつては奥白滝駅(2001年7月廃止/現在は奥白滝信号場)も石北本線上川~上白滝間に存在し、5駅が連続していた白滝シリーズも今や風前の灯。沿線地域は過疎化が深刻で...
樺戸郡月形町の中心街にある石狩月形駅。札沼線(学園都市線)の石狩当別以北では唯一、駅員が配置されているJR北海道の直営駅であり交換駅です。1935年10月の札沼線石狩当別~浦臼間開通に伴い設置され、国鉄末期には貨物・荷物扱いが廃止されました。有人駅でありながら1986年11月に改札業務を取り止めており、乗客が降りる際に乗務員が切符を回収するのみ。ワンマン列車も一番前のドアしか開閉しません。現在は直属の社員がおら...
新十津川駅にてJR北海道苗穂運転所に2両が在籍しているキハ40系400番台。同番台は札沼線(学園都市線)の末端区間・石狩当別~新十津川間のワンマン化と、それに伴うキハ53系500番台の置き換えを行うべく、1996年にキハ40系700番台2両(769・770)を改造したものです。基本的に他路線での運用に就く事は無く、石狩当別以北にて普通列車に充当されておりますが、両数が少ないためキハ40系700番台・1700番台が代走する事もしばしばあ...
当方も先月留萌本線乗りに行きましたが、夏休みのせいか学生さんたちが割りと乗っていましたよ。
2016年度の秋口に廃止される模様なので、もう1回~2回程度行けそうです。
札幌方面発はオホーツク3号とスーパーカムイ9号・11号、旭川方面発はオホーツク2号とスーパー宗谷2号からそれぞれ乗り継ぎするお客様が多いです。
4925Dは2両編成ですが、後ろの締め切り回送がある関係で実質1両にお客様が多く乗られます。多客期においては回送編成を開放してあげれば多少は混雑の緩和が図れることでしょうか。