タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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Top Page › Archive - 2015年07月
2015-07-31 (Fri)

JR北海道深名線の旧・幌成駅舎

JR北海道深名線の旧・幌成駅舎

国道275号線沿いの深川市多度志町に存在した、深名線の幌成駅。1926年11月に開業し、具体的な時期は不明ですが1980年代に元の駅舎が取り壊されたそうで、車掌車が改造されて駅舎に転用されました。1995年9月の深名線廃止まで利用された車掌車は2015年7月現在、駅名表示もそのままに残存しております。私とTJライナーさんの2人で「おかえり沼牛駅」に行った折に、その旧駅舎を見てきました。駅舎は機械修理工場の敷地内にポツンと佇...

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2015-07-30 (Thu)

苗穂工場の留置車両達 785系、24系客車、ED79形etc.

苗穂工場の留置車両達 785系、24系客車、ED79形etc.

JR北海道文化財団主催の電車モーター講習会が終わった後、我々4人は苗穂工場の解体線に留置された車両を見て回りました。鉄道技術館のすぐ西には、キハ40系330番台(キハ40-333)と785系NE-5編成が並んでおりました。この場所では長らく解体作業が実施されてきましたが、既にクレーン車が居なくなっていたので、これら車両は暫定的に留置されているだけなのでしょうか?学園都市線電化に伴い運用を離脱して以降、留置場所を変えつ...

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No title * by ナナッシー
おはようございます
苗穂にいるDD51は1137号機です。昨年11月に全般検査を施工しましたが、機関の調子が思わしくなく落ちたようです。
これでダイヤ改正後除籍されたのは、1083、1137、1141、1142の4つになりました。

ちなみにJR全国のDD51については以下の通りです。
北海道は今年の2月に1093号機を持って全般検査終了しました。
東日本は事業用に残しつつも全般検査をEF81同様に行っています。
西日本は団臨トワイライトとキヤ143形次第では今後も行われます。
貨物は今年の5月に1801号機を持って全般検査終了しました。

No title * by 札学鉄研OB会
>ナナッシーさん

1137号機でしたか。
試しに調べてみたら、2014年11月に車番が貼られていない姿のまま苗穂工場の解体線に出現したようですね。
その後は暫く奥の方に引っ込んでいたのでしょうが、こうして再び解体線に現れたという事は、解体作業が発生するのかも知れませんね。

JR西日本のDD51形は、下関の1両がSLやまぐち号の補機に利用されていますね。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2015-07-28 (Tue)

苗穂工場で開催された電車モーター講習会

苗穂工場で開催された電車モーター講習会

25日はTJライナーさん、Lewisさんと私の3人で交通資料館まつりを見た後、鉄研現役1年生のH君と合流。苗穂工場で開催された、交流電車のモーターに関する講習会に参加してきました。講習会の主催は、同工場内にある北海道鉄道技術館の管理・運営を担うJR北海道文化財団。鉄道技術館1階の玄関ホールにスクリーンとパイプ椅子が用意されていました。13:40から講習会がスタート。現職の検修員さんがパワーポイントを駆使して説明しま...

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2015-07-27 (Mon)

キハ150-17、側面行先表示器がLED化される

キハ150-17、側面行先表示器がLED化される

25日、札幌市交通資料館から苗穂工場への移動中。我々3人は苗穂駅ホームより、苗穂運転所に留置されているキハ150系0番台1両の、側面行先表示器が3色LED化されている事を確認しました。該当車両はキハ150-17、1995年に製造された同番台のラストナンバーです。LEDは函館本線1930D(札幌6:13始発・然別行き普通列車)で使用されるだろう、「然別-札幌」を示しておりました。苗穂工場の講習会まであまり時間が無く、シャッター速度を...

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No title * by ナナッシー
おはようございます
他の近郊形気動車が未だに現役なので、キハ150形は後15年位使うことでしょうね。先にキハ40形を置き換え、その次にキハ54形を置き換えていくと思いますよ。

鋼体で言えばキハ143形も老朽化の部類に入り、しかもこちらは海風が吹く室蘭本線での運用がメインですから塩害による影響もあることでしょう。
可能性としては2両編成の電車を製造して置き換えることでしょうか?(721系置き換えの時に!?)

No title * by 札学鉄研OB会
>ナナッシーさん

キハ54系はオールステンレスなのでもしかしたら延命も…などと思いましたが、今のJR北海道は785系やキハ283系等を置き換えると発表しているので近い将来の廃車は十分に有り得ますね。

室蘭本線は多分、近郊型電車が戻って来る事はないでしょうね。
わざわざ電車を気動車に置き換えたのですから、JR側としてはそれだけ電車の運行が割に合わないのでしょう。
キハ143系を置き換えるとしたら、キハ40系の代替に導入する予定の新型気動車(JR東日本と共通設計)を続けて増備した方がローコストかも知れません。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2015-07-26 (Sun)

札幌市交通局の「平成27年度交通資料館まつり」に行く

札幌市交通局の「平成27年度交通資料館まつり」に行く

昨日はTJライナーさん、Lewisさん(途中で合流)と共に札幌市交通資料館で開催された、毎年夏の恒例行事「交通資料館まつり」に行ってきました。例年通り、今年も廃車部品の即売会があったため、開館前から並ぶべく現地入りしました。私は今までよりも早く自宅を出発し、自衛隊前に着いたのは7:20頃。閉鎖された資料館の正門には看板が立っており、そこから南に進んでいくと既に20人ほどの行列が出来ていました。出発時間を早めて...

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2015-07-24 (Fri)

JR北海道深名線廃線跡に残る旧・鷹泊駅舎

JR北海道深名線廃線跡に残る旧・鷹泊駅舎

深名線廃止20周年記念イベント「おかえり沼牛駅」が終わった後、国道275号線沿いに残る旧・鷹泊駅を見てきました。1926年に建設された平屋の木造駅舎は沼牛駅よりも3年古いですが、経年による歪みはあまり見受けられません。国鉄末期の1984年に営業担当駅員がいなくなり、旅客無人駅となった鷹泊駅。しかし同駅で信号切替を行う必要から運転担当駅員(運転主任)は残され、列車交換設備の運用が廃止された1986年まで従事していたよ...

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No title * by 秋田こまち通り
こんばんは。
ここも懐かしいですね。
廃止から20年経過しても残っているのは、払い下げられても人の手が入っているからでしょうね。
沼牛から比べると痛みが激しいようなので、今後が気がかりです。

No title * by 札学鉄研OB会
>秋田こまち通りさん

母屋そのものの歪み具合は沼牛駅よりはマシですが、傷みは結構進んでいますね。
ホームの庇が倒壊したらそれこそ大ダメージになるでしょうし、今後が気がかりな駅舎です。
保存しようという動きが出る可能性も無きにしも非ずと思いますが、はたしてどうなる事やら…。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2015-07-23 (Thu)

士別軌道の現役モノコックバス 旭川22か1269(日野RC)

士別軌道の現役モノコックバス 旭川22か1269(日野RC)

宗谷本線士別駅前に拠点を構える士別軌道には、北海道内の路線バス会社では現役最後となるモノコックバスが在籍しております。1982年式の日野K-RC301Pである旭川22か1269は、士別軌道の自社発注車ではなく上川郡和寒町が所有していた自家用車です。士別軌道には1998年に移籍し、ワンマン機器を搭載して現在も路線運用に充当されております。車体はもちろん日野車体工業の純正で、2014年春から小豆色とアイボリーの復刻塗装をまとっ...

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2015-07-22 (Wed)

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【4】

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【4】

時系列が前後しますが、士別軌道の日野RC(前回記事参照)が沼牛駅に来る前、近くにある下幌加内バス停にてジェイ・アール北海道バス深名線の車両を撮影しました。やって来たのは11:02発・快速幌加内行きのバスで、充当車両は旭川22か・969(三菱ふそうエアロバス/1995年式)でした。JR北海道深名線が廃止された後、1995年から走り続けている深名線代替バス。長距離路線ゆえ、運行されている車両は何れもトイレ付きの観光バスタイ...

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2015-07-21 (Tue)

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【3】

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【3】

JR北海道深名線の廃止から20年が経ち、7月18日に満を持して公開された幌加内町の旧・沼牛駅。昼12時には士別軌道の現役モノコックバス、旭川22か1269(日野K-RC301P/1982年式)がやって来ました。函館バスのボンネットバス・函館浪漫号(いすゞBX352型/1959年式)を除けば、道内の現役路線バス車両では最古となるこの日野RC。今回の公開イベントに合わせ、旭川四条駅前の鉄道ショップ「ぽっぽや」が主催した貸切企画「おかえり沼牛...

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2015-07-20 (Mon)

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【2】

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【2】

JR北海道深名線の廃止から20年が経ち、7月18日に満を持して公開された幌加内町の旧・沼牛駅。今回は駅舎の中を見ていきましょう。<<前回記事のリンクはこちら>>深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【1】昭和のローカル線の雰囲気が色濃く残る待合室。列車が走っていた頃を偲ぶ普通旅客運賃表や、昔懐かしいポスター等が飾られています。窓口では、この日のために用意された沼牛駅弁や記念入場券が販売されま...

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No title * by rak*a*05*4
JR北のマスコット「モジャくん」が印刷されているとは正しいw
入ることができない駅務員室に入れるのは貴重ですね。
ちょっとモノを置き過ぎていますが・・・・。

捕捉ですが、壁新聞の「乗車証交付問題」、簡略すると国鉄末期~民営化にかけて、国労と国鉄当局(→国鉄清算事業団)とで「労働条件に関する事項」で団体交渉事項になるのかどうかを争われました。
地裁は事項にあたると認めたが、高裁で棄却。

現在では、それぞれのJR各社線内でしか使えなくなりました。
まあ十分といえば十分でしょうね。
使える範囲も使う対象者も広かったからモメました。
今でも乗車証関連は労使のネタにあがっているようです。
(OBいしかわ@関東)

No title * by 札学鉄研OB会
>OBいしかわさん

国鉄末期にはそのような争議があったんですね。
昔は寝台特急での長距離移動すら乗車証が使え、中にはコネを利用して繁忙期の切符を直前に押さえる職員もいたそうですね。
人づてに聞いた話では、それで調整用寝台が使えなくなるケースもあったそうで…。
一般人からすると列車の利用時、職員の事情に振り回される事が無くなって万々歳という事なのでしょうが。

(叡電デナ22@札幌市在住)

No title * by 秋田こまち通り
こんばんば。

OBいしかわさんのコメントにあるように、旧沼牛駅はかつて鉄研で駅寝キャンプを張った懐かしい駅です。
たしか、廃止になる年の1995年の6月だったでしょうか?
もう20年も昔の事なんですね(汗)。
まだ廃止3か月前、それほど同業者も居なかった夜の沼牛駅舎で、行き当たりばったりな翌日の行動計画を部員同士で練った思い出があります(笑)。

今回の沼牛駅復活の企画は、道新のサイトで見て以降、行きたいと思いましたが、やはり海を超えた地に住んでいる身には無理でした。
そういった経緯もあり、後輩の皆さんレポートしてくれくれたのは本当にうれしい限りです。
雰囲気といい、ホームから見た駅舎の姿と言い、線路の有無を除けばまさに現役時代そのものです。
今度地元に帰省した際には見に行きたいと思います。

No title * by 札学鉄研OB会
>秋田こまち通りさん

廃止直前にキャンプですか…その当時は簡易委託さえも無くなり、完全な無人駅になったと聞いております。
ブログ記事で懐かしさを感じて頂けて幸いです。
今回のイベントは町おこしの一環として開催されたもので、来場者は結構多かったと思います。
地元の方々も鉄道ファンも、それだけ深名線に思い入れや関心のある方が多いという事なのでしょう。

なお、同じ幌加内町内には鷹泊駅の木造駅舎も現存しております。
いずれはそちらも鉄路が走っていた頃の復元されるだろうか…と期待を寄せてしまいますね。

(叡電デナ22@札幌市在住)

No title * by 札学鉄研OB会
コメントを書いてから分かりましたが、鷹泊駅は幌加内町ではなく深川市でした。
大変失礼致しました。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2015-07-19 (Sun)

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【1】

深名線廃止20周年企画「おかえり沼牛駅」に行く【1】

昨日はTJライナーさんと共に、JR北海道深名線の廃止20周年を記念して開放された旧・沼牛駅に行って参りました。そば処として知られ、道産子ロックバンド「怒髪天」のドラマー・坂詰克彦さんの出身地でもある雨竜郡幌加内町。同町内の字下幌加内にある沼牛駅の駅舎は、1929年に建てられた古い木造の平屋です。1995年の深名線廃止後は長らく倉庫として使用されていたそうですが、幌加内町の住民や鉄道ファンが町おこしの一環として今...

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No title * by rak*a*05*4
鉄研現役時代にテント張って駅寝しました。
豪雪に負けず、つぶれてないのはすごいですね。
維持、管理されている方ご苦労様です。

No title * by 札学鉄研OB会
>OBいしかわさん

暫く同駅を倉庫として使用されていた地元の方が、今回の企画の発起人だそうです。
これだけ古い建物の保存は、並大抵の事では無いと思います。
地元を走った鉄道に対する愛着の賜物でしょう…企画に携わった方々には感謝の気持ちで一杯です。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2015-07-18 (Sat)

旧トップ画像 2015/5/3~2015/7/18

旧トップ画像 2015/5/3~2015/7/18

十勝平野の単線区間を悠然と走るキハ40系3連ラッシュ時には車掌が補助乗務に当たります(撮影者:叡電デナ22 日付:2015年4月29日 場所:根室本線帯広~札内間) JR北海道 北海道エリア―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――http://images.tetsudo.com/banner/banner_88_31_2.png ←鉄道コムのブログランキングに参加中!バナーのクリックをお願い致します。...

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2015-07-17 (Fri)

4月30日撮影記【3】 平日朝・十勝バスのスクール便など

4月30日撮影記【3】 平日朝・十勝バスのスクール便など

平日朝は十勝バスも北海道拓殖バスも到着本数の多い、帯広駅バスターミナル。郊外から通勤・通学客を送り届けるべく、次から次へとバスがやって来ます。その一方、根室本線の普通列車に乗って帯広市街へとやって来た学生達は、同所から出発するスクール便へと乗り換えていきます。帯広大谷高校・帯広南商業高校・白樺高校の3校へと高校生を乗せるスクール便。スクール便には十勝バスでは現役最古参となる、1987年式の日野ブルーリ...

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2015-07-15 (Wed)

4月30日撮影記【2】 帯広近郊のキハ40系3連・車掌補助乗務再び

4月30日撮影記【2】 帯広近郊のキハ40系3連・車掌補助乗務再び

西帯広駅に根室本線の下り2541D(新得6:29始発・池田行き普通列車)が現れたのは7:17。上り2428D(池田6:05始発・滝川行き普通列車)と同じく、2番のりばにキハ40系3連が入線しました。編成内容は池田方より、キハ40-1742、キハ40-1765、キハ40-1752でした。通学ラッシュの最中、もちろん下り2541Dも車掌の補助乗務が実施されております。今回の車掌は最後尾のキハ40-1752に乗務。窓から顔を出して入線時の列車監視をしていまし...

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2015-07-13 (Mon)

4月30日撮影記【1】 帯広近郊のキハ40系3連・朝一の車掌補助乗務

4月30日撮影記【1】 帯広近郊のキハ40系3連・朝一の車掌補助乗務

十勝管内帰省中の今年4月30日。28日に乗り損ねた根室本線のキハ40系3連運用を押さえるべく、早朝から札内駅へ。朝霧に包まれる中、ホームには朝練通いの高校生が何人か見受けられます。最初に乗る上り始発列車の2428D(池田6:05始発・滝川行き普通列車)が現れたのは6:25。3両編成の組成内容は滝川方からキハ40-1754、キハ40-1779、キハ40-1760でした。まだ7時前で駅員が不在のため、一番前のドアから乗車。向かいには同じくキハ...

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