タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

現在、札学鉄研OB会ブログから筆者投稿の記事を移転中です

Top Page › Archive - 2014年09月
2014-09-30 (Tue)

711系3連と白服車掌 光珠内にて

711系3連と白服車掌 光珠内にて

先に取り上げた2123Mの切り離し編成が充当される、折り返しの岩見沢行き普通列車(2150M)。平日は江部乙7:55始発ですが、この日は土曜日だったため滝川8:03始発でした。充当車両は2ドア冷房車のS-113編成です。雑草が生い茂り誰も寄り付かないホーム先端を尻目に、赤い電車は前方へと歩を進めます。そして、よく手入れされた床面の辺りで停車。ホームで列車を待っていた乗客は2人しかいませんでした。ドアを開け、白い盛夏服姿...

… 続きを読む

2014-09-26 (Fri)

岩見沢以北の711系6連 光珠内にて【2123M】

岩見沢以北の711系6連 光珠内にて【2123M】

岩見沢を早朝6:24に発車する旭川行き普通列車(2123M)。同列車は、函館本線岩見沢以北で唯一となる711系の6連運用です。田んぼの中で見る赤い電車の6連は見事なものですね。途中の滝川で分割され、前3両のみ旭川まで運転されます。平日なら滝川で切り離された後3両は江部乙行き普通列車(2131M)となりますが、撮影当日は土曜日だったため滝川止まりでした。この日はオール2ドア冷房車での運行で、前3両はS-105編成でした。後3両...

… 続きを読む

2014-09-25 (Thu)

2014年9月20日苗穂工場公開(4)

2014年9月20日苗穂工場公開(4)

更に南へ進んでいきます。敷地内南部には回送用の単線が東西に延びており、電車が自走できるよう架線も設けられております。「架線注意」の看板が目立つ構内踏切。車両の屋根上で作業をする際の注意を喚起しているのでしょう。左の遮断機の横には「特高加圧中」と記された電光看板もあります。各踏切に設置された「指差確認」の標識。渡る時は基本的な左右の安全確認を怠るな、という注意を込めております。最南端の空き地には、今...

… 続きを読む

2014-09-23 (Tue)

2014年9月20日苗穂工場公開(3)

2014年9月20日苗穂工場公開(3)

ミニSLを撮影したら、敷地の奥へと進みます。「さっぽろ・ふるさと文化百選」に指定されている赤レンガの機関車検修場、その手前にDF200-122が停まっておりました。このレッドベアはJR貨物の所属で、昨年7月の輪西工場公開時に添乗体験を実施していた機体のようですね。北海道鉄道技術館の近辺では、普段は技術館前にて静態保存されているC62  3号機の牽引運転が実施されていました。自走できないC62には、キハ40系とDE15形が...

… 続きを読む

2014-09-22 (Mon)

2014年9月20日苗穂工場公開(2)

2014年9月20日苗穂工場公開(2)

降車用ホームで乗客を下ろしたミニSLは、後ろ向きの状態で乗り場へと回送。途中、本物のD51  237号機の前を通過しました。奥には711系S-102編成も見えます。方向の都合上、ミニSLと実物が一緒に前を向く事は無く。ううむ・・・惜しいですね。ミニSl乗り場は総務科資材倉庫の前にありました。傍にはJR貨物の貨車も留置されています。ミニ14系客車の最後尾には、昔懐かしい急行ニセコのヘッドマークが掲げられております。更に...

… 続きを読む

2014-09-21 (Sun)

2014年9月20日苗穂工場公開(1)

2014年9月20日苗穂工場公開(1)

昨日はJR北海道苗穂工場の一般公開に行ってきました。敷地内に入りまず目に付いたのは、8月30日のダイヤ改正を以って運用を離脱した711系S-102編成。休憩所に使われていたのですが、前面を見ると種別表示幕が抜かれております。過去の公開日にも休憩所として同じ場所に留置されてきた711系。これまでは「回送」の幕を出して置かれていたものですが・・・。側面の方向幕も御覧の通り。近々解体されるだろう事を思うと哀しいですね・...

… 続きを読む

2014-09-18 (Thu)

711系S-114編成と馬の木彫 岩見沢にて【144M】

711系S-114編成と馬の木彫 岩見沢にて【144M】

8月30日のダイヤ改正後、札幌圏に2本だけ残された711系運用のうち、朝に運行される岩見沢7:49発札幌行き普通列車(144M)。同列車は岩見沢運転所を出庫した後、上り方面から岩見沢駅3番線に入線します。車両停止位置の都合で停車中は見られない、農業用馬木彫の正面と711系の前面が並ぶのもこの入線時です。この日は旧塗装のS-114編成と馬の像が仲良く顔を並べました。岩見沢駅のシンボル的存在であるこの馬の木彫は、1980年4月に...

… 続きを読む

2014-09-16 (Tue)

青少年科学館の札幌市営地下鉄6000形モックアップ【後編】

青少年科学館の札幌市営地下鉄6000形モックアップ【後編】

引き続き、青少年科学館にて展示されている札幌市交通局6000形のモックアップを取り上げます。今回は乗務員室を見ていきましょう。運転台はツーハンドル横軸式で、抜き差し式のブレーキ弁に対しレバータイプのマスコンという構造です。運転台から見て左手には誘導無線受話器と運転士用電鈴、右手には縦に並んで各種メーターが設置されています。更に、頭上にはミニコンピュータ(※慶応大鉄研の書籍で用いられた呼称を使用)という...

… 続きを読む

2014-09-15 (Mon)

青少年科学館の札幌市営地下鉄6000形モックアップ【前編】

青少年科学館の札幌市営地下鉄6000形モックアップ【前編】

新札幌駅前にある札幌市青少年科学館。同館の3階には乗り物のコーナーがあり、その中には2008年夏に東西線を引退した札幌市交通局6000形のカットボディが置かれています。個人的に同館を訪れたのは9年ぶりの事・・・あの頃15歳だった私も24歳になりました。ヨーロッパ風の車体や北海道を象ったエンブレムが懐かしいです。高校時代は通学・帰宅時にいつもお世話になっており、編成や次車ごとの違いを見つけるのが楽しかったですね。...

… 続きを読む

2014-09-14 (Sun)

日高色キハ40系in岩見沢運転所

日高色キハ40系in岩見沢運転所

前回記事で取り上げた、925Dに一緒に連結されて函館本線を走った日高色キハ40系357号機。締切回送扱いで向かった先は・・・岩見沢運転所です!岩見沢に停車した際、旭川まで向かう北海道色の2両から切り離され、車庫へと回送された模様です。しばらくすると車庫から出てきました。岩見沢運転所の庁舎と日高色・・・これまた滅多に見られないシーンです。留置線上では733系B-111編成との並びも見られました。しかし、岩見沢運転所へ...

… 続きを読む

No title * by スーパーサムイ
キハ40 : 95km/h キハ143 : 110km/h と最高速度が違います。
また、室蘭本線、千歳線の711系と置き換えてからのキハ143で運転されている列車は、学園都市線時代と違い、もってる性能をフル活用で110km/h運転しているのでそこで、キハ40をくっつけられません。恐らく、そのためと思います。記事内容とは少しそれますが、大雨などで室蘭本線(室蘭ー苫小牧)のダイヤがかなり乱れた時、送りこみでキハ143+キハ40+キハ150と豪華に回送されて行ったのを目撃したことがあります。
長文失礼しました。

No title * by 札学鉄研OB会
>スーパーサムイさん

なるほど、最高速度の違いによるものなんですね。
だから遠回りでの回送をせざるを得ないと。
ただ、そうだとしても別に岩見沢に長時間留置せず、直近の室蘭本線苫小牧行きに連結してリリースすれば良い気もしますが…。
岩見沢では特に点検のような事はしていないみたいでしたし。

それにしても、4両も送り込み回送で連結した事があったんですか。
凄まじい両数ですね…それだけ長くなると流石に車掌を乗せて後方の安全確保をさせた方が良いように思います。

(叡電デナ22)

Comment-close▲

2014-09-14 (Sun)

日高色キハ40系の締切回送【925D】

日高色キハ40系の締切回送【925D】

白石にて昨日(2014年9月13日)、通常はキハ40系2連で運行される札幌6:00発旭川行き普通列車(925D)が3連で運行されたのですが、後ろ1両に日高色キハ40系を連結しておりました。函館本線を日高色の車両が走るのは相当珍しいです。日高色の方は営業運転を利用した締切回送だったため、ドアカットされて乗車できませんでした。ドアの窓にも「締切回送 乗車できません JR北海道苫小牧運転所」と書かれた貼紙が出されていました。2...

… 続きを読む

2014-09-12 (Fri)

休息中のキハ183系と出動する運転士達

休息中のキハ183系と出動する運転士達

スラントノーズのキハ183-213が留置された苗穂運転所での1コマ。JR北海道の苗穂運転所は車両基地であると同時に、運転士の所属する部署でもあります(むしろJRでは普通の事か)。同所に所属する運転士達は隣接する苗穂駅から札幌駅まで普通列車に便乗して移動し、札幌駅から担当する各列車に乗務します。苗穂駅で運転士が交代する事は基本的にありません。大抵は2、3人で苗穂~札幌間を移動するのですが、この時は6人一緒という大...

… 続きを読む

2014-09-09 (Tue)

稲士別駅近くの年代物バス達

稲士別駅近くの年代物バス達

根室本線の秘境駅・稲士別から程近い場所にて4台のバスを発見。私有地の奥に停まっていたため遠巻きでの撮影となり画質が荒いですが、左から三菱ふそうエアロバスK、日野レインボー7W、三菱ふそうエアロミディMM、富士重工5Bである事が確認できます。特に1982~1992年製造の呉羽ボディであるエアロKは、現在の道内ではなかなかお目にかかれません!富士重工5Bも自家用車が多数頑張っているとはいえ古いですし、パッと見は新しそう...

… 続きを読む

2014-09-07 (Sun)

十勝バス 帯広230あ2012(元川崎鶴見臨港バス1988年式)

十勝バス 帯広230あ2012(元川崎鶴見臨港バス1988年式)

帯広駅西口付近にて2002年に1台だけ導入された川崎鶴見臨港バスからの中古車で、1988年式の日野ブルーリボンです。十勝バスに在籍するブルリの中では数少ない短尺車となっております。ブラックフェイス化されていない前面方向幕周りかつ、現行塗装車でありながら黒く塗られたヘッドライト周りという組み合わせは自社発注車に見られない特徴で、遠目でもすぐに何が来たか識別できる車両です。2段上下式の側面窓も自社発注の1988年式...

… 続きを読む

2014-09-03 (Wed)

昭和の高架・旭川四条駅【後編】

昭和の高架・旭川四条駅【後編】

前回の続きです。JR北海道の高架駅の中でも、古株に当たる旭川四条駅。掲示されている電飾広告は病院のものばかりです。ホームは2面2線の相対式。床には黄色ブロックや滑り止めゴムの類が一切ありません。薄れに薄れた白線が、辛うじて残っていました。線路の向かいに設置された柵や金網も見事に錆び付いております。そんな中、いかにも真新しく見える外灯や架線柱、標識等が妙にアンバランス。ホームは4両分に相当する長さ。上り...

… 続きを読む