タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2017-06-20 (Tue)

2016/5東海旅行【17】 三岐鉄道北勢線の湘南顔・200系

2016/5東海旅行【17】 三岐鉄道北勢線の湘南顔・200系

前回記事はこちら。軽便鉄道博物館をひとしきり見学し、そろそろ移動しようという頃。隣接する阿下喜駅のホームに、深緑とベージュ色のツートンカラーを纏った4両編成の電車が入線しました。行きの道中にも出くわした277Fですね。せっかくなので、博物館で静態保存されているモニ226とのツーショットを撮影します。270系が圧倒的多数の北勢線において、277Fは最古参の200系3両が組み込まれた唯一の編成です。切妻顔の270系に対し、...

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2017-05-24 (Wed)

2016/5東海旅行【16】 阿下喜駅に隣接する軽便鉄道博物館

2016/5東海旅行【16】 阿下喜駅に隣接する軽便鉄道博物館

前回記事はこちら。日本国内では稀少な存在となった特殊狭軌鉄道(ナローゲージ)、三岐鉄道北勢線の末端である阿下喜(あげき)駅に着いたのは15時前の事。島式ホーム1号線の真向かいには、所どころ塗装が剥がれたマルーンレッドの電車が鎮座していました。ウインドシル・ウインドヘッダーの付いた車体を持ち、額に大きな前照灯を載せたレトロな風貌です。本線との間には金網が設けられ、奥の車庫には見学者達の姿が見られます。...

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2017-05-20 (Sat)

2016/5東海旅行【15】 凄烈な吊り掛け音!三岐鉄道北勢線

2016/5東海旅行【15】 凄烈な吊り掛け音!三岐鉄道北勢線

前回記事はこちら。三岐線の次は北勢線に乗ろうと近鉄富田駅から桑名駅まで移動してきた訳ですが、その前に昼食をとるべく東口直結の商業ビル「桑栄メイト」へ。ペデストリアンデッキ上にある玄関はどこか懐かしい面構えです。中に入ると多くの飲食店が肩を並べています。特に玄関手前の餃子屋「新味覚 桑名店」が大盛況で、昼間から酒を飲みつつ焼き餃子を食べる客で賑わっていました。餃子以外に提供している料理は無く、まるで...

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2017-05-14 (Sun)

2016/5東海旅行【14】 三岐線西藤原駅から近鉄桑名駅まで

2016/5東海旅行【14】 三岐線西藤原駅から近鉄桑名駅まで

かつてのウィステリア鉄道(現・桑工ゆめ鉄道)を見物した後は、西藤原駅のホームへ。折り返し10:51発の近鉄富田行きとなる101系(元・西武401系)105Fに乗り込み、三岐線の終着駅を後にします。勾配を下っていくベテラン選手の豪快なモーター音を堪能。車内は見事な空気輸送状態が暫く続きましたが、大安駅あたりから徐々に座席が埋まっていき、立ちんぼの乗客も見られるようになりました。次のお目当ては三岐鉄道北勢線。近鉄富...

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2017-05-13 (Sat)

2016/5東海旅行【13】 三岐線西藤原駅のウィステリア鉄道

2016/5東海旅行【13】 三岐線西藤原駅のウィステリア鉄道

前回記事はこちら。三岐鉄道三岐線の末端・西藤原駅に到着したのは10:29。同駅は藤原岳の麓にある山村に位置し、降車する客もごく少数でした。101系(元・西武401系)105Fが折り返すのは10:51。ホームに出て次の乗務に備える運転士の制服を見ると、紺色の制帽に対しズボンは灰色です。三岐鉄道の制服は上下で色が異なり、ジャケットも制帽と同じ紺色なのですが、このジャケットを省略すると紺色・白・灰色になってツギハギ具合が目...

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2017-05-02 (Tue)

2016/5東海旅行【12】 三岐線101系に乗り換え西藤原駅へ

2016/5東海旅行【12】 三岐線101系に乗り換え西藤原駅へ

前回記事はこちら。西藤原駅まで向かう途上、保々駅で対面乗り換えになったのでした。近鉄富田駅から乗ってきた3連の751系(元・西武新101系)751Fに変わり、三岐線を北上するのは2連の101系(元・西武401系)105F。ほんの数十秒しかない乗り換え時間、乗客は足早に105Fへと移っていきます。西武401系は1964年にデビューした411系を、後年に冷房化・高性能化したもの。先輩格である451系の流れを汲み、国鉄101系に似た3連窓の切妻前...

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2017-04-28 (Fri)

2016/5東海旅行【11】 三岐鉄道三岐線の最新鋭・751系

2016/5東海旅行【11】 三岐鉄道三岐線の最新鋭・751系

四日市あすなろう鉄道を後にして、近鉄四日市駅に引き返しました。ここからは近鉄名古屋線で近鉄富田駅に移動します。3番線に出て9:15発の普通・近鉄名古屋行きに乗車。充当車両は2000系2102Fでした。9:23、近鉄富田(とみだ)駅に到着。2102Fが発車すると、すれ違いざまに1000系1107Fが入線しました。1107Fは9:24発の普通・白塚行きに充当されていました。1950~1970年代の近鉄車両は愛嬌のある顔立ちで良いですね。9:25、2番線を...

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No title * by 南野クラフト建築設計室
初めまして、三岐鉄道車輌大図鑑HPの南野と申します。

ご乗車されました、近鉄富田9:42発の第15列車は保々行では無くて、車輌点検と通勤時間帯を終えて3輌編成から2輌編成とするため、車輌交換を行います。

ということで、このスジのみ唯一、途中の保々で車輌が換わります!

No title * by 札学鉄研OB会
>南野クラフト建築設計室 南野さん

どうも、初めまして。

なるほど、車両交換のスジだから通し運転の扱いだったんですね。
乗り換え時間もほんの数十秒しかありませんでしたし、編成両数の変更として対処しているという事ですね。
三岐線ですと2連・3連ともに固定編成ですから、ラッシュが終わってさあ解稀結・・・とはいかないですものね。

しかも現行ダイヤでは唯一ですか。
細かな運行情報はなかなか見つけにくいもので、参考になりました。
情報提供いただきまして、ありがとうございます!

(叡電デナ22@札幌市在住)

No title * by 南野クラフト建築設計室
ご乗車頂いた、近鉄富田9:42発の15レは、3輌編成スジの2001レで早朝保々車両区を出庫して、8レ→7レ→18レと往復し、15レで保々車両区に戻ります。

一方、保々車両区から15レで出庫した2輌編成は、終日往復し西藤原駅で滞泊、翌朝西藤原駅から午前中走り、近鉄富田11:02発の保々行で入庫となります。

平成26年9月21日以前のダイヤでは他の時間にも車輌交換が発生していたのですが、現在はこの15レの保々で1回のみとなっています。

またのお越しをお待ちしております!

No title * by 札学鉄研OB会
>南野クラフト建築設計室 南野さん

こうして見ると、たまたま貴重なスジに出会っていたんですね。

近いうちにまた訪問しようと思います!

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2017-04-25 (Tue)

2016/5東海旅行【10】 “なろうブルー”の新260系261Fに乗る

2016/5東海旅行【10】 “なろうブルー”の新260系261Fに乗る

前回記事はこちら。住宅地の中を走る260系を撮影した後は、一旦あすなろう四日市駅に引き返してからリニューアル車の261Fに乗ってみる事に。まずは赤堀駅から8:33発のあすなろう四日市行きに乗り込みます。充当車両はこの日2度目の乗車となる263Fでした。そういえば前々回の記事で書きそびれたのですが、中間に組み込まれていたサ120形サ121は2016年9月に廃車されてしまったんですよね。同形式としては初の廃車です。2015年より4年...

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2017-04-20 (Thu)

2016/5東海旅行【9】 あすなろう260系を赤堀駅周辺で撮る

2016/5東海旅行【9】 あすなろう260系を赤堀駅周辺で撮る

八王子線の終点・西日野駅には30分ほど滞在。暫くは誰もいなかった駅構内ですが、発車時刻が近づくにつれて列車を待つ客が少しずつ増えてきました。7:49になると黄・黄緑・橙の3色混合編成が、緩やかに凹凸した直線を駆けてきました。先ほど内部駅から日永駅まで乗車した260系265F(ク110形ク115+サ120形サ124+モ260形モ265)ですね。265Fは折り返し7:52発あすなろう四日市行きに充当されます。2度目になりますが265Fのお世話に...

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2017-04-19 (Wed)

2016/5東海旅行【8】 あすなろう内部線・八王子線を踏破

2016/5東海旅行【8】 あすなろう内部線・八王子線を踏破

前回記事はこちら。終点の内部駅に着いた後、折り返し6:43発あすなろう四日市行きになる260系3連の走行シーンを撮影するべく小古曽2号踏切道の近くに移動しました。駅間で言うと小古曽~内部間に該当し、踏切から見て内部方になります。モ260形モ264+サ120形サ122+ク110形ク114が撮影地点に現れたのは6:44。吊り掛け音を響かせて田んぼの中を駆けていきます。旧性能車ですがMT比は1:2です。せっかくなので後追いも。サ122は突出...

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2017-04-13 (Thu)

2016/5東海旅行【7】 公有民営の四日市あすなろう鉄道

2016/5東海旅行【7】 公有民営の四日市あすなろう鉄道

長らく放置しており恐縮ですが、東海旅行の続きを書いていきましょう。前回記事はこちら。早朝から名古屋駅前のホテルを出て、近鉄名古屋線で四日市まで移動したのでした。お目当ては毎年約3億円の赤字を出し存廃の危機に立たされていた近鉄内部・八王子線を、2015年4月に引き継いだ四日市あすなろう鉄道です。あすなろう四日市駅のホームに出ると、車幅も狭ければ車体長も短い、更には車高も低い小さな電車が待ち構えていました。...

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2016-08-06 (Sat)

JR東海・在来線車掌の確認動作について

JR東海・在来線車掌の確認動作について

2016年5月15日、名古屋駅にて白制服のカレチと紺色制服の普通車掌以前、JR北海道における車掌の確認動作を紹介しましたので、今回は5月の東海旅行で見てきたJR東海の車掌についても取り上げて参りましょう。JR東海はJRグループの中でも特に厳格な社風。私服通勤が当たり前な鉄道業界にあって出勤・退勤の際は必ずスーツ着用とし、夏服期間でも未だにクールビズを導入せずネクタイ着用を義務付けているほどです。それこそ、冬服期間...

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2016-07-15 (Fri)

2016/5東海旅行【6】 近鉄名古屋線と大分県警の巡査

2016/5東海旅行【6】 近鉄名古屋線と大分県警の巡査

前回記事はこちら。3泊4日に及ぶ東海旅行の2日目、2016年5月15日。この日は三重県へと足を運ぶべく、早朝から近鉄名古屋駅に赴きました。5時過ぎに地下のホームに出ると4月の関西旅行中に近鉄奈良線・京都線などで見かけたような、「特別警戒中」と明記された赤い腕章を付けた職員の方々が見られました。どうやらこの腕章は、5月26日・27日に賢島で開催された伊勢志摩サミットに合わせて1ヶ月前から付けていた物だったようで、4月...

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No title * by 虹色釜
近鉄は車内で乗越精算する人が結構多いですよ。駅の営業時間に関係なく、むしろ駅の精算機の使用頻度が低いような・・・

三岐鉄道が乗り入れる近鉄富田はホームが同じなので、また、鈴鹿線や、名古屋線、山田線、鳥羽線、志摩線など、無人駅が多数あるので、車内発券も多いですよ。

近鉄の車内発券機は、特急券も出せるので、なかなかの優れものですよ。座席指定は出来ませんがね

No title * by 札学鉄研OB会
>虹色釜さん

携帯発券機が使用される機会は結構多いのですね。
確かに三岐線はホームが同じですから、駅での出札を介さずそのまま乗り換える乗客は多いでしょうね。

ところで、3年前に遭遇したレアケースなのですが、私が山手線を利用していた時の事です。
その時は外回り電車の、最後尾の乗務員室の近くに座っていました。
新橋を出た後、編成前方からおもむろに一人の男性が乗務員室へ歩いていき、車掌に「無人駅から乗ったので発券してくれ」と言い出したのです。
まず山手線に無人駅などある訳がなく、都内全域で見ても八高線や青梅線くらいしか無人駅がありません。
当然、池袋運輸区や大崎運輸区の車掌が携帯発券機を持っている筈が無いため、その乗客には駅窓口へ申告するように促していました。
乗り越し精算ならまだしも、車掌へ切符の購入を申し込む様子を東京都23区内の通勤電車で見る事になるとは思いませんでした。

(叡電デナ22@札幌市在住)

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2016-07-09 (Sat)

2016/5東海旅行【5】 美濃市駅から名古屋駅まで

2016/5東海旅行【5】 美濃市駅から名古屋駅まで

16時過ぎに旧・名鉄美濃駅を出発。徒歩移動で長良川鉄道の美濃市駅に行きました。駅前のモニュメントには、東京音頭や蘇州夜曲など歌謡曲の作詞で知られる詩人・西條八十の手による短詩が記されています。長良川  鮎は落ちても  また来ておくれ  も山紅葉の燃えるころのどかな秋の濃尾平野を流れる一筋の清流が目蓋に浮かんできますね。最後に「作詞・西條八十 作曲・中山晋平」とクレジットが為されている事から(中山氏は東...

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2016-07-07 (Thu)

2016/5東海旅行【4】 美濃町線の遺構、旧・名鉄美濃駅

2016/5東海旅行【4】 美濃町線の遺構、旧・名鉄美濃駅

15:02、定刻より13分遅れで美濃バス停に到着した岐阜バス中濃庁舎行き。岐阜バスターミナルから1時間ほどバスに揺られ、ようやく目的地である旧・名鉄美濃駅に到着しました。2005年4月を以って全廃となった岐阜県内の名鉄600V線(岐阜市内線・揖斐線・美濃町線)ですが、その頃は既に関市から美濃市内までの区間が残っていませんでした。美濃町線新関~美濃間が廃止されたのは1999年4月の事で、その直後に美濃市が文化的観光資源...

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