タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2024-02-13 (Tue)

志度線房前駅における旧名古屋市営車の発着風景

志度線房前駅における旧名古屋市営車の発着風景

前回記事では香川県高松市牟礼町原622-1(旧:木田郡牟礼町原622-1)にある、高松琴平電気鉄道の房前(ふさざき)駅を取り上げました。当駅の北側では線路が海岸に沿ってスラロームを描いています。この曲がりくねった線路を見下ろせる房前公園は撮影の名所。志度湾の海岸線を駆け抜ける電車の勇姿を捉える事が出来ると評判です。。しかし訪問当日は斜面の木々が伸びており、残念ながら見晴らしが悪い状態でした。仕方がないので房...

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2024-02-11 (Sun)

志度線房前駅 「海女の玉取り伝説」に登場する藤原房前

志度線房前駅 「海女の玉取り伝説」に登場する藤原房前

香川県は高松市牟礼町原622-1(旧:木田郡牟礼町原622-1)にある、高松琴平電気鉄道の房前(ふさざき)駅。瀬戸内海に繋がる志度湾の西岸に位置する駅で、海岸との距離は約90mです。先日取り上げた塩屋駅と同様、こちらも現地に「房前」という地名はありません。ただし駅から約264m北に「房前ノ鼻」という小さな岬があり、これが駅名の由来となっているようです。では房前の語源は何かと言うと、どうやら志度に伝わる「海女の玉取...

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2024-02-06 (Tue)

志度線琴電屋島駅[2] 駅舎手前に残る軌道線時代の低床ホーム

志度線琴電屋島駅[2] 駅舎手前に残る軌道線時代の低床ホーム

前回記事はこちら。引き続き香川県は高松市屋島中町270-1にある、高松琴平電気鉄道の琴電屋島(ことでんやしま)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、駅舎の内外については既に書いたとおりです。今回はプラットホームの様子を見ていきましょう。ホーム側から駅舎を眺めた様子。手前に低い石垣がありますが、これは軌道線時代のプラットホームだそうです。既に触れたとおり志度線は、前身に当たる東讃電気軌道が軌道法に則り...

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2024-02-04 (Sun)

志度線琴電屋島駅[1] 江戸時代まで文字通りの「島」だった台地

志度線琴電屋島駅[1] 江戸時代まで文字通りの「島」だった台地

香川県は高松市屋島中町270-1にある、高松琴平電気鉄道の琴電屋島(ことでんやしま)駅。地名の「屋島」とは元々、駅の北側に広がる卓状台地を指す名称です。その名の通り大昔は瀬戸内海に浮かぶ「島」で、まっ平らな山頂から麓に向かって傾斜した姿が屋根に似ています。平安時代の屋島には「屋嶋城(やしまのき)」という平家の城砦があり、瀬戸内海の制海権を握る上で重要な軍事拠点だったといいます。1185年3月22日(旧暦:元暦...

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2024-01-26 (Fri)

志度線塩屋駅 今は無き牟礼塩田と琴電直営海水浴場

志度線塩屋駅 今は無き牟礼塩田と琴電直営海水浴場

香川県は高松市牟礼町大町1052-5(旧:木田郡牟礼町大町1052-5)にある、高松琴平電気鉄道の塩屋(しおや)駅。瀬戸内海に繋がる志度湾の西岸に位置する駅です。海岸との距離は300mほどで、昭和の一時期は「沿線で海水浴ができる唯一の駅」として知られたそうです。駅名は「塩屋」ですが、実を言うと現地に同様の地名はありません。高松市で「塩屋」の2文字が付く地名は2024年1月現在、瓦町駅の北東にある「塩屋町」しか見当たらな...

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2023-11-13 (Mon)

長尾線農学部前駅 廃業した個人商店に残る「出札窓口」

長尾線農学部前駅 廃業した個人商店に残る「出札窓口」

香川県は木田郡三木町池戸2852-6にある、高松琴平電気鉄道の農学部前(のうがくぶまえ)駅。その名のとおり香川大学三木町農学部キャンパス(旧:香川県立農科大学)の最寄駅で、約100m北に農学部の広大な敷地が広がっています。構内には図書館、研究室、希少糖精算ステーション、環境調節実験家畜飼育室、RI実験室、体育館などの施設が集まります。周辺は昔ながらの住宅街で、入り組んだ細い道路の沿線に古い民家が多く並びます。...

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2023-11-11 (Sat)

琴電がホームに設置している電飾式「前駅発車案内標」

琴電がホームに設置している電飾式「前駅発車案内標」

香川県高松市近郊で生活の足を担う高松琴平電気鉄道。琴平線32.9km、長尾線14.6km、志度線12.5kmの総距離60kmに及ぶ路線網を展開しています。駅については合計53駅を設けており、このうち有人駅は14駅、無人駅は39駅です。駅業務は2000年代の一時期、子会社のことでんサービス㈱に委託していましたが、現在は全駅が直営に戻っています。もちろん駅員の採用活動も琴電本体が実施しており、雇用形態は正社員で入社後3ヶ月間の試雇期...

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2023-11-09 (Thu)

高徳線三本松駅[2] ホーム東端のCTC設備と保線区・電気区の旧駐在

高徳線三本松駅[2] ホーム東端のCTC設備と保線区・電気区の旧駐在

前回記事はこちら。引き続き香川県は東かがわ市三本松(旧:大川郡大内町三本松152)にある、JR四国の三本松(さんぼんまつ)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、待合室の様子については既に取り上げたとおりです。今回はプラットホームと関連施設を見ていきましょう。ホーム側から駅舎を眺めた様子。庇には緑色の波トタン板を葺いており、赤茶色の瓦屋根とは対照的です。ホーム側から改札口を眺めた様子。有人駅とはいえ駅...

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2023-10-31 (Tue)

高徳線三本松駅[1] クレーンメーカーの試験場がある港町

高徳線三本松駅[1] クレーンメーカーの試験場がある港町

香川県は東かがわ市三本松(旧:大川郡大内町三本松152)にある、JR四国の三本松(さんぼんまつ)駅。2003年4月1日の3町合併によって消滅した自治体・大内町(おおちちょう)の代表駅でした。駅前にある大内町役場の用地は現在、東かがわ市役所大内支所に転用されています。三本松は瀬戸内海に沿って市街地を形成しており、駅北の三本松港には香川県が誇る建機用クレーンメーカー・㈱タダノの三本松試験場があります。この試験場で...

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2023-10-29 (Sun)

琴平線岡田駅 水の恩人・岡田久次郎と「レオマワールド」

琴平線岡田駅 水の恩人・岡田久次郎と「レオマワールド」

香川県は丸亀市綾歌町岡田下(旧:綾歌郡綾歌町岡田下)にある、高松琴平電気鉄道の岡田(おかだ)駅。当駅の所在する岡田地区は旧綾歌町の南西に位置する農耕地帯で、駅前集落から少し離れると畑や水田が広がっています。野菜は特にレタス、モロヘイヤ、ブロッコリーの栽培が盛んで、イチジクの生産地でもあるそうです。現在、岡田に住む人々の祖先は弥生時代に定住したと言われています。岡田には万塚古墳群、平石古墳群、滝ノ鼻...

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2023-10-26 (Thu)

琴平線滝宮駅 琴電が始めた2大行事「滝宮納涼」「うそ替え神事」

琴平線滝宮駅 琴電が始めた2大行事「滝宮納涼」「うそ替え神事」

香川県は綾歌郡綾川町滝宮515-3(旧:綾歌郡綾南町滝宮515-3)にある、高松琴平電気鉄道の滝宮(たきのみや)駅。地元では2006年3月21日、綾南町と綾上町の合併によって新自治体・綾川町が発足。旧綾南町役場を綾川町役場として再利用しており、その最寄駅が今回取り上げる滝宮駅なのです。駅裏には滝宮総合病院があり、通院に琴電を利用する人も少なくないそうです。滝宮という地名の由来は、讃岐藤原氏の系譜だとされる武家・瀧...

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2023-10-24 (Tue)

【高松築港駅南】城址の急カーブを曲がる琴電

【高松築港駅南】城址の急カーブを曲がる琴電

前2回の記事では香川県高松市寿町1丁目5-20にある、高松琴平電気鉄道の高松築港(たかまつちっこう)駅を取り上げました。当駅は高松城の西側に位置し、ホーム東端が石垣や内堀と接しています。琴平線・長尾線の列車が発着するターミナルですが、JR四国の高松駅とは離れており乗換が不便というのが悩みどころ。1998年に持ち上がった高架化計画ではJR高松駅に乗り入れる予定でしたが、3年後に琴電が民事再生を申し立てたため着工は...

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2023-10-22 (Sun)

琴平線高松築港駅[2] 高松城の石垣や内堀と接する頭端式ホーム

琴平線高松築港駅[2] 高松城の石垣や内堀と接する頭端式ホーム

前回記事はこちら。引き続き香川県は高松市寿町1丁目5-20にある、高松琴平電気鉄道の高松築港(たかまつちっこう)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史と、高架化計画の廃止によって使用が続く仮駅舎については既に書いたとおりです。今回はラッチ内の様子を見ていきましょう。ラッチ内コンコースの様子。ホームへの通路は二股に分かれています。ラッチ内から改札口を眺めた様子。自動券売機はICカード専用で、右半分を入場口...

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2023-10-19 (Thu)

琴平線高松築港駅[1] 駅ビル解体から20年以上も使っている仮駅舎

琴平線高松築港駅[1] 駅ビル解体から20年以上も使っている仮駅舎

香川県は高松市寿町1丁目5-20にある、高松琴平電気鉄道の高松築港(たかまつちっこう)駅。史跡・高松城の西側に置かれたターミナルで、所属線の琴平線に加え長尾線の直通列車も発着しています。JR四国の高松駅とは直線距離で約200m離れていますが、真っ直ぐ突っ切る事はできないため最短ルートで徒歩5分ほどかかります。道中には交差点があり、信号待ちの手間を考えると乗り換えは不便と言わざるを得ません。駅名が示すとおり北に...

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2023-10-14 (Sat)

【琴電築港線】アーケード街を東西に分断する「片原町踏切」

【琴電築港線】アーケード街を東西に分断する「片原町踏切」

前2回の記事では香川県高松市鶴屋町9-1にある、高松琴平電気鉄道の片原町(かたはらまち)駅を取り上げました。片原町は当駅の南側にある町域で、江戸時代から続く商店街です。戦後間もない頃にヤミ市や赤線地帯が出現した事もありました。そんな商店街を横目に「しあわせさん。こんぴらさん。」ラッピングの1200形1205F(元・京急700形)が駅構内へと滑り込んできました。《ブログ内関連記事リンク》琴平線片原町駅[1] 「コトデン...

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