タタールのくにびき -蝦夷前鉄道趣味日誌-

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2024-02-20 (Tue)

北陸本線春江駅[2] 無人化後も残る宿直室の洗濯機と軌道検査班詰所

北陸本線春江駅[2] 無人化後も残る宿直室の洗濯機と軌道検査班詰所

前回記事はこちら。引き続き福井県は坂井市春江町中筋1-1(旧:坂井郡春江町中筋1-1)にある、JR西日本の春江(はるえ)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史と待合室については既に書いたとおりです。今回はラッチ内の様子を見ていきましょう。ラッチ内から改札口を眺めた様子。引き戸の手前にパイプのラッチと、投入口を傾斜させた集札箱を備えています。ラッチは駅員の立ちスペースを2ヶ所配置しています。JR西日本 国鉄 ...

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おはようございます。 * by 闘将ボーイ
前回からも楽しみに読ませていただいております。
以前もお話したかと思いますが、私が国鉄を
去る数年前に「保線区で働く国鉄職員が勤務中に
洗濯をしていた。」と言う事をマスコミが
大々的に取り上げて、「勤務中に制服を洗うとは
何事だ。」なんて事件?になった事がありました。
これは、当時電車のトイレがタンク式ではなく
そのまま線路に落ちるタイプだったのです。
なので線路で保線作業をする職員がそれを
浴びてしまう事が多々あり、仕方なく洗濯や
入浴をしていたのです。
この駅に洗濯機が残っているのも、万が一の
時の為だと想像しました。

前回もそうですが、よくお調になっているな。
と感動しました。
これからもよろしくお願いします。

Re: おはようございます。 * by 叡電デナ22
闘将ボーイさん

どうも、こんばんは。
お褒めの言葉をいただき、誠にありがとうございます。
ブログを書く上で大変励みになります。

なるほど、駅の洗濯機は黄害対策の手段でもあったのですね!
それは盲点でした。
こうした事情もあるのに「勤務中に洗濯するな」と叩くマスコミには本当に困ったものです。
大阪車掌区で車掌長をなさっていた坂本衛さんのお話によると、当時は機関区にもマスコミが忍び込んで昼前の食事風景を撮影し、「国鉄の機関士は11時から昼食を取っている!」という記事を書こうとしたそうですね。
そこを職員達が取り押さえて詰問したら、自らの悪意を白状したという事です。

今は保線作業員が黄害に悩む事もありませんが、よくよく考えれば雨の中でも作業に当たる訳ですから、泥で作業服が汚れる事もあるかと思います。
春江駅の洗濯機も、保線作業員が汚損した服を洗えるように残しているのでしょうね。

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2024-02-18 (Sun)

北陸本線春江駅[1] 特産の絹織物やレーヨン製品を発送した駅

北陸本線春江駅[1] 特産の絹織物やレーヨン製品を発送した駅

福井県は坂井市春江町中筋1-1(旧:坂井郡春江町中筋1-1)にある、JR西日本の春江(はるえ)駅。2006年3月20日の合併まで存在した自治体・春江町(旧:春江村)の中心部に置かれた駅です。福井県では古来より絹織物の生産が盛んで、県外にも「越前織」の名が広く知れ渡っています。県内の年平均湿度は76%で、絹織物の生産に最適な気候だといいます。絹織物は湿度が高くじめじめした環境だと、金筬と絹糸の間に静電気が起こらず織...

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2023-08-26 (Sat)

石川線野町駅[2] 沿線の盆踊り「野々市じょんから節」の発車メロディ

石川線野町駅[2] 沿線の盆踊り「野々市じょんから節」の発車メロディ

前回記事はこちら。引き続き石川県は金沢市野町5丁目6にある、北陸鉄道の野町(のまち)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史、バス乗り場の様子については既に書いたとおりです。今回は電車乗り場の様子を見ていきましょう。待合室の様子。かなりイビツな間取りで、東側に3ヶ所のトイレを設けています。出札窓口と自動券売機。野町駅は北鉄自動車学校の取次所に指定されており、出札窓口に入校申込書を提出する事ができます。...

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2023-08-24 (Thu)

石川線野町駅[1] 松金線・金沢市内線と接続したターミナル

石川線野町駅[1] 松金線・金沢市内線と接続したターミナル

石川県は金沢市野町5丁目6にある、北陸鉄道の野町(のまち)駅。所在地の野町は金沢市中心部の南方に位置し、北陸街道(国道157号線)によって町域が東西に二分されています。もとい野町は清冽な泉がいくつも湧き出ていた事から「泉野」と呼ばれ、いつの頃からか単に「野」と略称するようになったそうです。1594年には加賀藩祖・前田利家が犀川大橋を建設し、金沢の城下町と泉野を繋ぐ交通の便を改善しました。しかし当時の泉野は...

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2023-08-21 (Mon)

【廃線跡】北陸鉄道金沢市内線との併用橋だった「犀川大橋」

【廃線跡】北陸鉄道金沢市内線との併用橋だった「犀川大橋」

金沢市内の最高峰・奈良岳を水源とし、日本海まで注ぐ犀川(さいがわ)の中流に架かる犀川大橋。ここは金沢市中心街の一角、千日町・野町1丁目・片町1丁目の3町域が重なる境界です。国道157号線の緩やかな坂の途中、ビルと日本建築が入り混じる町並みに美麗なワーレントラスの姿を見る事ができます。金沢市史編さん委員会(1998)『金沢市史 資料編17 建築・建設』p.396より引用犀川大橋は1594年、加賀藩祖・前田利家によって架橋...

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2023-08-19 (Sat)

石川線加賀一の宮駅[2] 様々な鉄道資料を展示する駅事務室

石川線加賀一の宮駅[2] 様々な鉄道資料を展示する駅事務室

前回記事はこちら。引き続き石川県は白山市白山町レ59(旧:石川郡鶴来町白山町レ59)にあった、北陸鉄道の加賀一の宮(かがいちのみや)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史をはじめ、現存する駅舎や旧ホームについては既に書いたとおりです。木造駅舎は基本的に毎週火曜日を休館日としていますが、祝日の場合はその限りではありません。開放時間は8:30~17:00。冬期間(1~3月)は1月1日~4日と土日祝のみ開館します。石川線...

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2023-08-13 (Sun)

石川線加賀一の宮駅[1] 有形文化財に登録された入母屋造の駅舎

石川線加賀一の宮駅[1] 有形文化財に登録された入母屋造の駅舎

石川県は白山市白山町レ59(旧:石川郡鶴来町白山町レ59)にあった、北陸鉄道の加賀一の宮(かがいちのみや)駅。所在地の白山町は「白山信仰」で有名な白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の門前町で、手取川の畔には716年~1480年の764年間に渡り鎮座した「古宮跡」もあります。白山信仰の起こりは717年、越前の泰澄(たいちょう)という僧侶が初めて白山に登頂し、修行の中で白山の神々の姿を見た事に端を発するといいます。そ...

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2023-08-10 (Thu)

北陸鉄道石川線鶴来~加賀一の宮間の廃線跡を辿る[2]

北陸鉄道石川線鶴来~加賀一の宮間の廃線跡を辿る[2]

前回記事はこちら。引き続き2009年11月1日付で廃止された、北陸鉄道石川線鶴来~加賀一の宮間2.1kmの廃線跡を見ていきましょう。既に鶴来駅から中鶴来駅までの0.8kmを辿りました。今回は中鶴来駅から加賀一の宮駅までの1.3kmを辿っていきましょう。プラットホームが残る中鶴来駅跡の付近には、北陸電力の水力発電所(鶴来発電所)と変電所があります。廃線跡はこれら施設に挟まれつつ、更に南へと続きます。交差点を横断すると、変...

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2023-08-08 (Tue)

北陸鉄道石川線鶴来~加賀一の宮間の廃線跡を辿る[1]

北陸鉄道石川線鶴来~加賀一の宮間の廃線跡を辿る[1]

野町~鶴来間13.8kmを結び、金沢近郊の通勤通学輸送を担う石川線。ローカル私鉄の例に漏れず赤字を抱えながらも、地域の重要な交通手段として営業を続けてきました。北陸鉄道は黒字経営の高速・貸切バス事業で得た収益を活かし、鉄道事業の赤字を穴埋めしてきたのです。しかし2019年度末からコロナ禍が到来すると、バスの利用者も一気に減少し鉄道の赤字を補填できなくなってしまいました。北陸鉄道は石川線を自社単独で存続するの...

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2023-08-06 (Sun)

石川線中鶴来駅跡 病院の駐車場に残るプラットホーム

石川線中鶴来駅跡 病院の駐車場に残るプラットホーム

石川県は白山市鶴来水戸町井(旧:石川郡鶴来町水戸町井)にあった、北陸鉄道の中鶴来(なかつるぎ)駅。所在地である水戸町は5つの小区分を設けているのですが、これが実に変則的です。何しろ2~4丁目の助数詞3区分と、1文字だけの「ク」「井」2区分が混在するのです。助数詞は何故か1丁目が欠番になっていますね。「ク」「井」のような1文字住所は石川県内に多く見られ、鶴来町内でも例えば水戸町に隣接する鶴来新町は5つある小...

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2023-08-01 (Tue)

石川線鶴来駅[3] 北陸鉄道の「鉄道部」が本部を置く車両工場

石川線鶴来駅[3] 北陸鉄道の「鉄道部」が本部を置く車両工場

前回記事はこちら。引き続き石川県は白山市鶴来本町4丁目(旧:石川郡鶴来町本町4丁目)にある、北陸鉄道の鶴来(つるぎ)駅を取り上げましょう。第1回では駅の大まかな歴史、第2回では駅構内の様子を見てきました。今回は駅裏に所在する北陸鉄道の「鉄道部」について書きましょう。もとい北陸鉄道㈱鉄道部は「鉄軌道部」という名称で、鉄道各線(石川総線・浅野川線・金石線・小松線・加南線・能登線)と軌道線(金沢市内線)を運...

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2023-07-30 (Sun)

石川線鶴来駅[2] 高校生が制作した「ほうらい祭り唄」の発車メロディ

石川線鶴来駅[2] 高校生が制作した「ほうらい祭り唄」の発車メロディ

前回記事はこちら。引き続き石川県は白山市鶴来本町4丁目(旧:石川郡鶴来町本町4丁目)にある、北陸鉄道の鶴来(つるぎ)駅を取り上げましょう。駅の大まかな歴史は既に書いたとおりです。今回は駅構内の様子を見ていきましょう。コンコースの様子。床はホームに向かって緩やかな上り坂となっています。天井は高く、ワイヤーで2組の蛍光灯を吊るしています。正面玄関の脇に床置き型エアコンを備えています。床置き型エアコンには...

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2023-07-28 (Fri)

石川線鶴来駅[1] 北陸最古の神社・金劔宮の門前町

石川線鶴来駅[1] 北陸最古の神社・金劔宮の門前町

石川県は白山市鶴来本町4丁目(旧:石川郡鶴来町本町4丁目)にある、北陸鉄道の鶴来(つるぎ)駅。2005年2月1日の大合併により消滅した自治体・鶴来町の中心街に置かれた駅で、石川線の終点でもあります。鶴来は手取川の扇状地にあり、白山麓と加賀平野の接点に位置する事から交通の要衝として発展してきました。町内には北陸最古の神社と謳われる「金劔宮(きんけんぐう)」があり、古くは劔宮(つるぎのみや)とも呼ばれました。...

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2022-10-23 (Sun)

石川線野々市工大前駅 「金沢工大」だけど所在地は野々市市内

石川線野々市工大前駅 「金沢工大」だけど所在地は野々市市内

石川県は野々市市本町2丁目にある、北陸鉄道の野々市工大前(ののいちこうだいまえ)駅。金沢近郊のベッドタウン・野々市の市内東部に置かれた駅です。「野々市工大前」という駅名の由来は、駅から約163m東方にある金沢工業大学です。「金沢」の2文字を冠してはいるものの、実際の住所は野々市市高橋町である事から、敢えて駅名を「金沢工大前」にはしなかったようです。金沢工業大学は1965年4月1日に開学した4年制大学で、工学部...

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2022-10-19 (Wed)

北陸鉄道の保線を担う建設会社「コントラック」の軌陸バックホー

北陸鉄道の保線を担う建設会社「コントラック」の軌陸バックホー

2022年10月8日~10日の3連休は石川県・福井県へ旅行に行ってきました。2日目の10月9日は朝一で北陸鉄道石川線に乗車。目星を付けた5駅をじっくり撮影し、更に廃止区間(鶴来~加賀一の宮間)を徒歩で辿ってきました。その途上、駅構内を撮影するべく野々市工大前駅に降り立つと、駅前広場のショベルカーに目を奪われました。地面養生のために敷かれた鉄板に乗っかり、その四方にはバリケードが施されていました。足回りを見るとク...

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